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遷移アクションの詳細

状態遷移アクションを使用すると、ワークフロー内のさまざまな時点で作業項目の遷移を自動化できます。遷移アクションを使用する場合は、次の点に考慮してください。

  • 遷移アクションは省略できます。作業項目インスタンスの現在の状態が、指定されたアクションのアクション エントリを持つ場合、"to" 状態が返されます。そうでない場合、戻り値は Null になります。統合では、Null の戻り値が適切に処理されます。つまり、次のようになります。

    • 処理が中止されません。

    • 必要なアクションが見つからなかったために統合が自動遷移を実行しなかったことを示すトレースまたはログが残されます。

  • 作業項目の種類ごとに、アクションは、From State/Action のペアに対して一意である必要があります。つまり、作業項目の種類の作成者は、同じアクションに対して複数の "to" 状態を指定できません。

  • ただし、同じ遷移における複数のアクションはサポートされており、複数の自動遷移統合を実行できます。次に例を示します。

    <TRANSITION from="Working" to="Ready To Build">
    <ACTIONS>
    <ACTION value="Microsoft.VSTS.Actions.Checkin"/>
    <ACTION value="ADatum.Actions.Complete"/>
    </ACTIONS>
    </TRANSITION>
    
  • アクション名はプログラミング可能な名前であり、英字のみ使用できます。

  • アクション名は、販売元と顧客の間での競合を回避するために、フィールド参照名と同じ参照名前空間規則に従って指定される必要があります。ただし、この規則はツールでは使用されません。Microsoft Visual Studio アプリケーション ライフサイクル管理 では Microsoft.VSTS.Actions.<your action> が使用されます。

参照

概念

状態遷移とアクションの関連付け

遷移の自動化