IHostSyncManager
更新 : 2007 年 11 月
共通言語ランタイム (CLR: Common Language Runtime) が、Win32 同期関数を呼び出す代わりに、ホストを呼び出して同期プリミティブを作成できるようにするメソッドを提供します。
interface IHostSyncManager : IUnknown {
HRESULT CreateAutoEvent (
[out] IHostAutoEvent **ppEvent
);
HRESULT CreateCrst(
[out] IHostCrst** ppCrst
);
HRESULT CreateCrstWithSpinCount (
[in] DWORD dwSpinCount,
[out] IHostCrst** ppCrst
);
HRESULT CreateManualEvent (
[in] BOOL bInitialState,
[out] IHostManualEvent **ppEvent
);
HRESULT CreateMonitorEvent (
[in] SIZE_T Cookie,
[out] IHostAutoEvent **ppEvent
);
HRESULT CreateRWLockReaderEvent (
[in] BOOL bInitialState,
[in] SIZE_T Cookie,
[out] IHostManualEvent **ppEvent
);
HRESULT CreateRWLockWriterEvent (
[in] SIZE_T Cookie,
[out] IHostAutoEvent **ppEvent
);
HRESULT CreateSemaphore (
[in] DWORD dwInitial,
[in] DWORD dwMax,
[out] IHostSemaphore **ppSemaphore
);
HRESULT SetCLRSyncManager (
[in] ICLRSyncManager *pManager
);
};
メソッド
メソッド |
説明 |
|---|---|
自動リセット イベント オブジェクトを作成します。 |
|
同期用のクリティカル セクション オブジェクトを作成します。 |
|
同期用のスピン カウントを持つクリティカル セクション オブジェクトを作成します。 |
|
手動リセット イベント オブジェクトを作成します。 |
|
監視対象の自動リセット イベント オブジェクトを作成します。 |
|
リーダー ロックの実装の手動リセット イベント オブジェクトを作成します。 |
|
ライタ ロックの実装の自動リセット イベント オブジェクトを作成します。 |
|
CLR が待機イベントのセマフォとして使用する IHostSemaphore オブジェクトを作成します。 |
|
現在の IHostSyncManager インスタンスに関連付ける ICLRSyncManager インスタンスを設定します。 |
解説
CLR は、IID_IHostSyncManager の IID を持つ IHostControl::GetHostManager メソッドを呼び出すことによって、ホストの IHostSyncManager の実装を検出します。
必要条件
プラットフォーム : 「.NET Framework システム要件」を参照
ヘッダー : MSCorEE.idl
ライブラリ : MSCorEE.dll にリソースとして格納されていること
.NET Framework のバージョン : 3.5 SP1、3.5、3.0 SP1、3.0、2.0 SP1、2.0