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MSDN ライブラリ

Azure の仮想マシンの概要

更新日: 2015年6月

Azure の仮想マシンを使用すると、仮想マシンをホストするハードウェアの購入とメンテナンスに必要な時間とコストをかけることなく、仮想化の柔軟性が得られます。ただし、仮想マシンのメンテナンス (オペレーティング システムや、仮想マシンで実行されるその他のソフトウェアの構成、修正プログラムの適用、およびメンテナンス) は必要です。

  • 仮想マシンは、ニーズに応じて構成および管理するコンピューターのソフトウェア版です。

  • オペレーティング システムのイメージは、新しい仮想マシンを作成するテンプレートとして使用される 1 つ以上のファイルの集合です。イメージはテンプレートとして機能します。構成済みの仮想マシンとは異なり、イメージにはコンピューター名やユーザー アカウント設定などの個人用設定がないからです。

  • 仮想マシンの OS ディスクは、実行中のバージョンのオペレーティング システムのインスタンスとして起動およびマウントできる仮想ハード ディスク (.vhd ファイル形式) です。仮想マシンは、1 つまたは複数のデータ ディスクを使用することもでき、いつでも仮想マシンに接続することができます。

  • Microsoft Azure アプリケーションには複数の仮想マシンを含めることができます。Microsoft Azure で作成した仮想マシンはいずれも、プライベート ネットワーク チャネルを使用して、同じクラウド サービスまたは仮想ネットワークの他の仮想マシンと自動的に通信します。Microsoft Azure では、それらの仮想マシンの間でトラフィックの負荷を分散することができます。

Microsoft Azure Virtual Machines で実行する場合に、どの Microsoft アプリケーションがサポートされているかを確認するには、「Azure の仮想マシン用のマイクロソフト サーバー ソフトウェアのサポート」を参照してください。

Microsoft Azure で仮想マシンを作成するには、Azure Management Portal、Azure PowerShell、プログラミング可能な API インターフェイス (REST) を使用します。Mac デスクトップおよび Linux デスクトップ用のコマンド ライン ツールも用意されています。

使用するツールに関係なく、仮想マシンで使用するオペレーティング システムを選択する必要があります。これを行うには、いくつかの方法があります。

  • Azure または認定を受けたパートナーから提供されたイメージを使用します。 Azure または認定を受けたいずれかのパートナーから提供されたイメージを使用して、クラウド内に固有の仮想マシンを直接作成できます。

    Azure VM に基づくイメージを使用します。この方法を使用するには、実行中の仮想マシンを 'キャプチャ' し、キャプチャする仮想マシンのオペレーティング システム ディスクと同じストレージ アカウント内にイメージ ファイルを作成します。このイメージを使用して複数の仮想マシンを作成することができます。手順については、「テンプレートとして使用する Windows 仮想マシンのキャプチャ方法」と「テンプレートとして使用するために Linux 仮想マシンをキャプチャする方法」を参照してください。

  • 独自のイメージまたはディスクの使用:独自の .vhd ファイルをアップロードして、イメージまたはディスクとして使用することができます。その違いは、イメージはテンプレートのように繰り返しの使用に適していますが、ディスクはそうではないことです。たとえば、SQL Server のインストールなど、特定のアプリケーション設定を保持する場合、.vhd ファイルをディスクとしてアップロードし、そのディスクから仮想マシンを作成できます。手順については、「Windows Server オペレーティング システムを格納する仮想ハード ディスクの作成とアップロード」を参照してください。

仮想マシンを作成するときは、次のような要素を選択する必要があります。

  • 仮想マシンのサイズ。 これによって、CPU のコア数、メモリの量、ストレージ容量などの構成が決まります。詳細については、「Virtual Machine Sizes for Windows Azure」を参照してください。

  • オペレーティング システム。 ストック イメージから選択できます。一部には SQL Server または SharePoint が含まれます。または、独自の VHD をアップロードしている場合は、それを仮想マシンのカスタム画像として使用できます。

  • ネットワーク構成。 仮想マシンで仮想ネットワークを使用する場合は、仮想マシンの作成時に仮想ネットワークを指定する必要があります。詳細については、「仮想ネットワークの概要」を参照してください。

  • クラウド サービスの構成。 各仮想マシンは、単独または他の仮想マシンと共にクラウド サービス内に存在します。同じクラウド サービス内に複数の仮想マシンを配置するときは、負荷分散されたエンドポイントを構成することにより、アプリケーションおよびサービスを負荷分散することができます。手順については、「仮想マシンの負荷分散」を参照してください。

noteメモ
設定の概要と、その詳細情報へのリンクについては、「Azure VM 構成設定について」を参照してください。

Microsoft Azure Virtual Network は、Azure で使用できる複数のネットワーク サービスのうちの 1 つです。次の図に、仮想ネットワークを使用して、Microsoft Azure Virtual Machines を含めるように企業ネットワークを拡張する方法を示します。これは既存のアプリケーションを Microsoft Azure に移行する場合に役立つ方法です。クラウドとオンプレミスの両方に展開されるハイブリッド アプリケーションを簡単にサポートすることができます。Microsoft Azure 内で独自の仮想ネットワークを管理し、ホスト型の VPN ゲートウェイを利用して内部設置型とクラウドの間の接続を確立できます。Microsoft Azure で実行している仮想マシンで、内部設置型で実行している企業ドメインへの参加を有効にすることができます。

