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手順 2: ORDERS05 IDOC に対する操作を呼び出すためのリレー エンドポイントの公開

更新日: 2014年11月

Service Bus 経由でメッセージを送信することにより、SAP アーティファクトを呼び出し可能な操作として公開するために必要な手順には、主に LOB ターゲットの作成と LOB リレーの作成の 2 つがあります。

  • LOB ターゲットでは、Azure アプリケーションが基幹業務 (LOB) システムと通信する方法を定義します。LOB ターゲットでは、LOB システムの接続 URI、実行する操作、および接続の資格情報を管理します。

  • LOB リレーは、組織のファイアウォール内で実行される WCF サービスで、Service Bus のリレー エンドポイントをリッスンします。名前が示すように、LOB リレーは、Service Bus のリレー エンドポイントと LOB システム間のリレーとして機能します。Service Bus のリレー エンドポイントでメッセージを受信し、LOB ターゲットの構成を使用して、関連する LOB システムにそのメッセージを渡します。

詳細については、「BizTalk アダプター サービスのアーキテクチャ」を参照してください。このトピックでは、LOB ターゲットと LOB リレーを作成して、ORDERS05 IDOC の送信操作を公開します。

  1. 管理者として Visual Studio を開き、新しい BizTalk サービス プロジェクトを作成して、その名前を SAPIntegration にします。

  2. 最初に、BizTalk アダプター サービス サーバーを追加します。これは、BizTalk アダプター サービスのランタイム コンポーネントをインストールしたサーバーです。Visual Studio のサーバー エクスプローラーで BizTalk アダプター サービス サーバーを追加するには、[BizTalk アダプター サービス] を右クリックし、[BizTalk アダプター サービスの追加] をクリックします。[BizTalk アダプター サービスの追加] ダイアログ ボックスで、その Service Bus リレー サービスを監視する WCF サービスの URL を入力し、[OK] を選択します。

    サービス バス接続サーバーの追加

    BizTalk アダプター サービス のすべてのコンポーネントが同じコンピューターにインストールされているため、そのサービスの URL は http://localhost:8080/BAService/ManagementService.svc/ になります。

    noteメモ
    BizTalk アダプター サービス ランタイム コンポーネントを別のコンピューターにインストールしている場合は、上記の URL の "localhost" をそのコンピューターの名前に置き換えてください。

  3. このチュートリアルでは、SAP と統合するアプリケーションを作成しているため、SAP ターゲットを追加する必要があります。新しく追加したサーバー、[LOB の種類] の順に展開し、[SAP] を右クリックして、[SAP ターゲットの追加] を選択します。

    SAP ターゲットの追加

    ターゲットの追加ウィザードが起動します。次の手順を実行して、LOB ターゲットを作成します。

    1. [開始する前に] ページの情報を読み、[次へ] を選択します。

    2. [接続パラメーター] ページで、接続先の SAP Server の詳細と、接続に使用する資格情報を指定します。[次へ] を選択します。

    3. [操作] ページで [ORDERSO5] IDOC カテゴリ (\IDOC\ORDERS\ の下) を展開します。いくつかのバージョンの IDOC を使用できます。このチュートリアルでは、[ORDERS05.V3(700)] を選択します。この IDOC を展開して [送信] を選択し、右矢印を選択して [選択した操作] ボックスに追加します。

      IDOC に対する送信操作の追加

      [次へ] を選択します。

    4. [ランタイム セキュリティ] ページで、メッセージがクライアントから届いたときにターゲット リソースを認証するために LOB サーバーが使用するセキュリティ メカニズムを指定します。このチュートリアルでは、[固定ユーザー名] を選択し、SAP サーバーに接続するための資格情報を指定します。

    5. [配置] ページで LOB リレーと LOB ターゲットを作成し、クラウドから内部設置型の LOB アプリケーションへの接続を用意します。

      [新規作成] オプションを選択して新しいリレーを作成し、次の値を指定します。

       

      名前 説明

      の作成

      LOB リレー エンドポイントを作成する Service Bus 名前空間を指定します。

      発行者名

      Service Bus 名前空間の発行者名を指定します。

      発行者のシークレット

      Service Bus 名前空間の発行者のシークレットを指定します。

      リレー パス

      リレーの名前を指定します。このチュートリアルでは、「sapintegration01」と入力します。

      ターゲットのサブパス

      このターゲットを一意にするためのサブパスを入力します。このチュートリアルでは、「orders」と入力します。

      [ターゲットのランタイム URL] 読み取り専用プロパティには、リレーが Service Bus に展開されている場所の URL が表示されます。これは、オンプレミスの SAP Server に挿入するメッセージを送信できるパスです。このシナリオでは、これはブリッジによるメッセージの送信先です。

      [次へ] を選択します。

    6. [概要] ページで、前の手順で指定した値を確認し、[作成] を選択します。

    7. ウィザードでの作業が完了したら、[完了] をクリックします。

      Visual Studio のサーバー エクスプローラーで、SAP ノードの下にエントリが表示されるようになりました。これは、クラウドから内部設置型の SAP システムに送られてきた PO メッセージをリレーするために Service Bus で作成されたリレー エンドポイントを表します。

  1. SAP システムにリレー エンドポイントを追加した後は、ORDERS05 PO メッセージを SAP サーバーに送信するためのスキーマを追加する必要があります。スキーマを追加するには、リレー エンドポイントを右クリックし、[SAPIntegration へのスキーマの追加] を選択します。ダイアログ ボックスで、次の操作を行います。

    • 生成される各スキーマ ファイルの名前に含まれる、ファイル名のプレフィックスを入力します。このチュートリアルでは、「SAPIntegration_」と指定します。

    • ソリューションに追加されるフォルダーの名前を入力します。ここにすべてのスキーマが追加されます。このチュートリアルでは、フォルダー名として「LOB Schemas」と指定します。

    • SAP システムに接続するための資格情報を入力します。

    プロジェクトへのスキーマの追加

    [OK] を選択します。スキーマは、プロジェクトの LOB Schemas フォルダーに追加されます。

  1. BizTalk サービス プロジェクトのデザイン領域の任意の場所を右クリックし、[プロパティ] を選択して、"BizTalk サービスの URL" プロパティを更新して、BizTalk サービスの名前を含めます。これは、BizTalk サービスをプロビジョニングしたときに、Azure 管理ポータルで指定した名前です。

  2. リレー エンドポイントのセキュリティ プロパティを設定します。

    1. サーバー エクスプローラーで、LOB ターゲットを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

    2. [プロパティ] グリッドで、"ランタイム セキュリティ" プロパティの参照ボタン [...] を選択します。

    3. [セキュリティの編集] ダイアログ ボックスで、[固定ユーザー名] を選択し、SAP Server に接続するためのユーザー名とパスワードを入力します。

    4. [OK] を選択します。

  3. LOB ターゲットをデザイン領域にドラッグ アンド ドロップします。LOB ターゲットの [エンティティ名] プロパティを確認します。既定値は Relay-Path_target-sub-path です。上記の例を使用する場合は、sapintegration01_orders になります。

  4. LOB ターゲットの .config ファイルを開きます。このファイルは、通常、YourRelayPath_target-sub-path.config という名前付け規則に従っています。次のように、Service Bus の発行者名と発行者のシークレットを指定します。

    <tokenProvider>
      <sharedSecret issuerName="owner" issuerSecret="issuer_secret" />
    </tokenProvider>
    

    構成ファイルへの変更を保存します。

関連項目

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