マネージ コードの使用に関するヒント
マネージ コードの使用に関するヒント
このトピックでは、Microsoft® DirectX® のマネージ コードとドキュメントをインストールして使う基本的な方法について説明する。次の内容について説明する。
- Managed DirectX を利用するには
- Managed DirectX サンプル アプリケーションの使い方
- DirectX アプリケーションのデバッグ
- Visual Studio .NET での Managed DirectX ドキュメントの使い方
- DirectX ヘルプ ドキュメントの使い方
Managed DirectX を利用するには
https://msdn.microsoft.com/net/ https://www.microsoft.com/japan/msdn/netframework/downloads/ から Microsoft .NET ランタイム (再領布パッケージ) をインストールする。これにより、.NET ランタイムを含む .NET Framework がローカル コンピュータにインストールされる。.NET ランタイムは、マネージ コード アプリケーションが必要とする一連のダイナミック リンク ライブラリ (DLL) である。SDK (Software Development Kit) をすべてインストールしてもかまわないが、必要なものはランタイムだけである。
DirectX の Web サイトまたは MSDN Downloads のグラフィックスとマルチメディアのセクションまたは日本の DirectX Developer Center から、DirectX 9.0 SDK をダウンロードする。SDK には、DirectX アプリケーションを実行するために必要な DirectX DLL のセットが含まれている。
注 このリリースをインストールする前に、DirectX の旧バージョンをアンインストールすること。旧バージョンを削除するには、[コントロール パネル] の [アプリケーションの追加と削除] を使う。マネージ コード用に開発されたアプリケーションは、実行する前に、DirectX 9.0 がインストールされていることを確認する必要がある。
Managed DirectX サンプル アプリケーションの使い方
サンプル アプリケーション用のテスト済みコードは、DirectX 9.0 SDK フォルダの Samples フォルダにある。Managed DirectX では、Microsoft Visual Basic® .NET と C# のサンプル アプリケーションを利用できる。
DirectX の各技術について、以下のフォルダ構造が用意されている。
- C# フォルダまたは VB.NET フォルダ:マネージ コード用に特別に作成されたさまざまなアプリケーションが収められている。各サブフォルダには完全な Microsoft Visual Studio® プロジェクトおよびソリューションがあるので、簡単に実行してみることができる。
- Bin サブフォルダ:ダブルクリックして実行できるコンパイル済みのアプリケーションが収められている。
- Tutorials サブフォルダ (Microsoft Direct3D® および Microsoft DirectPlay® のみ):動作する完全なアプリケーションの作成方法を順を追って示すサンプル アプリケーションが収められている。Direct3D C# チュートリアルの詳細な説明については、「Direct3D のチュートリアル」を参照すること。
DirectX アプリケーションのデバッグ
DirectX マネージ アプリケーションからデバッグ情報を取得するには、次の 2 種類の方法がある。
Visual Studio .NET 統合開発環境 (IDE) から:
- Visual Studio .NET IDE の [ソリュション エクスプローラ] ペインで、プロジェクト (ソリューションではなく) を右クリックし、[プロパティ] をクリックする。
- 左側の [構成プロパティ] フォルダをクリックし、[デバッグ] をクリックする。
- [デバッグ] オプションにおいて、[アンマネージ デバッグを有効にする] を True に設定する。この項目は、デフォルトでは False に設定されている。
Dbmon.exe から (Microsoft Windows® 2000 および Windows XP でのみ動作する):
- コマンド ウィンドウで Dbmon.exe を実行する。このツールは、(SDK ルート)\bin\dxutils にある。
Visual Studio .NET での Managed DirectX ドキュメントの使い方
上記の手順を使って SDK をロードすると、Visual Studio からドキュメントを読むことができるようになる。次に示すように、Visual Studio の [ヘルプ] メニューで、目次を開くには [目次] をクリックし、キーワードで検索する場合は [インデックス] をクリックし、ドキュメントのテキスト検索を行うには [検索] をクリックする。
Visual Studio でコードの上にカーソルを移動すると、関連するクラス、メソッド、プロパティなどについての簡単な説明が表示される。コードをクリックして F1 キーを押せば、詳細な解説と構文を見ることもできる。
DirectX ヘルプ ドキュメントの使い方
DirectX SDK と MSDN® Library の両方から DirectX のドキュメントをインストールすると、Visual Studio のトピックが重複することになる。その場合は、次の手順に従って SDK から DirectX ドキュメントをアンインストールする。
- [コントロール パネル] の [アプリケーションの追加と削除] アイコンをクリックする。
- [Microsoft DirectX 9.0 SDK] を選択し、[変更] をクリックする。
- [InstallShield Wizard] が開いたら、[Next] をクリックする。
- [Modify] をクリックする。[Next] をクリックする。
- [DirectX Documentation] ボックスで [This feature will not be available] をクリックする。
- [Next] をクリックする。ドキュメントは削除される。
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