ROLLBACK WORK (Transact-SQL)

ユーザーが指定したトランザクションを、トランザクションの開始位置までロールバックします。

構文

ROLLBACK [ WORK ]
[ ; ]

解説

このステートメントの機能は、ROLLBACK TRANSACTION の機能と同じです。ただし、ROLLBACK TRANSACTION には、ユーザー定義のトランザクション名を指定できる点が異なります。省略可能な WORK キーワードを指定してもしなくても、この ROLLBACK 構文は SQL-92 構文と互換性があります。

トランザクションを入れ子にしている場合は、ROLLBACK WORK は、最も外側の BEGIN TRANSACTION ステートメントまで常にロールバックし、@@TRANCOUNT システム関数を 0 に減らします。

権限

ROLLBACK WORK 権限は、特に指定のない限り有効なすべてのユーザーに与えられます。

参照

関連項目

BEGIN DISTRIBUTED TRANSACTION (Transact-SQL)
BEGIN TRANSACTION (Transact-SQL)
COMMIT TRANSACTION (Transact-SQL)
COMMIT WORK (Transact-SQL)
ROLLBACK TRANSACTION (Transact-SQL)
SAVE TRANSACTION (Transact-SQL)

その他の技術情報

トランザクションの制御 (データベース エンジン)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手