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Azure Tools を使用したクラウド サービスの発行

更新日: 2014年11月

Azure Tools for Microsoft Visual Studio を使用すると、Azure から直接 Azure に Azure アプリケーションを発行できます。Visual Studio は、クラウド サービスの [ステージング] 環境または [運用] 環境に対する統合された発行をサポートしています。

Azure アプリケーションを発行する前に、Azure のサブスクリプションが必要です。また、クラウド サービスおよびストレージ アカウントをアプリケーションで使用するように設定する必要があります。これらは Azure の管理ポータルで設定できます。

Important重要
発行するときには、クラウド サービスのデプロイ環境を選択できます。デプロイのためのアプリケーション パッケージの格納に使用されるストレージ アカウントを選択する必要もあります。デプロイ後、アプリケーション パッケージはストレージ アカウントから削除されます。これらのサービスを設定する方法の詳細については、「Visual Studio からのクラウド サービスの発行に必要なサービスの設定」を参照してください。

Azure アプリケーションを開発およびテストするときには、Web Deploy を使用して、Web ロールの変更を段階的に発行することができます。デプロイ環境にアプリケーションを発行した後、Web Deploy では、Web ロールを実行している仮想マシンに直接変更をデプロイできます。Web ロールを更新して変更をテストするたびに Azure アプリケーション全体をパッケージ化して発行する必要はありません。このアプローチでは、アプリケーションがデプロイ環境に発行されるのを待つことなく、クラウドで Web ロールの変更をテストに使用できます。

Azure アプリケーションを発行し、Web Deploy を使用した Web ロールの更新を行うには、次の手順に従います。

Azure アプリケーションを発行すると、次のタスクのいずれかの操作を行うことができます。

  • サービス パッケージの作成:このパッケージとサービス構成ファイルを使用すると、管理ポータルからデプロイ環境にアプリケーションを発行できます。

  • Visual Studio から Azure のプロジェクトを発行する:Azure に直接アプリケーションを発行するには、発行ウィザードを使用します。詳細については、「Azure アプリケーションの発行ウィザード」を参照してください。

  1. アプリケーションを発行する準備ができたら、[ソリューション エクスプローラー] を開き、ロールを含む Azure プロジェクトのショートカット メニューを開き、[発行] をクリックします。

  2. サービス パッケージのみを作成するには、次の手順を実行します。

    1. Azure プロジェクトのショートカット メニューで、[パッケージ] を選びます。

    2. [Azure アプリケーションのパッケージ] ダイアログ ボックスで、パッケージを作成するサービスの構成を選択し、ビルド構成を選択します。

    3. (省略可能) 発行後にクラウド サービスのリモート デスクトップを有効にするには、[すべてのロールでリモート デスクトップを有効にする] チェック ボックスをオンにし、[設定] をクリックしてリモート デスクトップを構成します。クラウド サービスを公開後にデバッグするには、[すべてのロールでリモート デバッガーを有効にする] を選択してリモート デバッグを有効にします。

      詳細については、「Azure ロールでのリモート デスクトップの使用」を参照してください。

    4. パッケージを作成するには、[パッケージ] をクリックします。

      ファイル エクスプ ローラーに、新しく作成されたパッケージのファイルの場所が表示されます。Azure の管理ポータルからそれを使用できるように、この場所をコピーできます。

    5. デプロイ環境にこのパッケージを発行するには、クラウド サービスを作成して管理ポータルのある環境にデプロイするときに、この場所を [パッケージの場所] として使用する必要があります。

  3. (省略可能) デプロイ プロセスをキャンセルするには、アクティビティ ログの行項目を右クリックし、[取り消して削除] をポイントします。これにより、デプロイ プロセスが停止して、デプロイ環境が Azure から削除されます。

    noteメモ
    このデプロイ環境をデプロイ後に削除するには、管理ポータルを使用する必要があります。

  4. (省略可能) ロール インスタンスが起動すると、Visual Studio の [サーバー エクスプローラー] の [クラウド サービス] ノードにデプロイ環境が自動的に表示されます。ここから、個々のロール インスタンスの状態を確認できます。「サーバー エクスプローラーを使用したクラウド サービスの状態の表示」を参照してください。

