Application メソッド (Excel)

メソッド

名前

説明

ActivateMicrosoftApp

Microsoft のアプリケーションをアクティブにします。実行中のアプリケーションに対して適用されると、そのアプリケーションがアクティブになり、実行中でないアプリケーションに対して適用されると、そのアプリケーションの新しいインスタンスを生成します。

AddCustomList

ユーザー設定のオートフィルとユーザー設定の並べ替え順序のいずれか一方、または両方に使うユーザー設定リストを追加します。

Calculate

計算を実行します。計算の対象となるのは、開かれているすべてのブック、ブック内の特定のワークシート、ワークシート内の指定されたセル範囲のいずれかです。計算対象と指定例は、次のとおりです。

CalculateFull

開かれているすべてのブックに含まれているデータの全計算を実行します。

CalculateFullRebuild

開いているすべてのワークシートで、データをすべて計算し、依存を再構築します。

CalculateUntilAsyncQueriesDone

OLEDB および OLAP データ ソースへの保留中のすべてのクエリを実行します。

CentimetersToPoints

センチメートル単位の数値を、ポイント (1 ポイントは、0.35 mm) 単位に変換します。

CheckAbort

Excel アプリケーションの再計算を停止します。

CheckSpelling

指定された単語のスペルをチェックします。

ConvertFormula

数式のセル参照を変換します。A1 形式と R1C1 形式の変換、相対参照と絶対参照の変換、またはその両方の変換が可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。

DDEExecute

指定された DDE チャネルを経由して、他のアプリケーション内でコマンドまたは動作を実行します。

DDEInitiate

アプリケーションへの DDE チャネルを開きます。

DDEPoke

アプリケーションにデータを送ります。

DDERequest

指定されたアプリケーションの情報を返します。このメソッドは、常に配列を返します。

DDETerminate

ほかのアプリケーションへのチャネルを閉じます。

DeleteCustomList

ユーザー設定リストを削除します。

DisplayXMLSourcePane

[XML ソース] 作業ウィンドウを開き、XmlMap 引数によって指定された XML マップを表示します。

DoubleClick

DoubleClick メソッドは、アクティブ セルをダブルクリックする操作に相当します。

Evaluate

Microsoft Excel 名をオブジェクトまたは値に変換します。

ExecuteExcel4Macro

Excel 4.0 マクロ関数を実行し、関数の結果を返します。値の取得および設定が可能です。取得する型の種類は、対象の関数によって異なります。

FindFile

[ファイルを開く] ダイアログ ボックスを表示します。

GetCustomListContents

ユーザー設定リストを文字列の配列として返します。

GetCustomListNum

任意の文字列の配列に対応する、ユーザー設定リストの番号を返します。このメソッドは、組み込みリストとユーザー設定リストの両方で使えます。

GetOpenFilename

ユーザーからファイル名を取得するために、[ファイルを開く] ダイアログ ボックスを表示します。ダイアログ ボックスで指定したファイルは、実際には開かれません。

GetPhonetic

指定した文字列の日本語のふりがなを取得します。このメソッドは、Microsoft Office の言語の設定で日本語が選択またはインストールされている場合にのみ利用できます。

GetSaveAsFilename

標準の [名前を付けて保存] ダイアログ ボックスを表示し、実際にファイルを保存することなくユーザーからファイル名を取得します。

Goto

任意のブック内の任意のセル範囲や Visual Basic のプロシージャを選択します。そのブックがアクティブでなければアクティブにします。

Help

ヘルプ トピックを表示します。

InchesToPoints

インチ単位の数値をポイント単位に変換します。

InputBox

ユーザー入力用のダイアログ ボックスを表示します。表示したダイアログ ボックスに入力された情報を返します。

Intersect

複数のセル範囲の共有セル範囲を表す Range オブジェクトを返します。

MacroOptions

[マクロ オプション] ダイアログ ボックスに対応するオプションを指定します。このメソッドを使用すると、[関数の挿入] ダイアログ ボックスの組み込みの分類または新しい分類にユーザー定義関数 (UDF) を追加することもできます。

MailLogoff

Excel で確立した MAPI メール セッションを終了します。

MailLogon

MAPI Mail または Exchange にログ インして、メール セッションを確立します。Mail が起動されていない場合は、メールやドキュメントの回覧機能を使う前に、このメソッドでメール セッションを確立しておく必要があります。

NextLetter

指定された Visual Basic キーワードは Macintosh でのみ使用されます。このキーワードに関する詳細については、Office Macintosh Edition の言語リファレンスのヘルプを参照してください。

OnKey

特定のキー、またはキーの組み合わせを押したときに、指定されたプロシージャを実行します。

OnRepeat

[繰り返す] に表示する項目を設定します。また、このプロパティを設定するプロシージャが実行された後で [繰り返す] コマンドを選択した場合に実行されるプロシージャ名を設定します。

OnTime

指定された時刻 (特定の日時、または特定の期間の経過後) にプロシージャを実行します。

OnUndo

このプロパティを設定するプロシージャの実行後に [元に戻す] コマンドをクリックしたときに実行される [元に戻す] コマンドのテキストと実行されるプロシージャの名前を設定します。

Quit

Excel を終了します。

RecordMacro

マクロ記録機能がオンであれば、コードを記録します。

RegisterXLL

XLL ファイルのコード リソースを読み込み、その中に含まれた関数とコマンドを自動的に登録します。

Repeat

ユーザーが最後に行った操作を繰り返します。

Run

マクロの実行または関数の呼び出しを行います。この構文では、Visual Basic、または Excel マクロ言語で書かれたマクロ、あるいは、DLL や XLL に含まれる関数が実行できます。

SendKeys

アクティブなアプリケーションにキー コードを転送します。

SharePointVersion

指定した URL のサイトで実行されている SharePoint Foundation インスタンスのバージョン番号を返します。

Undo

ユーザーが最後に実行した操作を取り消して元に戻します。

Union

2 つ以上のセル範囲の集合を返します。

Volatile

ユーザー定義関数を自動再計算関数にします。自動再計算関数は、ワークシートのいずれかのセルで計算が行われるたびに再計算を行います。これに対して非自動再計算関数では、入力した変数の値が変わったときにだけ再計算を行います。このメソッドは、ワークシートのセルを計算するユーザー定義関数の内部で使わなければ効果がありません。

Wait

実行中のマクロを指定の時刻まで停止します。指定の時間に達した場合、True を返します。