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Windows Phone OS アプリケーションの互換性

2012/02/09

ここでは、Windows Phone OS 7.0 と Windows Phone OS 7.1 のアプリケーションの互換性問題について説明します。

Windows Phone OS 7.1 の新機能の詳細については、以下を参照してください。

次の表では、Windows Phone リリースと対応するオペレーティング システムのバージョン番号について説明しています。

Windows Phone のリリース

オペレーティング システムのバージョン

Windows Phone 7 

Windows Phone OS 7.0 

Windows Phone 7.5 

Windows Phone OS 7.1 

注注:

Windows Phone 7.5 デバイスは、Windows Phone OS 7.1 を実行している Windows Phone です。

Windows Phone SDK 7.1 を使用して開発すると、Windows Phone OS 7.0 および Windows Phone OS 7.1 プラットフォームの両方を対象にできます。Windows Phone OS 7.0 を対象にするアプリケーションは、Windows Phone OS 7.0 および Windows Phone OS 7.1 デバイスの両方で実行されます。Windows Phone OS 7.1 を対象にするアプリケーションは、Windows Phone OS 7.0 デバイスで実行されません。詳細については、「方法: ターゲット バージョンを指定する、Windows Phone のプロジェクトをアップグレードする」を参照してください。

次の表は、さまざまなバージョンの Windows Phone デバイスでのアプリケーションの互換性を示します。

Windows Phone アプリケーションのプラットフォーム バージョン

Windows Phone OS 7.0 デバイス

Windows Phone OS 7.1 デバイス

Windows Phone OS 7.0 を対象にするアプリケーション

緑色のチェック マーク

緑色のチェック マーク

Windows Phone OS 7.1 を対象にするアプリケーション

赤色の x

緑色のチェック マーク

次の表では、両方のツール セットで使用できる機能について説明します。Windows Phone SDK 7.1 のアップグレード ウィザードは、開発者がプロジェクトを Windows Phone OS 7.1 にアップグレードする作業を支援します。

Windows Phone SDK のバージョン

Windows Phone OS のターゲット バージョン

プロジェクトの作成またはオープン

プロジェクトの展開またはデバッグ

Windows Phone OS 7.1 の機能の使用

7.0

7.0

緑色のチェック マーク

緑色のチェック マークWindows Phone 7 エミュレーターおよびデバイス

赤色の x

7.0

7.1

赤色の x

赤色の x

赤色の x

7.1

7.0

緑色のチェック マーク

緑色のチェック マーク

赤色の x

7.1

7.1

緑色のチェック マーク

緑色のチェック マーク

緑色のチェック マーク

Windows Phone OS 7.1 には多数の新しい API とパフォーマンスの強化点があります。多数の作業が互換性を確保するように行われていますが、開発者は、既存のアプリケーションをテストして Windows Phone OS 7.0 と Windows Phone OS 7.1 の両方で適切に機能することを確認してください。

次に、Windows Phone OS 7.0 から Windows Phone OS 7.1 に移行するときに注意が必要な特定の互換性の問題をいくつか示します。

  • Windows Phone OS 7.1 で追加された新しい API の一覧については、「Windows Phone OS 7.1 の新しい API」、「XNA Game Studio 4.0 Refresh の新機能」、および「Silverlight for Windows Phone OS 7.1 の新しい API」を参照してください。

  • Windows Phone OS 7.1 で変更された API の一覧については、「Windows Phone OS 7.1 の変更された API」および「Silverlight for Windows Phone の新機能」を参照してください。

  • Windows Phone 7.5 デバイスの GPU を使用すると高速になる場合があります - GPU の速度に依存しているゲームおよびビジュアル アプリケーションの場合、テストして、GPU のパフォーマンスがアプリケーションのユーザビリティに与える影響を確認してください。

  • 実行モデルは高速なアプリケーション切り替えをサポートするようになりました - Windows Phone OS 7.0 では、ユーザーがアプリケーションの操作から離れると、一般的にアプリケーションは終了し、廃棄されます。ユーザーが [戻る] ボタンを使用してアプリケーションの操作に戻ると、再アクティブ化されます。アプリケーションが廃棄され、再アクティブ化された後に状態を復元するのは、アプリケーションの役割です。

    Windows Phone OS 7.1 では、ユーザーがアプリケーションの操作から離れると、一般的にアプリケーションは休止状態に移行し、メモリに保持されます。ユーザーがアプリケーションの操作に戻ると、システムによって状態が自動的に復元します。ただし、アプリケーションが休止状態に移行した後に、アプリケーションが廃棄される可能性もあります。そのため、Windows Phone OS 7.1 アプリケーションでも、アプリケーションは廃棄処理の状態管理を実装する必要があります。詳細については、「Windows Phone の実行モデル」を参照してください。

  • WebBrowser コントロールが大幅に更新されました - Windows Phone の WebBrowser コントロールは Internet Explorer 9 をサポートするように更新されました。WebBrowser コントロールを使用するアプリケーションは、Internet Explorer 9 との互換性を確認するために再テストする必要があります。詳細については、「Windows Phone 用の Web 開発」を参照してください。

