高 DPI のサポート

Internet Explorer 11 では高 DPI の画面や小型のスレートでの拡大縮小機能が強化されており、さまざまな Windows 8.1 デバイスで、Web サイトのテキスト、タッチ ターゲット、およびレイアウトの一貫性が保たれます。具体的には、Internet Explorer 11 の高 DPI 機能は次のように強化されています。

重要  devicePixelRatio プロパティを除き、ここに示されている機能は、Windows 7 の Internet Explorer 11 ではサポートされていません。

devicePixelRatio プロパティのサポート

Microsoft Internet Explorer 6 以降では、deviceXDPI プロパティと deviceYDPI プロパティによって (Windows Internet Explorer 9 以降ではメディア クエリの resolution によって) デバイス解像度を利用することができましたが、devicePixelRatio プロパティがすぐに Web の事実上の標準になりました。Internet Explorer 11 では、物理デバイスのピクセルと DPI が調整された論理 CSS ピクセルとの比率を表す、このプロパティのサポートが追加されています。以前のバージョンの Internet Explorer では、これと同じ値を得るために次の式を実行する必要がありました。

window.devicePixelRatio = window.screen.deviceXDPI / window.screen.logicalXDPI

拡大縮小率の選択機能の向上

Internet Explorer 11 では、見る位置までの距離の考慮、既定の拡大縮小率の選択肢の拡大、およびその他の多くの変数の追加により、最適な拡大縮小率を決めるためのロジックが強化されています。

Internet Explorer 11 では、新しい Windows UI での Internet Explorer とデスクトップ用 Internet Explorer の両方で、選択の幅が広がった既定の拡大縮小率が同じようにサポートされています。OEM や Windows 8.1 利用者は、フォーム ファクターや画面の解像度が異なるさまざまなデバイスで、Web サイトが一貫して最適に表示されるように柔軟に対応できます。

ズーム レベルの設定100%125%150%175%200%250%300%
Internet Explorer 10XXXXX
Internet Explorer 10 (デスクトップ用)XXX
Internet Explorer 11XXXXXXX
Internet Explorer 11 (デスクトップ用)XXXXXXX

 

マルチ モニターのサポート

Windows 8 では単一の DPI 設定が使われるため、DPI の異なる複数のモニターを使っている場合、1 台以上のモニターで拡大縮小率が最適ではなくなります。Internet Explorer 11 ではモニターごとの拡大縮小がサポートされているため、モニター間でウィンドウをドラッグしたときに、Web コンテンツは適切なレベルに自動的に拡大縮小されます。これは、高 DPI デバイスからプロジェクターで投影するときに特に便利です。プロジェクターは一般に低 DPI ディスプレイであるからです。

統一された光学式ズーム モデル

Windows Internet Explorer 8 と Internet Explorer 9 では、レイアウト ズーム モデルを使ってすべてのズームを処理します。このモデルは、ビューポートの幅を除くすべてのサイズを拡大縮小し、コンテンツの拡大された新しいサイズでページ レイアウトを再計算します。Internet Explorer 10 では、合理化された代替ズーム モデルとして光学式ズームが追加されました。光学式ズームは、元の 100% のレイアウトを単純に拡大縮小します (ページの再レイアウトは行われません)。

Internet Explorer 11 では、すべてのズームが光学式ズームによって処理されるようになりました。これにより、さまざまなズーム シナリオ ([ズーム] メニューピンチ ズームキーボード/マウス ショートカットスナップ ビュー@-ms-viewport、msContentZoomFactor など) のエクスペリエンスが大幅に簡素化され、従来よりはるかに予測しやすくなります。

互換性に関する注意事項

サイトでまだ従来のドキュメント モードを使っている場合 (具体的には docmode のターゲットが Internet Explorer 9 またはそれ以前である場合)、Windows 8.1 の Internet Explorer 11 では、従来のドキュメント モードでズーム レベルが 100% 以外のときに一般的であったフォントのレンダリングの問題 (カーニング サポートの低下など) を避けるために、サイトのレンダリングにナチュラル テキスト メトリックが使われます。

この既定の動作を使わないようにするには、次の HTTP ヘッダーまたは <meta> タグを使います。


X-UA-TextLayoutMetrics: gdi


<meta http-equiv="X-UA-TextLayoutMetrics" content="gdi" />

詳しくは、従来のドキュメント モードでの最適なズームに関するブログの記事をご覧ください。

 

 

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