Microsoft Windows ユーザー エクスペリエンス FAQ

Microsoft Corporation
Compiled by the Windows User Experience Team

March 2001
日本語版最終更新日 2001年8月20日

FAQ

「ユーザー エクスペリエンス」とはどういう意味ですか?
タスクバーがスクリーンの下部にあるのはなぜですか?
アプリケーションには SDI と MDI のどちらを使用するべきですか?
縦方向 (横向き) のテキストは使用するべきですか?
コントロール内のテキストが編集可能であるかどうかを示す方法は?
Windows 2000 で使用されているアイコンについての情報の入手方法は?

「ユーザー エクスペリエンス」とはどういう意味ですか?

ユーザー エクスペリエンスとは、ユーザーがコンピュータを使って行うすべてのタスクを含む表現です。これには、コンピュータを箱から取り出してケーブルを接続するところから、コンピュータをブートし、ハードウェアとソフトウェアをインストールして使用するところまでが含まれます。

ユーザー エクスペリエンスの多くの部分には、ユーザーがスクリーン上に見る単語、ダイアログ ボックス、アイコン、画像、およびアニメーションなどが含まれます。また、ユーザー エクスペリエンスの重要な部分には、目に見えないもの、さらには無形のものも含まれます。これには、ユーザーがプログラムのスタートアップまでに待たなくてはならない時間、コンピュータのエラーの処理方法、ユーザーが開始することなく自動的に起こるタスクなどがあります。

「ユーザー インターフェイス」という言葉と「ユーザー エクスペリエンス」という言葉を比較すればわかりやすいでしょう。ユーザー インターフェイスはタスクを実行するためにユーザーによるアクションを必要としますが、優れたユーザー エクスペリエンスはユーザー インターフェイスなしで実現することができます。

タスクバーがスクリーンの下部にあるのはなぜですか?

ユーザーは、アクティブ ウィンドウによって表現されている現在のタスクに注意を払っており、このウィンドウはメニュー バーによって管理されています。アクティブ ウィンドウのメニュー バーは重要なものなので、ウィンドウの上部、通常はスクリーンの上部近くに置かれます。調査によると、大部分のユーザーは同時に複数のアプリケーションを実行したいとは考えていません。実際、多くのユーザーは複数のアプリケーションが起動されていると混乱します。タスクバーは、主に複数の実行中のアプリケーションを管理するという、ほとんどのユーザーにとっては比較的まれにしか行わないタスクのためのものなので、MicrosoftR WindowsR オペレーティング システムはデフォルトでこれをスクリーンの下部に置いています。

注: ユーザーは、非アクティブなタスクバー エリアをクリックしてドラッグすることによって、上辺を含むスクリーンの任意の辺にタスクバーを移動することができます。

アプリケーションには SDI と MDI のどちらを使用するべきですか?

大部分のプロダクティビティ アプリケーションには SDI (シングル ドキュメント インターフェイス) が適しています。MDI (マルチドキュメント インターフェイス) は依然として使用されていますが、今日のユーザーとオペレーティング システムにはあまり合っていません。ユーザーはより単純で使いやすいソフトウェアを求めています。SDI は、大部分のユーザー、特にコンシューマとホーム ユーザーがより簡単に理解できる単純なインターフェイスを備えています。多くのユーザーは、MDI インターフェイスで子ウィンドウが親ウィンドウの中にロックされているとフラストレーションを感じます。また、MDI アプリケーションの中のウィンドウは、タスクバーでは切り替えることができません。

特殊なアプリケーションを開発していて、MDI インターフェイスの採用を考えている場合には、ワークブックやプロジェクトなど、MDI の代わりになるデザインも検討するようにしてください。

SDI、MDI、およびその他のウィンドウ管理モデルとそれらの間のトレードオフの解説については、『Microsoft Windows User Experience』 (Microsoft Press) の Chapter 10 を参照してください。これはオンラインでも参照することができます。http://msdn.microsoft.com/library/ms997505.aspx

縦方向 (横向き) のテキストは使用するべきですか?

アルファベット文字をベースにした言語の読者は、文字の形状のグループを認識することによって文章を読みます。テキストが横向きに書かれていると、ユーザーは個々の文字を読み、それらを単語に組み合わせなくてはなりません。これには時間がかかりますし、文章が読みづらくなります。さらに、ユーザビリティ テストによると、多くのユーザーはユーザー インターフェイスに横向きのテキストがあっても、その存在に気づきさえしません。これらの理由から、ソフトウェアの中で縦方向のテキストを使用するのは避けるべきです。

コントロール内のテキストが編集可能であるかどうかを示す方法は?

Windows アプリケーションは、ユーザーがコントロール内のテキストを編集できるかどうかを、色を使って示します。以下の色を使用してください。

  • 背景色上の黒のテキストは、そのテキストが単なる情報であり、変更できないことを意味します。
  • 白い領域は、テキストが変更可能であることを示します。
  • グレイアウト、または「エングレーブ」されたテキスト (使用不能にされたメニュー項目など) は、テキストが一時的に変更不可能になっているが、別のコンテキストでは変更可能であるかもしれないことを意味します。

コントロールの詳細については、『Microsoft Windows User Experience』の Chapter 8 を参照してください。これはオンラインでも参照することができます。 http://msdn.microsoft.com/library/ms997490.aspx

ビジュアルな外見についての詳しい情報は Chapter 14、特に「Visual States for Controls」の節にあります。オンラインでは次の場所にあります。http://msdn.microsoft.com/library/ms997615.aspx

Windows 2000 で使用されているアイコンについての情報の入手方法は?

Windows 2000 で使われている主なアイコンについては、『Microsoft Windows User Experience』の Chapter 14 に図と解説があります。これはオンラインでも参照することができます。 http://msdn.microsoft.com/library/ms997621.aspx.

ツールバー画像のライセンシングの詳細については、「マイクロソフトの商標や著作物の使用について」を参照してください。

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