次の方法で共有


構成設定の変更の管理

更新 : 2007 年 11 月

標準の ASP.NET 動作では、構成設定が変更されるとアプリケーションは再起動します。結果、そのアプリケーション インスタンスの状態情報は失われます。

ms228058.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

ファイルを編集できるアクセス許可を持たないユーザーが構成設定を変更しようとした場合、アプリケーションは再起動しません。

構成設定が変更された場合でも、状態情報を保持することが必要な場合があります。ASP.NET では、<appSettings>、<trace>、および外部の構成ファイルと共に使用する任意のカスタム セクションに状態情報を保存できます。外部ファイルのパスは、configSource セクション属性を使用して指定されます。詳細については、「セクションの要素によって継承される全般属性」の「configSource」を参照してください。

外部の構成ファイルには、アプリケーションを再起動しないで変更できる構成設定を保存できます。そのためには、目的の構成セクションの restartOnExternalChanges 属性を false に設定します。標準の動作に戻すには、restartOnExternalChanges 属性を true に設定します。

ms228058.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

悪意のあるユーザーは、サイトを混乱させることを目的としてアプリケーションの再起動を使用することがあります。このため、「ASP.NET 構成の保護」で示されているような厳密な ACL を使用して、Web.config ファイルへのアクセスを保護する必要があります。

外部の構成ファイルに含まれる設定を変更したときの影響の例については、「外部ファイルの構成の変更例」を参照してください。

参照

処理手順

方法 : ConfigurationSection を使用してカスタム構成セクションを作成する

概念

外部ファイルの構成の変更例

ASP.NET 構成の保護

参照

セクションの要素によって継承される全般属性

appSettings 要素 (全般設定スキーマ)

trace 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)

ConfigSource

RestartOnExternalChanges

appSettings 要素 (全般設定スキーマ)

trace 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)

HttpApplicationState