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Backup and Restore サンプルの Readme

このサンプルは、SQL Server 2005 および SQL Server 2008 でのみ動作します。SQL Server 2005 より前のバージョンでは動作しません。

Backup and Restore サンプルでは、分析管理オブジェクト (AMO) を使用して Microsoft SQL Server Analysis Services サーバーに接続します。このサンプルでは、新しい空のデータベースを作成してからバックアップを実行し、そのデータベースを削除した後でバックアップからの復元を行い、再度データベースを削除します。

シナリオ

このサンプルでは、プログラムを使用して Analysis Services データベースのバックアップと復元を行う方法を示します。

言語

C#

機能

Analysis Services サンプルでは次のアイテムが使用されます。

アプリケーション エリア 機能

AMOAdventureWorks

AMO オブジェクト

前提条件

このサンプルを実行する前に、次のソフトウェアがインストールされていることを確認してください。

  • .NET Framework SDK 2.0 または Microsoft Visual Studio 2005。
    .NET Framework SDK は無料で入手することができます。詳細については、SQL Server オンライン ブックの「.NET Framework SDK のインストール」を参照してください。

  • Analysis Services

  • Business Intelligence Development Studio

    ms161557.note(ja-jp,SQL.100).gifメモ :
    Business Intelligence Development Studio は、Itanium ベースのオペレーティング システムで稼働するコンピュータではサポートされていません。64 ビットの開発環境は、x64 ベースのオペレーティング システムでサポートされます。SQL Server サンプルは、x86 または x64 ベースのオペレーティング システムで稼働するコンピュータで変更および実行することができます。このとき、サンプルで使用するデータベースを、Itanium ベースのオペレーティング システムに配置することができます。

  • AdventureWorks AS データベース。
    このサンプル データベースは、Microsoft SQL Server のサンプルとコミュニティのプロジェクトの Web サイトからダウンロードできます。サンプル データベースのダウンロード方法およびインストール方法の詳細については、SQL Server オンライン ブックの「SQL Server のサンプルとサンプル データベースのインストール」を参照してください。

サンプルが正常にコンパイルされた後、Analysis Services サンプル データベースの 1 つにアクセスしてプログラムをテストする必要があります。これには、SQL Server に付属する AdventureWorks サンプル データベースを使用することをお勧めします。

バックアップに必要なユーザー権限

バックアップ ファイルごとに、バックアップ コマンドを実行するユーザーは、指定されたバックアップ場所に対する書き込み権限を持っている必要があります。また、ユーザーは、Analysis Services インスタンスのサーバー ロールのメンバか、バックアップするデータベースに対してフル コントロール (管理者) 権限を持つデータベース ロールのメンバのいずれかである必要があります。

復元に必要なユーザー権限

バックアップ ファイルごとに、復元コマンドを実行するユーザーは、指定されたバックアップ場所から読み取る権限を持っている必要があります。サーバーにインストールされていない Analysis Services データベースを復元する場合、ユーザーは、その Analysis Services インスタンスのサーバー ロールのメンバであることも必要です。Analysis Services データベースを上書きするには、ユーザーは、Analysis Services インスタンスのサーバー ロールのメンバか、復元するデータベースに対してフル コントロール (管理者) 権限を持つデータベース ロールのメンバのいずれかである必要があります。

ms161557.note(ja-jp,SQL.100).gifメモ :
既存のデータベースを復元すると、データベースを復元したユーザーは、復元されたデータベースにアクセスできなくなる可能性があります。バックアップの実行時に、ユーザーがサーバー ロールのメンバ、またはフル コントロール (管理者) 権限を持つデータベース ロールのメンバではなかった場合、このようにアクセスできなくなることがあります。

サンプルのビルド

強力な名前のキー ファイルをまだ作成していない場合は、次の指示に従ってキー ファイルを生成してください。

厳密な名前のキー ファイルを生成するには

  1. Microsoft Visual Studio 2005 コマンド プロンプトを開きます。[スタート] メニューの [すべてのプログラム] をポイントし、[Microsoft .NET Framework SDK 2.0] をポイントします。次に、[SDK コマンド プロンプト] をクリックします。

    -- または --

    Microsoft .NET Framework コマンド プロンプトを開きます。[スタート] メニューの [すべてのプログラム] をポイントし、[Microsoft .NET Framework SDK 2.0] をポイントします。次に、[SDK コマンド プロンプト] をクリックします。

  2. ディレクトリの移動コマンド (CD) を使用して、コマンド プロンプト ウィンドウの現在のディレクトリから、サンプルがインストールされているフォルダに移動します。

    ms161557.note(ja-jp,SQL.100).gif注 :
    サンプルが配置されているフォルダを調べるには、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[Microsoft SQL Server]、[マニュアルとチュートリアル] の順にポイントして、[サンプル ディレクトリ] をクリックします。既定のインストール場所を使用している場合、サンプルは <system_drive>:\Program Files\Microsoft SQL Server\100\Samples にあります。
  3. コマンド プロンプトで、次のコマンドを実行してキー ファイルを生成します。

    sn -k SampleKey.snk

    ms161557.note(ja-jp,SQL.100).gif重要 :
    厳密な名前のキー ペアの詳細については、MSDN の .NET Development Center にある「Security Briefs: Strong Names and Security in the .NET Framework」を参照してください。

Backup and Restore サンプルをビルドするには

  • Visual Studio 2005 および提供されている Visual Studio ソリューションを使用して、サンプルをビルドします。

    または

  • .NET Framework SDK 2.0 に含まれる Microsoft MSBuild を使用し、コマンド プロンプトで次のようなコマンドを実行することによって、サンプルをビルドします。

    msbuild /nologo /verbosity:quiet /property:Configuration=Debug CS/BackupAndRestore.sln

    その他の Microsoft MSBuild ビルド オプションは、必要に応じて使用することができます。

サンプルの実行

Backup and Restore サンプルを実行するには

  • Visual Studio 2005 で F5 キーを押します。

    または

  • Visual Studio 2005 で、[デバッグ] メニューの [デバッグ開始] をクリックします。

    または

  • コマンド プロンプトで、次のようなコマンドを実行します。

    CS\BackupAndRestore\bin\Debug\BackupAndRestore.exe

    パスは、サンプルのコンパイルに使用したオプションと、コマンド プロンプトの開始フォルダに応じて変わります。

    サンプルを実行すると、<system_drive>:\backup_file_generated_by_amo_sample_code.abf に一時データベースのバックアップ ファイルが作成されます。

参照

処理手順

DisplayObjectNames サンプルの Readme

概念

Analysis Services 多次元データベースのサンプル

ヘルプおよび情報

SQL Server 2008 の参考資料の入手