インデックス スキーマ (FAST Search Server for SharePoint)

最終更新日: 2011年2月23日

適用対象: SharePoint Server 2010

この記事の内容
クロールされたプロパティ
管理プロパティ
フルテキスト インデックス
ランキング プロファイル
クエリ絞り込み
スキーマ モデルの更新
インデックス スキーマ オブジェクト モデル インターフェイスの概要

適用先: Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint
FAST Search Server 2010 for SharePoint インデックス スキーマを使用して、検索インデックスで検索できる管理プロパティと関連付けられた検索関連の機能を指定します。ここでは、次のように、インデックス スキーマの主要な概念を説明します。

クロールされたプロパティ

クロールされたプロパティは、データを検索に使用できるようにするためにコンテンツ ソースから抽出したメタデータです。クロールされたプロパティは、通常、Content SSA またはその他の FAST Search Server 2010 for SharePoint コネクタによって報告されますが、アイテムの処理中に IFilter またはプロパティ抽出器で作成することもできます。

クロールされたプロパティは、Name、Propset、および VariantType パラメーターで一意に定義します。

2 つの特別な管理プロパティには、次のように、特定のアイテムについて検出されてクロールされたプロパティの名前と値が格納されます。

  • crawledpropertynames  指定したアイテムの値を持つ検出されてクロールされたプロパティを格納します。

  • crawledpropertiescontent  crawledpropertynames のクロールされたプロパティごとの値を格納します。

一部の検出されてクロールされたプロパティは、この 2 つの管理プロパティにマップされません。検出されてクロールされたプロパティのコンテンツに自動的にインデックスを作成する場合の欠点は、すべてのコンテンツが検索に関連しているとは限らないということです。これには複数の理由が考えられます。たとえば、クロールされたプロパティは、機密情報を含んでいたり、関連性または呼び戻しに悪影響を与える可能性があるデータを含んでいる場合があります。クロールされたプロパティは、次の条件に当てはまる場合に crawledpropertiescontent にマップされます。

  • クロールされたプロパティに、文字列または文字列のリストにマップされるバリアント型がある場合。

  • IsMappedToContents プロパティを False に設定することによって、検索インデックスで望ましくないコンテンツを提供することがわかっているクロールされたプロパティが除外されている場合。

  • 各クロールされたプロパティは、カテゴリ (Propset で定義) に属するので、新しいクロールされたプロパティの IsMappedToContents プロパティの既定値を設定するブール値プロパティ (MapToContents) がカテゴリにある場合。

クロールされたプロパティが文字列で、その IsMappedToContents プロパティが True の場合、クロールされたプロパティのコンテンツは crawledpropertiescontent で検索できるはずです。

各クロールされたプロパティは、クロールされたプロパティ カテゴリに属します。このカテゴリは、コンテンツからメタデータを抽出するときに使用される IFilter とコンテンツ ソースに基づいて行うクロールされたプロパティの大まかな分類です。

次にカテゴリの例を示します。

  • ビジネス データ  Business Data Connectivity (BDC) service を使用して取得されるコンテンツと関連付けられているメタデータ。

  • メール  Microsoft Exchange Server に関連付けられているメタデータ。

  • Office  Microsoft Word、Microsoft Excel、Microsoft PowerPoint など、Microsoft Office ドキュメントに含まれるメタデータ。

  •   SharePoint Server 2010 のユーザーのプロファイルに関連付けられているメタデータ。このメタデータの大部分は、Active Directory および SharePoint 情報からのさまざまな管理プロパティにもマップされます。

  • Web  Web ページに関連付けられている HTML メタデータ。

クロールされたプロパティのカテゴリには、複数のプロパティ セットを入れることができます。表 1 は、クロールされたプロパティに関連するインターフェイスを示しています。

表 1. クロールされたプロパティ関連のインターフェイス

インターフェイス

説明

CrawledProperty

クロールされたプロパティを指定します。

Category

Category インターフェイスを使用して、カテゴリ内のクロールされたプロパティすべてに共通する既定のマッピング動作を指定できます。

Schema インターフェイスの AllCategories プロパティを使用して、プロパティ カテゴリのコレクションを取得できます。Category.GetAllCrawledProperties メソッドを使用して、所定のカテゴリに関する CrawledProperty オブジェクトのコレクションを取得できます。

