Windows Phone の検索の機能拡張の概要

2012/02/09

Windows Phone OS 7.1 では、アプリケーションでアプリ コネクトを使用して、Windows Phone での検索の操作性を拡張できます。アプリ コネクトを使用すると、[検索] ボタンで Web を検索するユーザーは、Bing の検索結果からアプリケーションで関連するページを起動できます。ここでは、検索の機能拡張の概要、および Windows Phone アプリケーションでのアプリ コネクトの使用方法について説明します。検索でアプリ コネクトを使用する手順の例については、「方法: Windows Phone のアプリ コネクトで検索を拡張する」を参照してください。

重要な注重要な注:

アプリ コネクトを濫用するアプリケーションは、Marketplace から削除されるおそれがあります。アプリケーションに関連する検索拡張機能のみを登録してください。Bing でさまざまなクイック カードに関連付けられている拡張機能の詳細を確認するには、クイック カードのサンプルをお試しください。

アプリ コネクトの目的はユーザーの時間を節約することです。アプリケーションは、アプリ コネクト URI パラメーターを効果的に使用する必要があります。たとえば、クイック カードから起動された場合に、アプリケーション内部で自動的に検索を実行するようにアプリ コネクトを使用します。クイック カードから渡される URI パラメーター値の詳細を確認するには、クイック カードのサンプルを使用してください。

各クイック カードに関連付けられた、使用可能な拡張機能および URI パラメーターの完全なリストについては、「Windows Phone の検索登録および起動参照」を参照してください。

このトピックは、次のセクションで構成されています。

  1. 検索結果項目との統合

  2. アプリケーション アーキテクチャ

  3. 開発の概要

  4. 世界でのアプリ コネクトの利用

  5. App Instant Answer

  6. Windows Phone エミュレーターでのデバッグ

Windows Phone OS 7.1 の場合、Windows Phone での検索結果には詳細なクイック カードが含まれます。各クイック カードに含まれる情報をアプリケーションで使用して、検索のエクスペリエンスを拡張できます。クイック カードに含まれる具体的な情報は、実行される検索の種類に依存します。検索結果には 3 種類のクラスがあります。

  • 場所: 検索結果の [ローカル] ピボット ページに表示される場所

  • 製品: 検索結果の [web] ピボット ページの [製品] 見出しの下に表示される項目

  • ムービー: 検索結果の [web] ピボット ページの ...付近で上映中の映画] 見出しの下に表示される映画館で現在上映中のムービー

各クイック カードには、検索結果についてのデータが表示されます。これには、写真、説明、レーティング、レビュー、および製品カードでの価格の比較やムービー カードの映画館でのムービーの時間などの項目固有のデータが含まれます。

各クイック カードには、apps という名前のピボット ページが含まれます。このピボット ページは、アプリ コネクトで検索エクスペリエンスを拡張するアプリケーション専用です。アプリ コネクト対応のアプリケーションでは、まさにクイック カードの情報に基づいた機能を提供することで、優れたユーザー エクスペリエンスを提供できます。

次の図では、Bing 検索結果から Windows Phone 検索機能拡張サンプル アプリケーションへの移動の例を示します。

AP_Con_Search_Extras_Nav_Overview

この例では、ユーザーはハードウェア検索ボタンをタップして、"baby doll strollers" を検索しています。Bing が Web から返す結果には、web ピボット ページの製品の一覧が含まれます。次に、ユーザーは製品の一覧からベビーカーを選択します。これにより、特定のベビーカーの製品クイック カードが起動されます。ベビーカーのクイック カードには、aboutapps などの複数のピボット ページがあります。apps ピボット ページには、アプリ コネクトが有効なアプリケーションが表示されます。ユーザーがアプリケーションのアイコンをクリックすると、アプリケーションが起動し、ベビーカーのクイック カードの詳細に基づくリッチなエクスペリエンスがユーザーに提供されます。

アプリケーションでのアプリ コネクトの使用には、WMAppManifest.xml アプリケーション マニフェスト ファイル、Extras.xml ファイル、および検索結果クイック カードからディープ リンク URI を受け取るための少なくとも 1 つのアプリケーション ページが含まれます。このことは、次の図のようにまとめることができます。

AP_Con_Search_Extras_Arch_2

検索機能拡張

検索結果の各クラスでは、クイック カードは拡張機能と呼ばれる 1 つ以上のカテゴリと関連付けられます。拡張機能は、項目を記述するいっそう詳細な方法を提供します。アプリケーションに関連する拡張機能を指定するには、WMAppManifest.xml および Extras.xml ファイルを使用します。これらの拡張機能の指定方法については、以下のセクションで説明します。

