次の方法で共有


レポート管理ツールを使用したモデルの生成

MicrosoftOffice SharePoint Server 2007 またはレポート マネージャを使用すると、SQL Server データベース、Analysis Services キューブ、またはバージョン 9.2.0.3 以降の Oracle データベースからレポート モデルを生成できます。モデル デザイナの場合と同様に、これらのモデルは共有データ ソースを使用しており、レポート ビルダのユーザーは、これらのモデルと同じ方法で対話することができます。しかし、次に示すいくつかの重要な相違点があります。

  • モデル デザイナとは異なり、レポート管理ツールでモデルを生成するために使用したルールは変更できません。データベースまたはキューブ内のすべてのデータは、モデルに含まれます。モデルに含めるデータは制約できませんが、モデル アイテムにセキュリティを設定することで、モデルの一部が使用されるのを防ぐことができます。詳細については、「モデルのセキュリティ保護」を参照してください。

  • SSAS に基づくモデルを生成した後で、そのモデルをモデル デザイナで開いたり、編集したりすることはできません。Oracle データベースおよび SQL Server データベースに基づくモデルは、ダウンロードしてモデル デザイナで編集できます。

  • モデルは生成されると同時にパブリッシュされます。モデルをレポート サーバーにパブリッシュするために必要な追加手順はありません。

注意注意

SharePoint の製品およびテクノロジを使用してレポート モデルを生成するには、レポート サーバーが SharePoint 統合モードで実行されている必要があります。詳細については、「Reporting Services と SharePoint テクノロジの統合」を参照してください。

Analysis Services のキューブベース モデル

レポート ビルダで使用する場合、AS キューブから生成したモデルは、SQL Server データベースから生成したモデルと比べて、動作が少し異なります。

  • レポート ビルダのユーザーが、Analysis Services キューブから生成されたレポート モデルを使用する必要のある場合、そのモデルに含まれている分析観点のいずれかを選択する必要があります。最上位レベルのモデル自体は選択できません。レポート ビルダのレポートに、単一の分析観点内にないアイテムが含まれている場合、レポートを実行する際にエラーが発生する可能性があります。

  • レポート ビルダで探索できるエンティティおよびそれらのリレーションシップの数に制限があります。たとえば、Customer to Order から Order Detail までです。これは、あるディメンションから関連メジャー グループに移動し、次に第 2 の関連ディメンションに移動するパスと同等のパスに限られます。

Analysis Services キューブおよびその構造化の詳細については、「キューブの設計」を参照してください。