トリガとイベント通知に関する Transact-SQL の機能強化
Microsoft SQL Server 2005 では、DDL トリガとイベント通知が導入されました。
標準のトリガと同様に、DDL トリガではイベントに応答してストアド プロシージャが実行されます。ただし標準のトリガとは異なり、DDL トリガは DDL ステートメントに応答して実行されます。DDL ステートメントは、主に、CREATE、ALTER、および DROP で始まるステートメントです。DDL トリガは、データベース操作を監査および規制するなどの管理タスクに使用されます。
イベント通知は、DDL とデータ操作言語 (DML) ステートメントに応答して実行され、イベントの追跡も行いますが、ストアド プロシージャは実行されません。代わりに、イベント通知によって Service Broker にサーバー イベントに関する情報が送信されます。またイベント通知は、データベースで発生する変更や操作の記録と確認用に使用されます。
新しいステートメント
新しいステートメント | 説明 |
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サーバー イベントに関する情報を Service Broker に送信するイベント通知を作成します。 |
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現在のデータベースからイベント通知を削除します。 |
機能強化されたステートメント
機能強化されたステートメント | 説明 |
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DDL トリガを作成できます。 |
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DDL トリガを変更できます。 |
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現在のデータベースから DDL トリガを削除するための特殊な構文が含まれます。 |
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サーバーまたはデータベースのイベントに関する情報を返します。DDL トリガまたはイベント通知の本文内では、EVENTDATA 関数が使用されます。 |
参照
関連項目
データ定義言語 (DDL) ステートメント (Transact-SQL)
その他の技術情報
Transact-SQL の新機能と拡張機能 (Transact-SQL)