WMAppManifest.xml および Extras.xml ファイルで指定される拡張機能は、クイック カードから適切なアプリケーションがエンド ユーザーに表示されるように、Bing によって使用されます。アプリケーションでは、関連する拡張機能のみを指定することが重要です。アプリ コネクトを濫用するアプリケーションは、Marketplace から削除されるおそれがあります。

たとえば、アプリケーションが自動車製品に関連している場合は、Bing_Products_Car_and_Garage 拡張機能を使用して、関連する製品カードを拡張することができます。テクノロジ企業に関連するアプリケーションでは、Bing_Places_Computers_and_Technology 拡張機能を使用して、関連する場所カードを拡張することができます。映画館で上映されているムービーには拡張機能が 1 つしかなく、Bing_Movies を使用してムービー カードを拡張します。拡張機能がアプリケーションに関連していない場合は、WMAppManifest.xml および Extras.xml ファイルでは拡張機能を指定しないでください。

ヒントヒント:

映画館で上映されていないムービーに関連するアプリケーションでは、Bing_Products_Movies 拡張機能を使用できます。

Bing でさまざまな検索用語に関連付けられている拡張機能をさらに理解するには、クイック カードのサンプル アプリケーションをお試しください。たとえば、近くにあるレストランの場所カードに移動した場合、対応する [アプリ] ピボット ページにクイック カードのサンプルが表示されます (デバイスまたはエミュレーターにクイック カードのサンプルがインストールされている必要があります)。アプリケーションをタップすると、[カテゴリ] 見出しの下で対応する拡張機能 ([Bing_Places_Food_and_Dining]) が起動および表示されます。さまざまな種類のクイック カードと共にこのアプリケーションを使用する方法の詳細については、サンプルの Readme.htm ファイルを参照してください。

注注:

アプリケーションの開発を支援し、検出を可能にするため、クイック カードのサンプルはすべての可能な拡張機能に対して登録されます。そのため、ほとんどのクイック カードの URI パラメーターを確認することができます。ただし、このサンプルではすべての可能な拡張機能に対して登録されるため、アプリケーション認定に合格する可能性が低くなっています。適切に制限された方式で検索拡張機能を使用する方法を示す例については、「検索機能拡張のサンプル」を参照してください。

クイック カードへの関連アプリケーションの表示

関連するアプリケーションをクイック カードの [アプリ] ピボット ページに表示するには、アプリケーションでデバイスの検索機能に登録して、アプリケーションに関連する拡張機能を指定する必要があります。登録では、次の詳細情報を指定します。

  • 拡張機能: WMAppManifest.xml ファイルで、Extensions 要素を使用して、各拡張機能およびアプリケーションがサポートするクイック カードのカテゴリを列記します。たとえば、Bing_Products_Baby_and_Nursery という名前の拡張機能を指定すると、アプリケーションが、乳児と育児の製品に関係のあるクイック カードに関連していることを示します。

  • アプリケーション タイトル: Extras.xml ファイルの AppTitle 要素を使用して、クイック カードの apps ピボット ページに表示するアプリケーションのタイトルを指定します。

  • キャプション: Extras.xml ファイルの CaptionString 要素を使用して、apps ピボット ページのアプリケーション タイトルの下に表示するキャプションを指定します。各キャプション文字列を、アプリケーション マニフェストでアプリケーションを登録した複数の拡張機能とグループ化できます。

クイック カードが呼び出されると、アプリケーションがそのクイック カードと関連付けられている拡張機能のいずれかに対して登録されている場合、アプリケーションはクイック カードの apps ピボット ページに表示されます。

クイック カードからのアプリケーションの起動

アプリケーションがクイック カードから起動されると、クイック カードに関する情報がディープ リンク URI によってアプリケーションに渡されます。ディープ リンクにより、アプリケーションの特定のページに移動できます。ディープ リンク URI のパラメーターにはクイック カードの詳細が含まれ、その内容はクイック カードの種類によって異なります。

たとえば、場所クイック カード (場所カード) に対するディープ リンク URI には、パラメーター PlaceNamePlaceLatitudePlaceLongitudePlaceAddress、および Category が含まれます。詳細については、「Windows Phone の検索登録および起動参照」を参照してください。