    次の図は、まだ Initializing 状態である、ロール インスタンスを示しています。

    VST_DeployComputeNode

アプリケーションのバックエンド インフラストラクチャが安定しているが、Web ロールについて頻繁な更新が必要な場合は、Web Deploy を使用してプロジェクトの Web ロールだけを更新することができます。これは、バックエンド ワーカー ロールの再構築と再デプロイを避けたい場合や、複数の Web ロールのうち 1 つだけを更新したい場合に便利です。

必要条件

これらは、Web Deploy を使用して Web ロールを更新するための要件です。

  • 開発とテストの目的でのみ使用できます: Web ロールが実行されている仮想マシンに直接変更が適用されます。この仮想マシンをリサイクルする必要がある場合は、発行した元のパッケージを使用してロールの仮想マシンが再作成されるため、変更は失われます。Web ロールの最新の変更を取得するには、アプリケーションを再発行する必要があります。

  • Web ロールのみを更新できます: ワーカー ロールは更新できません。また、web role.cs で RoleEntryPoint を更新することもできません。

  • Web ロールの 1 つのインスタンスのみサポートします: デプロイ環境で Web ロールの複数のインスタンスを持つことはできません。ただし、それぞれに 1 つのインスタンスのみを含む複数の Web ロールがサポートされます。

  • リモート デスクトップ接続を有効にする必要があります: これは、Web Deploy でユーザーとパスワードを使用して仮想マシンに接続し、IIS (Internet Information Services) を実行しているサーバーに変更をデプロイできるようにするために必要です。また、仮想マシンに接続し、信頼された証明書をこの仮想マシン上の IIS に追加する必要がある場合があります。(これにより、Web Deploy によって使用される IIS のリモート接続のセキュリティを確保できます。)

次の手順は、Azure アプリケーションの発行ウィザードを使用していることを前提としています。

  1. [すべての Web ロールの Web Deploy を有効にする] チェック ボックスを有効にするには、最初にリモート デスクトップ接続を構成する必要があります。[すべてのロールでリモート デバッガーを有効にする] を選択し、表示される [リモート デスクトップ構成] ボックスに、リモート接続に使用される資格情報を入力します。詳細については、「Azure ロールでのリモート デスクトップの使用」を参照してください。

  2. アプリケーションのすべての Web ロールで Web Deploy を有効にするには、[すべての Web ロールの Web Deploy を有効にする] を選択します。

    警告を表す黄色の三角形が表示されます。Web Deploy では、既定で信頼されない自己署名証明書が使用されます。これは、機密データをアップロードする場合には推奨されません。機密データのためにこのプロセスを保護する必要がある場合は、Web Deploy の接続に使用する SSL 証明書を追加できます。この証明書は、信頼された証明書であることが必要です。この方法については、このトピックの「Web Deploy のセキュリティを強化するには」セクションを参照してください。

  3. [次へ] をクリックして [概要] 画面を表示し、[発行] をクリックしてクラウド サービスをデプロイします。

    クラウド サービスが発行されます。作成される仮想マシンでは IIS へのリモート接続が有効化されているため、Web Deploy を使用することにより、Web ロールを再発行することなく更新できます。

    noteメモ
    Web ロールに対して複数のインスタンスを構成している場合、各 Web ロールはアプリケーションを発行するために作成されたパッケージの 1 つのインスタンスにのみ制限されることを示す警告メッセージが表示されます。続行するには、[OK] をクリックします。「必要条件」セクションで説明したように、複数の Web ロールを持つことができますが、それぞれのロールにつき 1 インスタンスだけです。

  1. Web Deploy を使用するには、発行するプロジェクトに Visual Studio で Web ロールに関するコードの変更を加え、ソリューションでこのプロジェクト ノードを右クリックして、[発行] をポイントします。

    [Web の発行] ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. (省略可能) IIS のリモート接続に使用する信頼された SSL 証明書を追加した場合は、[信頼されていない証明書を許可する] チェック ボックスをオフにすることができます。Web Deploy のセキュリティを強化するために証明書を追加する方法については、このトピックの「Web Deploy のセキュリティを強化するには」セクションを参照してください。

