方法: Azure In-Role Cache 用のキャッシュ クラスターを構成する
重要
Microsoft では、すべての新しい開発で Azure Redis Cache を使用することをお勧めします。 Azure Cache オファリングの選択に関する最新のドキュメントとガイダンスについては、「自分に適した Azure Cache オファリング」を参照してください。
In-Role キャッシュ キャッシュ クラスターは、Visual Studioのロール プロパティ ページを使用して構成できます。 キャッシュのサイズは、仮想マシンのサイズ、ロールのインスタンス数、キャッシュに割り当てられるメモリの割合の組み合わせによって決まります。 このトピックでは、既存ロールの併置型キャッシュの有効化と専用キャッシュ ワーカー ロールの追加に関する詳細なガイダンスを説明します。
注意
このトピックのキャッシュ サイズは概算であることに注意してください。 キャッシュ サイズの構成と、アプリケーションのニーズを満たすキャッシュ クラスター構成設定の決定の詳細については、「 Azure In-Role Cache の容量計画に関する考慮事項」を参照してください。
Visual Studio ソリューションを作成してロールを追加するには
Visual Studio を起動します。
[ファイル] メニューの [新規作成] をポイントし、[プロジェクト] をクリックします。
[インストールされたテンプレート] リストで、[Visual C#]、[クラウド] (または [Visual Basic]、[クラウド]) を選択します。
注意
Visual Studio でのプライマリ言語の構成によっては、[Visual C#] または [Visual Basic] ノードが [インストール] ノードの [他の言語] ノードの下になる場合があります。
[.NET Framework 4.x] プロファイルの 1 つが .NET Framework のバージョン ドロップダウン リストで選択されていることを確認します。 [クラウド] プロジェクト タイプ リストで [Azure クラウド サービス] を選択します。 [名前] ボックスに「AzureCacheProject」と入力し、[OK] をクリックします。
[.NET Framework 4 ロール] ボックスの一覧から [ワーカー ロール] を選択し、右矢印ボタンをクリックして Azure ソリューションに追加します。
[OK] をクリックして、ワーカー ロールを Azure ソリューションに追加します。
これら 2 つのロールは次の 2 つのセクションで使用します。
併置型ロール キャッシュを使用してキャッシュ クラスターを構成するには
専用ロール キャッシュを使用してキャッシュ クラスターを構成するには
併置型ロール キャッシュを使用してキャッシュ クラスターを構成するには
ソリューション エクスプローラーで AzureCacheProject が展開されていない場合は展開します。 [AzureCacheProject] の下の [WorkerRole1] をクリックし、[プロパティ] を選択します。
まだ選択されていない場合は、[構成] タブに切り替えます。 [インスタンス数] を [2] に設定し、[VM サイズ] を既定の [小] のままにします。
小さい仮想マシンのメモリ量は 1.75 GB です。 2 つロール インスタンスが構成されてイルので、すべてのインスタンスの合計メモリ量は 3.5 GB になります。[キャッシュ] タブに切り替え、[キャッシュを有効にする] チェック ボックスをオンにします。
既定の設定は、キャッシュ サイズ (%) が 30% の併置ロール キャッシュです。 これらの設定により、約 1 GB のキャッシュがプロビジョニングされます。注意
このトピックのキャッシュ サイズは概算であることに注意してください。 キャッシュ サイズの構成と、アプリケーションのニーズを満たすキャッシュ クラスター構成設定の決定の詳細については、「 Azure In-Role Cache の容量計画に関する考慮事項」を参照してください。
専用ロール キャッシュを使用してキャッシュ クラスターを構成するには
ソリューション エクスプローラーで AzureCacheProject が展開されていない場合は展開します。
Azure プロジェクトで [ロール] フォルダーを右クリックし、[追加]、[新しいワーカー ロール プロジェクト]、[キャッシュ ワーカー ロール] の順に選択します。 既定の名前 CacheWorkerRole1 のままにし、[追加] をクリックします。
[AzureCacheProject] の下の [CacheWorkerRole1] をクリックし、[プロパティ] を選択します。
まだ選択されていない場合は、[構成] タブに切り替えます。 [インスタンス数] を [2] に設定し、[VM サイズ] を既定の [小] のままにします。
[キャッシュ] タブに切り替えます。
このロールは キャッシュ ワーカー ロールであるため、[キャッシュを 有効にする ] チェック ボックスは既にオンになっており、 専用ロール のキャッシュが選択されています。 [専用ロール] キャッシュを使用すると、キャッシュのサイズは、使用可能な仮想マシン メモリにロール インスタンスの数を掛けて決定されます。 各仮想マシン サイズの専用ロール キャッシュで使用できるメモリ量の概算を次の表に示します。仮想マシンのサイズ キャッシュに使用できるメモリ Small
約 1 GB
Medium
約 2.5 GB
Large
約 5.5 GB
Extra Large
約 11 GB
小さい仮想マシン サイズで使用できるメモリは約 1 GB であり、2 個のロール インスタンスがあるので、キャッシュ サイズはだいたい 2 MB です。
注意
このトピックのキャッシュ サイズは概算であることに注意してください。 キャッシュ サイズの構成と、アプリケーションのニーズを満たすキャッシュ クラスター構成設定の決定の詳細については、「 Azure In-Role Cache の容量計画に関する考慮事項」を参照してください。