アプリ コネクトを使用するようにアプリケーションを準備するには、以下の手順を実行する必要があります。

  1. WMAppManifest.xml を更新する: アプリケーション マニフェスト ファイルを更新し、アプリケーションに関連する拡張機能を指定します。

  2. Extras.xml を作成する: Extras.xml ファイルを作成し、アプリケーションに関連する各拡張機能の [アプリ] ピボット ページに表示されるキャプションを指定します。

  3. クイック カードからの URI のマッピング: 検索拡張機能を、クイック カードのディープ リンク URI からアプリケーション内の適切なページに移動します。

  4. アプリケーションの起動を処理する: ディープ リンク URI からクイック カードのパラメーターを抽出して、優れたエンドユーザー エクスペリエンスを提供します。

  5. アプリケーション アイコンのテスト: アプリケーション アイコンが白または黒のテーマで [アプリ] ピボット ページに表示されていることを確認します。ApplicationIcon.png ファイルでは透明の背景の使用は避けてください。

これらの手順の詳細については、以降のセクションで説明します。

1. WMAppManifest.xml を更新する

アプリケーション マニフェスト ファイル WMAppManifest.xml を使用して、アプリケーションに関連する拡張機能を指定します。Extensions という名前の要素を、App 要素の最後の子要素として追加します。Extensions 要素の内部で、アプリケーションに関連する各カテゴリの Extension 要素を追加します。これらの要素の中で指定する値を使用して、アプリケーションのインストール時にデバイスの検索機能に登録されます。使用できる拡張機能の詳細については、「Windows Phone の検索登録および起動参照」を参照してください。

次に示す例は、4 つの異なる拡張機能に登録する WMAppManifest.xml ファイルからの抜粋です。拡張機能のこのような組み合わせは、コンピューティング、ソフトウェア、ビデオ ゲーム、および電子製品に関連するアプリケーションにのみ適切であることに注意してください。

    <Extensions>
      <!-- Product extensions for an application relevant to computing, electronics, software, and video game products. -->
      <Extension ExtensionName="Bing_Products_Computing" ConsumerID="{5B04B775-356B-4AA0-AAF8-6491FFEA5661}" TaskID="_default" ExtraFile="Extensions\\Extras.xml" />
      <Extension ExtensionName="Bing_Products_Electronics" ConsumerID="{5B04B775-356B-4AA0-AAF8-6491FFEA5661}" TaskID="_default" ExtraFile="Extensions\\Extras.xml" />
      <Extension ExtensionName="Bing_Products_Software" ConsumerID="{5B04B775-356B-4AA0-AAF8-6491FFEA5661}" TaskID="_default" ExtraFile="Extensions\\Extras.xml" />
      <Extension ExtensionName="Bing_Products_Video_Games" ConsumerID="{5B04B775-356B-4AA0-AAF8-6491FFEA5661}" TaskID="_default" ExtraFile="Extensions\\Extras.xml" />
    </Extensions>

注注:

使用できるすべての拡張機能の一覧は、「Windows Phone の検索登録および起動参照」を参照してください。

Extension 要素では、次の 4 つの属性を使用して、拡張機能を記述します。

  • ExtensionName: アプリケーションがサポートする拡張機能の名前を指定します。拡張機能は検索結果の特定のカテゴリです。

  • ConsumerID: 拡張機能が検索を拡張するためのものであることを示します。すべての検索拡張には同じ値 5B04B775-356B-4AA0-AAF8-6491FFEA5661 が必要です。

  • TaskID: 同じファイルの Tasks 要素で指定されている既定のタスクの名前に対応します。この値は、通常は _default です。

  • ExtraFile: Extras.xml ファイルの場所です。このファイルは、フォルダー Extensions に存在し、Extras.xml という名前である必要があります。

アプリケーション マニフェスト ファイルの詳細については、「Windows Phone のアプリケーション マニフェスト ファイル」を参照してください。

2. Extras.xml を作成する

次に、Extras.xml という名前の XML ファイルを、Extensions という名前のフォルダーに作成します。Extras.xml ファイルを使用して、アプリケーションに関連する各拡張機能の [アプリ] ピボット ページに表示されるキャプションを指定します。AppTitle 要素を追加し、アプリケーションがサポートする言語でのアプリケーション タイトルを指定します。Consumer 要素を追加し、検索拡張機能の詳細をグループ化します。この要素の内部では、指定するキャプションごとに ExtensionsInfo 要素を追加します。この要素の内部では、Extensions 要素を使用して、対応する CaptionString 要素で記述されているキャプションに該当する拡張機能を列記します。

