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Outlook ワークフロー ウィザードのサンプル

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このサンプルでは、ワークフロー デザイナを Windows フォーム アプリケーション内に再ホストすることによって、Visual Studio 外部の個別の開発環境/実行環境を作成する方法を示します。また、ワークフロー オブジェクト モデルを使用してワークフロー定義を作成する方法も示します。この定義は、Visual Studio の代わりにワークフロー デザイナ ツールを使用して表示できます。デザイナをホストするために使用するクラスは、WorkflowView と呼ばれます。このクラスは、Windows フォーム アプリケーション内のワークフロー定義を表示します。

サンプルの使用

このアプリケーションは、Microsoft Office Outlook ルール ウィザードで使用するプロセスを模倣しています。ウィザードの最初の手順を次の図に示します。

Outlook ワークフロー ウィザード

ウィザードの最初の手順では、ルールを実行する対象のフォルダを選択します。フォルダを選択したら、[Next] をクリックするか、直接 [Condition] タブをクリックできます。

2 番目の手順では、次の図のように、影響を受ける電子メールを決定するために使用する条件の種類を定義します。

Outlook ワークフロー ウィザード

[Enter Text Here] をクリックして比較する文字列を指定します。ルールが実行されると、Subject、From、To、CC、または BCC フィールドに対して、指定された文字列の検索が行われます。1 つのルールで使用する条件は 1 つだけです。条件を選択したら、ユーザーが [Next] をクリックします。

その後、ユーザーは、条件の基準を満たす電子メールが見つかったときに実行するアクションを [Actions] タブで定義します。この手順を次の図に示します。

Outlook ワークフロー ウィザード

ユーザーは [Actions] ページで、指定の条件に合致するメッセージに対して実行するアクションとして、自動返信の電子メール、Outlook メモ、Outlook タスクのうちのどれを作成するかを選択できます。アクションを選択したら、ユーザーは [Next] をクリックしてルール選択に進みます。

Outlook ワークフロー ウィザード

[Execute] ページでは、ワークフローを定義する内部ワークフロー オブジェクト モデルを XML にシリアル化して、ワークフロー定義を作成できます。このファイルは、Visual Studio にインポートして表示できます。正しく表示するには、唯一の要件として、このアプリケーション サンプルが使用するアクティビティをワークフロー プロジェクトがインクルードまたは参照している必要があります。

ワークフロー定義が生成されたら、ユーザーは [Compile Workflow Definition] をクリックしてワークフローをコンパイルし、アセンブリを作成します。ワークフロー アセンブリを作成したら、ユーザーは [Start Workflow Definition] をクリックして、ワークフロー定義のインスタンスを実行できます。

ワークフローのテキスト表現が動的に作成され、アプリケーションの [Workflow Description] 領域に表示されます。ワークフローの図による表現が動的に作成され、アプリケーションの [Sequential Workflow] の側に表示されます。

Noteメモ :

このサンプルは、Office 11 で実行するようにデザインされています。Office 12 を使用する場合は、ReadEmailActivity プロジェクト内の参照を変更してください。

サンプルをビルドするには

  1. このトピックの [サンプルのダウンロード] をクリックしてサンプルをダウンロードします。

    ローカル コンピュータのハード ディスクにサンプル プロジェクトがダウンロードされます。

  2. [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、[Microsoft Windows SDK] をポイントし、[CMD シェル] をクリックします。

  3. サンプルのソース ディレクトリに移動します。

  4. コマンド プロンプトで、「MSBUILD <ソリューション ファイル名>」と入力します。

サンプルを実行するには

  • SDK コマンド プロンプト ウィンドウで、OutlookWorkflowWizard\bin\debug フォルダ (このサンプルの VB バージョンでは OutlookWorkflowWizard\bin フォルダ) にある .exe ファイルを実行します (このサンプルでは、メイン フォルダの下にあります)。

    ウィザードは、必ず現在の作業ディレクトリから起動してください。そうしないと、XAML ファイルが正しい位置に作成されません。

関連項目

その他の技術情報

Sequential Workflows
Tutorial: Create a Sequential Workflow
Workflows Overview
Windows Workflow Foundation のサンプル

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