  3. Web Deploy を使用するには、最初にパッケージを発行したときにリモート デスクトップ接続用に設定したユーザー名とパスワードが発行メカニズムに必要です。

    1. [ユーザー名] に、ユーザー名を入力します。

    2. [パスワード] に、パスワードを入力します。

    3. (省略可能) このパスワードをこのプロファイルに保存する場合は、[パスワードの保存] を選択します。

  4. Web ロールへの変更を発行するには、[発行] をクリックします。

    状態行に "発行を開始しました" と表示されます。発行が完了すると、[発行は成功しました] が表示されます。変更は、仮想マシンの Web ロールにデプロイされます。これで、Azure アプリケーションを起動して、Azure 環境での変更をテストできます。

  1. Web Deploy では、既定で信頼されない自己署名証明書が使用されます。これは、機密データをアップロードする場合には推奨されません。機密データのためにこのプロセスを保護する必要がある場合は、Web Deploy の接続に使用する SSL 証明書を追加できます。この証明書は、証明機関 (CA) から取得した信頼された証明書である必要があります。

    各 Web ロール用の各仮想マシンで Web Deploy のセキュリティを確保するには、Web Deploy に使用する信頼された証明書を管理ポータルにアップロードする必要があります。これにより、アプリケーションの発行時に、Web ロールに対して作成された仮想マシンに証明書が確実に追加されます。

  2. リモート接続に使用する信頼される SSL 証明書を IIS に追加するには、次の手順を実行します。

    1. Web ロールを実行している仮想マシンに接続するには、サーバー エクスプローラーで Web ロールのインスタンスをクリックし、[リモート デスクトップを使用して接続] をクリックします。仮想マシンへの接続方法の詳細な手順については、「Azure ロールでのリモート デスクトップの使用」を参照してください。

      ブラウザーに .RDP ファイルのダウンロードを求めるメッセージが表示されます。

    2. SSL 証明書を追加するには、IIS マネージャーで管理サービスを開きます。IIS マネージャーで、[操作] ウィンドウから [バインド] を開き、SSL を有効にします。[サイト バインドの追加] ダイアログ ボックスが表示されます。[追加] を選択したら、[種類] ドロップダウン リストから HTTP を選択します。[SSL 証明書] から、証明機関 (CA) による署名済みの管理ポータルにアップロードした SSL 証明書を選択します。詳細については、「管理サービスの接続設定を構成する」を参照してください。

      noteメモ
      信頼された SSL 証明書を追加すると、[発行ウィザード] に黄色い三角形の警告が表示されなくなります。

ロールのために作成する仮想マシンで特定のファイルが使用できるように、サービス パッケージにそれらのファイルを含めることが必要な場合があります。たとえば、スタートアップ スクリプトで使用する .exe または .msi ファイルをサービス パッケージに追加することが考えられます。また、Web ロールまたはワーカー ロール プロジェクトが必要とするアセンブリを追加することが必要な場合も考えられます。ファイルを含めるには、そのファイルを Azure アプリケーションのソリューションに追加する必要があります。

  1. サービス パッケージにアセンブリを追加するには、次の手順に従います。

    1. ソリューション エクスプローラーで、参照されるアセンブリが欠けているプロジェクトのプロジェクト ノードを開きます。

    2. アセンブリをこのプロジェクトに追加するには、[参照] フォルダーのショートカット メニューを開き、[参照の追加] をクリックします。

      [参照の追加] ダイアログ ボックスが表示されます。

    3. 追加する参照を選択し、[OK] をクリックします。

      [参照] フォルダーの下の一覧に参照が追加されます。

    4. 追加したアセンブリのショートカット メニューを開き、[プロパティ] をクリックします。

      [プロパティ] ウィンドウが表示されます。

    5. このアセンブリをサービス パッケージに含めるには、[ローカル コピー] の一覧で [True] を選択します。

  2. Web ロール プロジェクトに追加済みのサービス パッケージにファイルを含めるには、ファイルのショートカット メニューを開き、[プロパティ] をクリックします。[プロパティ] ウィンドウで、[ビルド アクション] ボックスの [コンテンツ] をクリックします。

  3. ワーカー ロール プロジェクトに追加済みのサービス パッケージにファイルを含めるには、ファイルのショートカット メニューを開き、[プロパティ] をクリックします。[プロパティ] ウィンドウで、[出力ディレクトリにコピー] ボックスの [新しい場合はコピーする] をクリックします。

関連項目

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