図に示すように、Microsoft Azure Virtual Network 内で、Active Directory ドメイン対応の DNS サーバーを 1 つの仮想マシンで実行し、それとは別の仮想マシンで SQL Server データベースをホストすることができます。また、アプリケーション コードは、Microsoft Azure で管理される Web ロールを使用して実行できます。

Azure におけるネットワーキングの詳細については、「ネットワーク サービス」を参照してください。仮想ネットワークの詳細については、「仮想ネットワークの概要」を参照してください。

同じクラウド サービスまたは仮想ネットワーク内にあるすべての仮想マシンは、プライベート ネットワーク チャネルを使用して自動的に通信できます。ただし、インターネット上または他の仮想ネットワーク上の他のリソースと通信するには、仮想マシンでエンドポイントを使用する必要があります。これらのエンドポイントは、仮想マシンへの受信ネットワーク トラフィックを処理します。詳細については、「仮想マシンに対してエンドポイントを設定する方法」を参照してください。

Microsoft Azure 仮想マシンを使用すると、仮想マシンを必要とするリソースに依存するアプリケーションの開発や移行を簡単に行えるようになります。仮想マシンを使用して既存のアプリケーションをそのまま移行することで、すぐに Microsoft Azure を利用できます。また、Web サイトやクラウド サービスの Web ロールとワーカー ロールなど、さまざまなアプリケーション モデルを仮想マシンで接続できます。

Microsoft Azure 仮想マシンを利用できるアプリケーション パターンの例を次に示します。

  • ミッション クリティカルでない既存のデータベース アプリケーション

  • 仮想マシンの SQL Server に配置する新しいデータベース アプリケーション (Microsoft Azure SQL データベースでは提供されない機能が必要な場合)

  • 新しいデータベース アプリケーションの開発とテストをすばやく簡単に行える環境

  • オンプレミスのデータベース アプリケーションのバックアップ ソリューション

  • ピーク時に要求に応じてすばやく簡単に拡張できるソリューション

  • オンプレミスの仮想化プラットフォームの効率を高めることができるソリューション

  • SQL Server、Active Directory、MongoDB、MySQL、SharePoint など、仮想マシンを必要とするリソースに依存するソリューション

オンプレミスのアプリケーションをクラウド プラットフォームに移行することを検討するときは、移行の各フェーズについて綿密に計画することをお勧めします。一般的な移行プロジェクトのフェーズには、分析、アプリケーションの移行、データの移行、テストと最適化、および運用と管理があります。各フェーズの詳細については、「Azure の移行ライフ サイクルの概要」を参照してください。

Migrating with SQL Server in Azure Virtual Machines」で説明しているいずれかの方法を使用して、Microsoft Azure 内の仮想マシンに SQL Server データベースとデータを移行することをお勧めします。その後、データが既に格納されているデータ ディスクをアップロードして仮想マシンにアタッチするか、空のディスクを仮想マシンにアタッチします。データ ディスクは、SQL Server のログ ファイルとデータ ファイルの格納に使用できます。次のチュートリアルを参照してください。

Microsoft Azure 仮想マシンのリレーショナル データベースのパフォーマンスには、VM のサイズ、ディスクの数と構成、ネットワーク、データベース ソフトウェアの構成、アプリケーションのワークロードなど、さまざまな要因が関係します。さまざまな VM のサイズやストレージ構成でアプリケーションのベンチマークを行って、最適な構成を選択するようにしてください。その他の考慮事項については、「Azure Virtual Machines における SQL Server のパフォーマンスに関するベスト プラクティス」を参照してください。使用開始の詳細については、「Azure の仮想マシンにおける SQL Server の概要」を参照してください。

Microsoft Azure では、データとディスクの災害復旧を実現するために、最近発表された Microsoft Azure ストレージの地理分散機能を利用しています。ハードウェア障害が発生した場合でも、ユーザーが所有するオペレーティング システム ディスクやデータ ディスクに対してアプリケーションやユーザーによって行われたすべての変更が、Microsoft Azure BLOB ストレージを使用して保持されます。ブログ投稿の「Azure Storage の地理分散の概要」で説明されているように、Microsoft Azure の BLOB およびテーブルは、同じ大陸の相互に離れた 2 つのデータ センター間で、追加コストを発生させずに地理分散されるため、大きな災害時のデータの持続性が向上します。仮想マシンを起動すると、Microsoft Azure ストレージの地理分散によって、オペレーティング システム ディスクとデータ ディスクが別の地理的領域に既定でレプリケートされます。

また、仮想マシンは同じ可用性セットに含めるようにしてください。同じ可用性セットに複数の仮想マシンを含めると、ネットワーク障害、ローカル ディスクのハードウェア障害、予定されたダウンタイムの際にもアプリケーションを使用することができます。詳細については、「仮想マシンの可用性管理」を参照してください。

Microsoft Azure Virtual Machine で SQL Server を使用する際の高可用性と災害復旧を実現するテクニックの詳細については、「Azure の仮想マシン内の SQL Server の高可用性と災害復旧」を参照してください。

関連項目

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