次の例では、2 つのキャプションを指定する Extras.xml ファイルを示します。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<ExtrasInfo>
  
  <!-- Application title-->
  <AppTitle>
    <default>Sample for Product Results</default>
    <fr-FR>Exemple pour les Produits</fr-FR>
  </AppTitle>

  <!-- Search-related captions -->
  <Consumer ConsumerID="{5B04B775-356B-4AA0-AAF8-6491FFEA5661}">

    <!-- Computer products caption -->
    <ExtensionInfo>
      <Extensions>
        <ExtensionName>Bing_Products_Computing</ExtensionName>
        <ExtensionName>Bing_Products_Software</ExtensionName>
      </Extensions>
      <CaptionString>
        <default>Research computer product details</default>
        <fr-FR>Recherche retraits d’ordinateurs</fr-FR>
      </CaptionString>
    </ExtensionInfo>

    <!-- Electronics products caption -->
    <ExtensionInfo>
      <Extensions>
        <ExtensionName>Bing_Products_Video_Games</ExtensionName>
        <ExtensionName>Bing_Products_Electronics</ExtensionName>
      </Extensions>
      <CaptionString>
        <default>Research electronics product details</default>
        <fr-FR>Recherche retraits d’électronique</fr-FR>
      </CaptionString>
    </ExtensionInfo>

  </Consumer>
</ExtrasInfo>

この例では、最初のキャプションは Bing_Products_Computing および Bing_Products_Software という名前の拡張機能に関連するコンピューター製品のものです。2 番目のキャプションは、Bing_Products_Video_Games および Bing_Products_Electronics という名前の拡張機能に関連する電子製品のものです。各キャプションでは、既定のテキスト文字列とフランス語のテキスト文字列が指定されています。

重要な注重要な注:

Extras.xml ファイルにはローカライズされた文字列が含まれる場合があるので、UTF-8 でエンコードする必要があります。すべての文字列がファイル内に存在する必要があります。リソース ファイルの文字列を参照することはできません。

Extras.xml ファイルは次の要素で構成されます。

  • ExtrasInfo: すべての Extras.xml ファイルのルートです。

  • AppTitle: apps ピボット ページに表示される、アプリケーションのタイトルを表す既定の文字列およびローカライズされた文字列を含みます。指定できる AppTitle 要素は 1 つだけです。

  • ConsumerID: 検索拡張機能の値 5B04B775-356B-4AA0-AAF8-6491FFEA5661 に対応する必要があります。

  • ExtensionInfo: 1 つまたは複数の拡張機能のキャプションをグループ化します。

  • ExtensionName: CaptionString 要素で指定されているキャプションに関連付けられている拡張機能の名前です。ここで列記されている拡張機能は、WMAppManifest.xml の拡張機能と一致する必要があります。

  • CaptionString: Extensions 要素の拡張機能と関連付けられているキャプションの既定およびローカライズ後のキャプション文字列を指定します。

注注:

default 要素で指定される既定の文字列は、キャプションごとに必要です。ローカライズされた文字列は省略可能です。対応する言語ロケールで指定および使用される場合、ローカライズされた文字列は既定の文字列をオーバーライドします。

Extras.xml では、最大 50 個の ExtensionInfo 要素で最大 50 個のキャプションを指定できます。各 ExtensionInfo 要素は、最大 50 個の異なる ExtensionName 要素を含むことができます。

3. クイック カードからの URI のマッピング

アプリケーションがクイック カードの apps ピボット ページから起動されるときは、アプリケーションに移動するためにディープ リンク URI が使用されます。検索に対するアプリ コネクトのすべてのディープ リンク URI は同じ形式に従い、アプリケーション ページの名前を含まないので、クイック カードからアプリケーション内の適切なページにナビゲーションを誘導する必要があります。

たとえば、以下に示すのは、ムービー カードから送信された、"The Trey Research Company" というタイトルの架空のムービーのアプリ コネクト ディープ リンク URI です。

/SearchExtras?MovieName=The%20Trey%20Research%20Company&Category=Bing_Movies

アプリ コネクト URI をアプリケーション内のページにマッピングするには、(System.Windows.Navigation 名前空間の) URIMapperBase クラスに基づいて、独自の URI マッパー クラスを作成することをお勧めします。URI マッパー クラスでは、MapUri メソッドをオーバーライドして、着信 URI をアプリケーション内のページにマッピングします。また、各 URI パラメーター値を再度エンコードして、クイック カードから送信される可能性がある特殊文字を処理することをお勧めします。詳細については、「方法: Windows Phone のアプリ コネクトで検索を拡張する」を参照してください。

