Share via


スクリプト タスクによる Active Directory へのクエリの実行

Integration Services パッケージなどの企業データ処理アプリケーションでは、Active Directory に格納されている従業員の階級、役職、またはその他の特性に基づいて、個別にデータを処理する必要性が頻繁に生じます。Active Directory は Microsoft Windows ディレクトリ サービスで、ユーザーに関するメタデータだけでなく、コンピューターやプリンターなどの他の組織資産に関するメタデータも集中して格納します。Microsoft .NET Framework の System.DirectoryServices 名前空間では、Active Directory を使用して作業するためのクラスが用意されており、これを使用すると Active Directory が格納している情報に基づくデータ処理のワークフローを送信できます。

注意

複数のパッケージでより簡単に再利用できるタスクを作成する場合は、このスクリプト タスク サンプルのコードを基にした、カスタム タスクの作成を検討してください。詳細については、「カスタム タスクの開発」を参照してください。

説明

次の例では、従業員の電子メール アドレスを格納する email 変数の値に基づき、従業員の名前、役職、および電話番号を Active Directory から取得します。パッケージ内の優先順位制約は取得された情報を使用して、たとえば、優先度の低い電子メール メッセージを送信するか、または優先度の高いページを送信するかを従業員の役職に基づいて決定できます。

このスクリプト タスクの例を構成するには

  1. email、name、および title という 3 つの文字列変数を作成します。email 変数の値に企業の有効な電子メール アドレスを入力します。

  2. [スクリプト タスク エディター][スクリプト] ページで、email 変数を ReadOnlyVariables プロパティに追加します。

  3. name および title 変数は、ReadWriteVariables プロパティに追加します。

  4. このスクリプト プロジェクトでは、参照を System.DirectoryServices 名前空間に追加します。

  5. .実際のコードでは、Imports ステートメントを使用し、DirectoryServices 名前空間をインポートしてください。

注意

このスクリプトを正しく実行するには、組織のネットワーク上で Active Directory が使用され、この例で使用される従業員の情報が格納されている必要があります。

外部リソース

Integration Services のアイコン (小) 最新の Integration Services の入手

マイクロソフトが提供する最新のダウンロード、アーティクル、サンプル、ビデオ、およびコミュニティで選択されたソリューションについては、MSDN または TechNet の Integration Services のページを参照してください。

これらの更新が自動で通知されるようにするには、ページの RSS フィードを定期受信します。