チュートリアル : ツールボックスへのカスタム コンポーネントの自動設定

  • [アーティクル]

現在開いているソリューションのプロジェクトで定義されたコンポーネントは、[ツールボックス] に自動的に表示され、独自の操作は必要ありません。 [ツールボックス] には、[ツールボックス アイテムの選択] ダイアログ ボックス (Visual Studio) を使用してカスタム コンポーネントを手動で設定することもできますが、[ツールボックス] は、ソリューションのビルド出力で次の特徴をすべて備えた項目に対応します。

注意

[ツールボックス] は参照チェーンに従わないため、ソリューションのプロジェクトで構築されていない項目は表示されません。

このチュートリアルでは、構築されたカスタム コンポーネントが [ツールボックス] にどのように自動表示されるかについて説明します。 このチュートリアルでは、以下のタスクを行います。

  • Windows フォーム プロジェクトの作成

  • カスタム コンポーネントの作成

  • カスタム コンポーネントのインスタンスの作成

  • カスタム コンポーネントのアンロードと再読み込み

このチュートリアルでは最終的に、作成したコンポーネントが [ツールボックス] に読み込まれていることを確認します。

注意

実際に画面に表示されるダイアログ ボックスとメニュー コマンドは、アクティブな設定またはエディションによっては、ヘルプの説明と異なる場合があります。 設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。 詳細については、「設定の操作」を参照してください。

プロジェクトの作成

最初にプロジェクトを作成し、フォームを設定します。

プロジェクトを作成するには

  1. ToolboxExample という名前の Windows ベース アプリケーション プロジェクトを作成します。

    詳細については、「方法: 新しい Windows フォーム アプリケーション プロジェクトを作成する」を参照してください。

  2. プロジェクトに新しいコンポーネントを追加します。 このコンポーネントに「DemoComponent」という名前を付けます。

    詳細については、「方法 : 新しいプロジェクト項目を追加する」を参照してください。

  3. プロジェクトをビルドします。

  4. [ツール] メニューの [オプション] 項目をクリックします。 [Windows フォーム デザイナー] 項目の [全般] をクリックし、[AutoToolboxPopulate] オプションが [True] に設定されていることを確認します。

カスタム コンポーネントのインスタンスの作成

次に、カスタム コンポーネントのインスタンスをフォームで作成します。 [ツールボックス] は新しいコンポーネントに自動的に対応するため、これは、他のコンポーネントやコントロールを作成するのと同じように簡単です。

カスタム コンポーネントのインスタンスを作成するには

  1. プロジェクトのフォームをフォーム デザイナーで開きます。

  2. [ツールボックス] で、[ToolboxExample コンポーネント] という新しいタブをクリックします。

    このタブをクリックすると、[DemoComponent] が表示されます。

    注意

    パフォーマンス上の理由により、[ツールボックス] の自動設定領域のコンポーネントはカスタム ビットマップを表示せず、ToolboxBitmapAttribute はサポートされません。 カスタム コンポーネントのアイコンを [ツールボックス] に表示するには、[ツールボックス アイテムの選択] ダイアログ ボックスを使用してコンポーネントを読み込みます。

  3. コンポーネントをフォームにドラッグします。

    コンポーネントのインスタンスが作成され、[コンポーネント トレイ] に追加されます。

カスタム コンポーネントのアンロードと再読み込み

[ツールボックス] は、読み込まれた各プロジェクトのコンポーネントに対応し、プロジェクトがアンロードされると、プロジェクトのコンポーネントへの参照が削除されます。

ツールボックスに対するコンポーネントのアンロードと再読み込みの影響を確認するには

  1. プロジェクトをソリューションからアンロードします。

    プロジェクトのアンロードの詳細については、「方法 : プロジェクトをアンロードして再読み込みする」を参照してください。 保存するかどうかを確認するダイアログ ボックスが表示された場合は、[はい] をクリックします。

  2. ソリューションに新しい Windows アプリケーション プロジェクトを追加します。 デザイナーでフォームを開きます。

    前のプロジェクトの [ToolboxExample コンポーネント] タブは削除されています。

  3. ToolboxExample プロジェクトを再読み込みします。

    [ToolboxExample コンポーネント] タブが再表示されます。

次の手順

このチュートリアルでは、[ツールボックス] がプロジェクトのコンポーネントに対応することを説明してきましたが、[ツールボックス] は、コントロールにも対応します。 コントロール プロジェクトをソリューションに追加および削除して、独自のカスタム コントロールについても確認してみてください。

参照

処理手順

[ツールボックス] タブの操作方法

参照

[全般] ([オプション] ダイアログ ボックス - [Windows フォーム デザイナー])

[ツールボックス アイテムの選択] ダイアログ ボックス (Visual Studio)

その他の技術情報

Windows フォームへのコントロールの追加