アプリケーションの URI マッパー クラスを作成した後、それを App.xaml.cs ファイル内のアプリケーションのフレームに割り当てます。以下の例に、クイック カードのサンプルQuickCardUriMapper クラスをアプリケーション フレームに割り当てる方法を示します。

// Assign the quick card URI-mapper class to the application frame.
RootFrame.UriMapper = new QuickCardUriMapper();

使用されている QuickCardUriMapper クラスを示す例については、「クイック カードのサンプル」および「検索機能拡張のサンプル」を参照してください。

4. アプリケーションの起動を処理する

アプリ コネクトのディープ リンクをアプリケーションの特定のページにマップした後、対応するページにコードを追加して、ディープ リンク URI からクイック カードのパラメーターを抽出する必要があります。クイック カードのパラメーターを抽出するには、ページの NavigationContext オブジェクトの QueryString プロパティを使用します。このプロパティはキーと値のペアのディクショナリであり、各パラメーターとその値を表しています。通常、アプリケーションでは、ページの Loaded イベントの間に、ディープ リンク URI からのパラメーターを解析します。手順の例については、「方法: Windows Phone のアプリ コネクトで検索を拡張する」を参照してください。

次のコードでは、URI の ProductName パラメーターの検索を行う、ページの Loaded イベントのイベント処理メソッドの例を示します。

private void ItemPage_Loaded(object sender, RoutedEventArgs e)
{
    // Temporary text for the product name in the URI, if available   
    string productName = "Product not found";

    // Flag to indicate whether the application contains information
    // for the product specified by the ProductName parameter
    bool productFound = false;

    // Loop through the App Connect parameters in the URI.
    foreach (string strKey in this.NavigationContext.QueryString.Keys)
    {
        // Look for the "ProductName" parameter.
        if (strKey == "ProductName")
        {
            // Extract the value of the ProductName parameter. 
            string tempName = this.NavigationContext.QueryString[strKey];

            // See whether the app contains information for the product.
            // Return true if information is found, and false if not.
            if (FindProduct(tempName))
            {
                // If found, replace the temporary text with 
                // the product name and set the flag to true.
                productName = tempName;
                productFound = true;
            }
        }
    }

    if (productFound)
    {
        // The application contains information about the product.
        // Business logic
    }
    else
    {
        // The application does not contain information about the product.
        // Business logic
    }
}

アプリ コネクトのディープ リンク URI を処理するときは、次の点を考慮することが重要です。

  • アプリ コネクトのアプリケーション起動の間、ページで起動されるタスクは既定のタスクだけです。

  • クイック カードのパラメーターはすべて省略可能です。クイック カードで可能なパラメーターのサブセットを処理するように、アプリケーションを準備する必要があります。

  • パラメーターの名前は大文字と小文字が区別されます。

  • パラメーターの値はスペースを含む場合があります。

  • パラメーターに複数の値が含まれる場合は、コンマで区切られます。

5. アプリケーションのアイコンのテスト

[アプリ] ピボット ページでアプリケーションのアイコンをテストします。クイック カードの [アプリ] ピボット ページにアプリケーションが表示される場合、アプリケーションのアイコンの背後にはアクセント カラーの四角形は配置されません (アプリケーションのアイコンはプロジェクトの ApplicationIcon.png ファイルに対応します)。白または黒のテーマで表示されるように、アプリケーションのアイコンでは透明は使用しないでください。

たとえば、アクセントの色に関係なく、白のテーマが使用されていると、透明な背景の上でシンボルがすべて白であるアプリケーションのアイコンは [アプリ] ピボット ページに表示されません。これを次の図に示します。

この例では、sdkSearchExtensbility という名前のアプリケーションのアプリケーション アイコンには、背景が透明である白色のイメージがあります。このアプリケーションの対応するアプリ コネクトのタイトルは Trey Research Product Recalls です。アクセント カラーは赤であるため、システム全体のアプリ ページでは背景が赤であるアイコンが表示されます。アイコンの一部は黒のテーマで表示される可能性がありますが、白のテーマが使用されている場合、クイック カードの [アプリ] ピボット ページには表示されません。

アプリ コネクトで検索エクスペリエンスを拡張するには、デバイスの [ブラウザーと検索に使用する言語] の設定に対応するマーケットに以下のものが存在する必要があります。