Category.CreateCrawledProperty メソッドを使用して、クロールされるプロパティを作成できます。

ManagedProperty

管理プロパティは、クエリ結果で検索または取得可能なメタデータです。

ManagedProperty.GetMappedCrawledProperties メソッドを使用して、特定の管理プロパティにマップされるクロールされたプロパティを表す CrawledProperty オブジェクトのコレクションを取得できます。

ManagedProperty.SetCrawledPropertyMappings メソッドを使用して、クロールされたプロパティのマッピングを構成できます。

管理プロパティ

管理プロパティは、検索結果にデータを表示するなど、別の方法で検索または使用できるメタデータです。

既定のインデックス スキーマは、クロールされたプロパティから管理プロパティへの一連のマッピングを作成します。既定のマッピングは、Content SSA を使用してクロールするときに、共通のコンテンツ形式に適合されます。特定のコンテンツ ソースまたは他のインデックス接続では、コンテンツの品質にさらに適した他のクロールされたプロパティを公開できます。

管理プロパティは 1 つ以上のフルテキスト インデックスに関連付けることができます。クエリに対してランク付けされた結果を得るには、フルテキスト インデックスを使用する必要があります。

管理プロパティのクエリ絞り込みを有効にし、このプロパティのデータを、クエリ結果ページのドリルダウン オプションとして追加できます。

管理プロパティに対して、検索語句を強調表示する要約を構成できます。これは、クエリ結果ごとに検索結果ページに表示される管理プロパティの要約です。要約では、クエリ テキストを含むアイテムからの抜粋を表示し、そのクエリ テキストに強調表示の書式を適用します。この機能は、ManagedProperty.SummaryType プロパティを使用して有効にすることができます。既定では、検索語句を強調表示する要約は、body プロパティと title プロパティに設定されます。

表 2 は、管理プロパティに関連するインターフェイスを示しています。

表 2. 管理プロパティ関連のインターフェイス

インターフェイス

説明

ManagedProperty

管理プロパティを指定します。

ManagedPropertyCollection

管理プロパティのコレクションを指定します。ManagedPropertyCollection.Create メソッドを使用して、管理プロパティを作成できます。

CrawledProperty

クロールされたプロパティは、データを検索に使用できるようにするためにコンテンツ ソースから抽出されたメタデータです。

ManagedProperty.SetCrawledPropertyMappings メソッドを使用して、クロールされたプロパティのマッピングを構成できます。

FullTextIndex

フルテキスト インデックスを使用すると、いくつかの管理プロパティに対して同時にクエリを実行できます。

ManagedProperty.GetFullTextIndexMappings メソッドを使用して、管理プロパティを 1 つ以上のフルテキスト インデックスにマップできます。

RankProfile

ランキング プロファイルを使用して、クエリ結果の関連性ランキングの実行方法を指定します。

RankProfile.GetManagedPropertyBoosts メソッドを使用して、管理プロパティの昇格の設定を関連付けることができます。

RankProfile.GetQualityComponents メソッドを使用して、品質ランクの管理プロパティを関連付けることができます。

RefinerConfiguration

クエリ絞り込みでは、クエリ結果に対して算出された収集済みの統計上のデータを使用して、クエリ結果を絞り込むことができます。

ManagedProperty.RefinementEnabled プロパティを True に設定して、クエリ絞り込みと管理プロパティを関連付けることができます。これにより、管理プロパティに対して RefinerConfiguration が作成されます。

ManagedProperty.GetRefinerConfiguration メソッドと ManagedProperty.SetRefinerConfiguration メソッドを使用して、RefinerConfiguration を変更できます。

フルテキスト インデックス

複数の管理プロパティをフルテキスト インデックスにグループ化できます。これにより、いくつかの管理プロパティに対して同時にクエリを実行できます。フルテキスト インデックスを使用すると、クエリを動的にランク付け (関連性による結果の並べ替え) できます。

フルテキスト インデックスには、通常、クエリを実行しているアイテムのコンテンツを表す一連の管理プロパティ (アイテムの本文、タイトル、URL など) が含まれます。異なる種類のクエリや異なるアプリケーションに対して、複数のフルテキスト インデックスを定義できます。

ランク付けクエリを実現するために、フルテキスト インデックスを 1 つ以上のランキング プロファイルに関連付けます。

既定のインデックス スキーマ設定には、content という名前のフルテキスト インデックスが 1 つ含まれています。これはプロパティ フィルターのないクエリの既定のフルテキスト インデックスです。