  • Windows Phone OS 7.0 を対象とする Marketplace のアプリケーションを Windows Phone OS 7.1 バージョンにアップグレードすると、Windows Phone OS 7.0 デバイスは最新の Windows Phone 7 を対象とするバージョンにのみアクセスできるようになります- Windows Phone OS 7.0 デバイス上で実行される Marketplace の既存のアプリケーションがあり、そのプロジェクトを Windows Phone OS 7.1 アプリケーションになるようにアップグレードし、アプリケーションの更新プログラムとしてそのプロジェクトを送信する場合、新しい Windows Phone OS 7.1 アプリケーションは Windows Phone OS 7.1 デバイスで使用できるようになりますが、Windows Phone OS 7.0 デバイスでは使用できません。Windows Phone OS 7.0 デバイスは、最新の Windows Phone OS 7.0 互換バージョンにのみアクセスできます。Windows Phone OS 7.1 バージョンのアプリケーションを送信した後は、Windows Phone OS 7.1 バージョンのみを更新できます。Windows Phone OS 7.0 と互換性があるように Windows Phone OS 7.1 アプリケーションをダウングレードすることはできません。

  • Windows Phone OS 7.0 から Windows Phone OS 7.1 にアップグレードしたプロジェクトは、Windows Phone OS 7.1 機能をアプリケーションに追加した場合に追加の調整が必要になる可能性があります。プロジェクトを Windows Phone OS 7.1 にアップグレードし、Windows Phone OS 7.1 機能をアプリケーションに追加する場合、開発者は状況によって追加の手順をいくつか実行する必要があります。

    • アップグレードされたプロジェクトは、いずれの Windows Phone OS 7.1 参照も追加しません。使用したい API については、プロジェクトへの参照を追加しなければならない場合があります。

    • アップグレードされたプロジェクトは、アプリケーション マニフェスト ファイルに機能を追加しません。アプリケーションに新しい Windows Phone OS 7.1 機能が追加された場合は、マニフェスト ファイルを手動で編集するか、または Capability Detection Tool を実行しなければならない場合があります。詳細については、「Windows Phone のアプリケーション マニフェスト ファイル」および「方法: アプリケーションの機能を特定する」を参照してください。

  • 写真と共有ピッカーの拡張機能の実装では Extras.xml を使用しなくなりました。写真と共有ピッカーの拡張機能は、WMAppManifest.xml ファイルで実装されます。詳細については、「Windows Phone の画像の機能拡張の概要」および「Windows Phone のアプリケーション マニフェスト ファイル」を参照してください。

  • Windows Phone OS 7.1 ではガベージ コレクションは世代的です。世代のガベージ コレクションによって、オブジェクトを期間で複数の世代に区分し、異なる頻度で収集することで、パフォーマンスが最適化されます。開発者は世代のガベージ コレクションに合わせてコードを最適化して、起動時間を最適化し、ガベージ コレクションが原因の実行の遅延を軽減します。

  • Windows Phone Emulator 7.1 は Windows Phone SDK 7.1 にのみ付属しています。Windows Phone OS 7.0 と Windows Phone OS 7.1 の両方で実行できるアプリケーションをビルドするには、Windows Phone Emulator 7.1 で最初のテストを実行します。ただし、Windows Phone OS 7.0 の互換性についてアプリケーションをテストするには、Windows Phone OS 7.0 デバイスでテストするか、Windows Phone OS 7.0 用の Windows Phone SDK を別のマシンにインストールします。2 つのバージョンのツールは、同時に実行できません。

  • Windows Phone OS 7.1 用のほとんどのアプリケーションは、ロック画面中に動作するオプションを使用すべきではありません。代わりに、新しい高速なアプリケーション切り替え機能またはバックグラウンド オーディオ機能を使用してください。詳細については、「Windows Phone の実行モデルの概要」および Microsoft.Phone.BackgroundAudio を参照してください。

  • Windows Phone OS 7.1 はバックグラウンド エージェントをサポートします。Windows Phone OS 7.1 ではバックグラウンド エージェントやタスクのサポートが追加されているので、フォアグラウンドで実行されるアプリケーションの CPU の割り当て量が Windows Phone OS 7.0 よりも少なくなる可能性があります。

  • テーマの色は透明なアプリケーション リスト アイコンで表示されるようになりました。Windows Phone OS 7.0 では、暗い灰色は、アプリケーション リスト アイコンの透明な部分をとおして表示されます。Windows Phone OS 7.1 では、テーマの色はアプリケーション リスト アイコンの透明な部分をとおして表示されます。透明な部分があるアプリケーション リスト アイコンを作成する場合、すべてのテーマの色ではっきりと表示されるように設計する必要があります。

  • サードパーティ コントロールおよびフレームワークの互換性 - Windows Phone OS 7.0 を使用してビルドされた外部クラス ライブラリを使用するプロジェクト (サードパーティのコントロールや MVVM フレームワークなど) には、Windows Phone OS 7.1 の更新が含まれません。Windows Phone OS 7.1 アプリケーション内でこのようなサードパーティ コントロールまたはフレームワークを使用すると、予期しない動作が発生する可能性があります。Windows Phone OS 7.1 用の更新されたライブラリを入手するには、ライブラリ ベンダーに問い合わせてください。

  • 変更されたイベントの順序があります - 既存の Windows Phone OS 7.0 アプリケーションを Windows Phone OS 7.1 でテストする場合、イベントの順序が少し変わった可能性がある点に注意してください。結果として、一部のインスタンスの互換性に影響が出る可能性があります。

  • TaiwanCalendar クラスの削除 - TaiwanCalendar クラスは Windows Phone API セットから削除されました。開発者は、GregorianCalendar クラスなどの異なるカレンダー クラスを使用する必要があります。

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