  • Windows Phone Marketplace: アプリケーションを使用および販売できるように、Marketplace を使用できる必要があります。

  • Bing クイック カード: apps ピボット ページにアプリケーションを表示できるように、アプリケーションのクイック カードを使用できる必要があります。

Bing は、[ブラウザーと検索に使用する言語] の設定を使用して、デバイスに該当するマーケットを特定します。これは、[地域&言語] ページの [設定] で指定されています。

作成時には、Marketplace とクイック カードの組み合わせをすべてのマーケットで使用できるわけではありません。次の表に、Windows Phone Marketplace と 1 つ以上のクイック カードの両方が存在するマーケットの一覧を示します。Windows Phone マーケットの最新の一覧については、App Hub の FAQ ページの「regional information」を参照してください。

マーケット

ブラウザーと検索に使用する言語

場所カード

製品カード

ムービー カード

オーストラリア

英語 (オーストラリア)

利用可能

-

-

フランス

フランス語 (フランス)

利用可能

-

-

UK

英語 (英国)

利用可能

-

-

USA

英語 (U.S.)

利用可能

利用可能

利用可能

Windows Phone 7.5 で導入された App Instant Answer では、検索用語に関係のあるアプリケーションの検索結果と共に Windows Phone アプリケーションへのリンクが表示されます。拡張機能の詳細を登録しなくても、検索結果にアプリケーションが表示されます。アプリケーションが App Instant Answer から起動された場合は、起動 URI を解析して、起動に対応するクエリを特定できます。アプリケーションと App Instant Answer の統合の詳細については、「方法: Windows Phone の App Instant Answer と統合する」を参照してください。

次の図では、App Instant Answer で検索結果と共に表示される関連アプリケーションへのリンクを示します。

AP_Con_Search_App_Instant_Answer

この例では、App Instant Answer に、Xbox LIVE Extras Windows Phone アプリケーションへのリンクと "xbox" の検索結果が表示されています。App Instant Answer のすべての起動は、標準のアプリケーション起動なので、アプリケーションのメイン ページに移動します。別の移動先を指定することはできません。

App Instant Answer 起動からのディープ リンク URI には、bing_query という名前の 1 つのパラメーターだけが含まれます。次の例では、App Instant Answer からの起動 URI を示します。この例では、ユーザーは "fun game" を検索しています。

app://FF971299-EED8-DF11-A844-00237DE2DB9E/_default?bing_query=fun%20game

Windows Phone SDK 7.1 の Windows Phone Emulator は、アプリケーションが再起動されると、デバッグ プロセスからブレークします。アプリ コネクトまたは App Instant Answer の起動をデバッグするには、ナビゲーション URI をシミュレートする必要があります。そのためには、アプリケーション マニフェスト ファイル WPAppManifest.xmlDefaultTask 要素を一時的に編集します。

アプリ コネクトによる起動をシミュレートする

この例では、WPAppManifest.xml ファイルを一時的に編集しています。メイン ページに移動する DefaultTask 要素がコメント化され、DefaultTask 要素が追加されて、ムービー クイック カードのアプリ コネクト ディープ リンク URI を示しています。

注注:

アプリケーション マニフェスト ファイルの XML 標準に準拠するため、アプリ コネクト URI パラメーターを分離するために使用されるアンパサンド記号が "&amp" に置き換えられています。アプリケーションの起動時、URI が使用される前、URI から "amp" が削除されます。

<!--<DefaultTask  Name ="_default" NavigationPage="MainPage.xaml"/>-->
<DefaultTask Name="_default" NavigationPage="SearchExtras?MovieName=Test&amp;Category=Bing_Movies" />

これを行う方法の詳細については、「方法: Windows Phone のアプリ コネクトで検索を拡張する」の「アプリケーションのデバック」を参照してください。

App Instant Answer による起動をシミュレートする

この例では、WPAppManifest.xml ファイルを一時的に編集しています。メイン ページへの標準起動の DefaultTask 要素がコメント化され、DefaultTask 要素が追加されて、XBOX 360 の App Instant Answer 起動 URI を示しています。

<!--<DefaultTask  Name ="_default" NavigationPage="MainPage.xaml"/>-->
<DefaultTask  Name ="_default" NavigationPage="MainPage.xaml?bing_query=XBOX 360"/>

これを行う方法の詳細については、「方法: Windows Phone の App Instant Answer と統合する」の「App Instant Answer による起動をシミュレートする」を参照してください。

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