POWER (Transact-SQL)

更新 : 2006 年 4 月 14 日

指定された式の指定されたべき乗値を返します。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

POWER ( float_expression , y )

引数

  • float_expression
    float 型の (または暗黙的に float 型に変換できる式) です。
  • y
    float_expression のべき乗値を指定します。y には、bit 型を除く、真数型または概数型の式を指定できます。

戻り値の型

float_expression と同じ。

A. 0.0 の結果を示す POWER を使用する

次の例では、演算の結果浮動小数点値でアンダーフローが生じ 0.0 を返します。

SELECT POWER(2.0, -100.0)
GO

以下に結果セットを示します。

------------------------------------------
0.0

(1 row(s) affected)

B. POWER を使用する

次の例では、2 に対する POWER の結果を返します。

DECLARE @value int, @counter int
SET @value = 2
SET @counter = 1

WHILE @counter < 5
   BEGIN
      SELECT POWER(@value, @counter)
      SET NOCOUNT ON
      SET @counter = @counter + 1
      SET NOCOUNT OFF
   END
GO

以下に結果セットを示します。

----------- 
2           

(1 row(s) affected)

----------- 
4           

(1 row(s) affected)

----------- 
8           

(1 row(s) affected)

----------- 
16          

(1 row(s) affected)

参照

関連項目

decimal 型と numeric 型 (Transact-SQL)
float 型と real 型 (Transact-SQL)
int、bigint、smallint、および tinyint (Transact-SQL)
数学関数 (Transact-SQL)
money および smallmoney (Transact-SQL)

その他の技術情報

POWER 指数関数と EXP 指数関数の使用

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴

リリース 履歴

2006 年 4 月 14 日

変更内容 :
  • 構文の numeric_expression 引数を float_expression に変更し、これに関連する引数の説明を書き換えました。