注意

フルテキスト インデックスを削除し、名前は同じで設定が異なるフルテキスト インデックスを再作成しないでください。再作成されるフルテキスト インデックスには、削除される前にそのフルテキスト インデックス内でインデックスが作成されたすべてのアイテムが最初に含まれます。フルテキスト インデックスに含まれなくなったアイテムは、更新または削除されるまでクエリ結果に表示されます。

表 3 は、フルテキスト インデックスに関連するインターフェイスを示しています。

表 3. フルテキスト インデックス関連のインターフェイス

インターフェイス

説明

FullTextIndex

フルテキスト インデックスを指定します。

FullTextIndexCollection

既存のフルテキスト インデックスへのアクセスを有効にします。新しいフルテキスト インデックスを作成する場合は、FullTextIndexCollection.Create メソッドを使用します。

ManagedProperty

管理プロパティは、クエリ結果で検索または取得可能なメタデータです。

ManagedProperty.GetFullTextIndexMappings メソッドを使用して、1 つ以上の管理プロパティをフルテキスト インデックスにマップできます。

RankProfile

ランキング プロファイルを使用して、クエリ結果の関連性ランキングの実行方法を指定します。

RankProfile.GetFullTextIndexRanks メソッドを使用して、1 つ以上のフルテキスト インデックスをランキング プロファイルに関連付けることができます。

FullTextIndexMapping

このインターフェイスを使用して、1 つの管理プロパティをフルテキスト インデックスにマップします。

マッピングは、ManagedProperty.GetFullTextIndexMappings メソッドを使用して管理します。

FullTextIndexRankComponent

ランキング プロファイルの特定のフルテキスト インデックスに関連付けられる近接昇格およびコンテキスト昇格重み付けパラメーターを設定します。

マッピングは、RankProfile.GetFullTextIndexRanks メソッドを使用して管理します。

コンテキスト昇格の詳細については、「重要度レベルとドリリング」を参照してください。

ランキング プロファイル

ランキング プロファイルを使用して、クエリ結果の関連性ランキングを実行する方法を指定します。ランキング プロファイルの概念については、Microsoft TechNet の「ランク プロファイルについて (FAST Search Server 2010 for SharePoint)」を参照してください。

ランキング プロファイルは、フルテキスト クエリのランク評価を行うために 1 つ以上のフルテキスト インデックスに関連付けられます。

フルテキスト インデックスとランキング プロファイル間には、通常、一対一関係があります。一部のアプリケーションでは、テキストのコンテンツを複数のフルテキスト インデックスにグループ化したい場合があります。関連性に基づいてクエリをランク付けするには、クエリにどのフルテキスト インデックスが指定されていても、すべてのフルテキスト インデックスを、クエリに使用されるランキング プロファイルにマップする必要があります。

以下の例では、2 つのフルテキスト インデックスが必要な理由と、それらを同じランキング プロファイルにマップする理由を示します。アプリケーションには、タイトル、本文、見出しなどの表示されるアイテムのコンテンツを表す一連の管理プロパティがあります。これらのプロパティを content (既定のフルテキスト インデックス) というフルテキスト インデックスにマップします。その後、ユーザーがこのフルテキスト インデックスにクエリを実行するときに、各プロパティの関連性の重要度を管理できます。また、ユーザーが追加したタグと注釈を表す一連の管理プロパティがある場合があります。ユーザーがこれらのプロパティに対して自由形式のクエリを適用できるようにするには、これらのプロパティを annotations という別のフルテキスト インデックスにマップします。両方のフルテキスト インデックスをランキング プロファイルにマップする場合は、以下のクエリが正しくランク付けされた関連性であることを確認できます。

new movies annotations:cool

ランキング プロファイルは、品質ランクの評価を行うために 1 つ以上の管理プロパティに関連付けることができます。各管理プロパティは、重みを使用して品質ランク計算全体でのこの管理プロパティの相対的な重みを指定することによって、フルテキスト インデックスに関連付けられます。

注意

既定のインデックス スキーマ設定には、default という名前のランキング プロファイルが 1 つ含まれます。これは、ランキング プロファイルが指定されていないクエリの既定のランキング プロファイルです。

ランキング プロファイルの調整では、品質、引用、クエリ引用、鮮度、近接、コンテキスト、および管理プロパティの各要素を使用します。これらについて、表 4 で説明します。ランキング プロファイルの個々のコンポーネントに対して相対的な重みを指定できます。

表 4. ランキング要素

ランキング要素

説明

品質

静的ランク スコアとも呼ばれる品質スコアを指定します。

静的ランクは、複数の管理プロパティから得られます。静的ランキング用に、以下の一連の管理プロパティが事前に定義されています。

  • Urldepthrank   短い URL を昇格させるのに使用されます。

  • Docrank   アイテムをポイントしているリンクの数と相対的な重要度に基づいてランクを昇格します。

  • Siterank   サイト上のアイテムをポイントしているリンクの数と相対的な重要度に基づいてランクを昇格します。

  • Hwboost   静的ランク ポイントの一般的な使用のための FAST Search Server 2010 for SharePoint プレースホルダーです。

これらの定義済みの静的ランキング プロパティの他に、QualityComponent インターフェイスを使用して、ユーザー設定の整数型の管理プロパティを静的ランキング管理プロパティのリストに追加できます。このインターフェイスを使用すると、さまざまな相対的な重みを個々のコンポーネントに割り当てることもできます。

引用

クエリ検索語句がリンク テキスト (アンカー テキスト) 内でヒットしたときに与えられるランクを指定します。このスコアは 2 つのコンポーネントから構成されています。

  • リンク テキストの部分一致。たとえば、ユーザーがクエリ Microsoft を作成し、リンク テキストが Microsoft Word の場合、このアイテムでは部分一致のランキング スコアが得られます。

  • リンク テキストの完全一致。クエリ テキストとリンク テキストが完全に一致する場合に、スコアが追加されます。

クエリ引用

新しいクエリが、以前実行されたクエリに関連付けられているアイテム内でヒットすると与えられるランクを指定します。検索 UI では、ユーザーのすべてのクエリと、そのクエリに関連してユーザーがクリックするアイテムが格納され処理されます。

この要素により、ユーザーは、クリックするクエリ結果内のアイテムで頻繁に使用するクエリの関連性ランキングに影響を与えることができます。

処理は、毎日 1 回 01:00 AM に実施されます。過去 30 日間のクリックが、処理用に保持されます。

このランク昇格は 2 つのコンポーネントから構成されます。

  • 部分一致。たとえば、このアイテムのクリックのきっかけとなった最初のクエリが Microsoft Word で、クエリが Microsoft の場合、このアイテムの部分一致のランキング スコアが得られます。

  • 完全一致。ユーザー クエリと格納されているクエリ引用のクエリが完全に一致する場合は、別のスコアが追加されます。

鮮度

クエリ時間と比較したアイテムの最終変更時間に基づいて、アイテムに割り当てられる鮮度昇格を指定します。最後に変更された時間のソースは、Write という名前の管理プロパティです。

RankProfile.FreshnessResolution プロパティを指定して、分解能を指定します。低分解能は、より小さい時間差異がランキングに影響することを示します。

近接

アイテム内のクエリ検索語句間の距離とアイテム内で語句が配置される場所に応じて、アイテムに割り当てられる近接昇格を指定します。

近接昇格は、フルテキスト インデックス内の用語間の距離に基づきます。フルテキスト インデックス内の同じ管理プロパティに 2 つの用語があると、昇格が大きくなります。

RankProfile.PositionStopWordThreshold プロパティを使用して、頻繁に使用するクエリ検索語句に近接ランキングを適用する方法を設定できます。詳細については、「RankProfile インターフェイス」を参照してください。

コンテキスト

検索語句がヒットしたアイテム内の場所に応じて昇格を指定します。コンテキスト昇格は、全体の重みとして、およびフルテキスト インデックスで定義されているさまざまなレベルに基づく重みとして割り当てられます。

title、body などの異なる管理プロパティは異なるレベルにマップされます。これにより、検索語句がアイテムの本文テキストではなくタイトルでヒットしたときに、より高いランキング スコアを与えることができます。

詳細については、「重要度レベルとドリリング」を参照してください。

管理プロパティの昇格

管理者が、管理プロパティに一致する語句に基づいてインデックス付きアイテムを昇格できるようにするランク コンポーネントを指定します。一致する値を持つ検索可能な管理プロパティを、追加のランク ポイントの入力として使用できます。

たとえば、特定の種類 (Microsoft Word ドキュメントなど) のインデックス付きアイテムを昇格させるには、ManagedPropertyBoostComponent インターフェイスを使用して昇格を指定します。この例では、条件として、fileextension に値 doc または docx を指定する必要があります。

注意

品質昇格と管理プロパティの昇格により、実際のクエリに依存しないランク昇格が実現します。品質昇格では、関連付けられた数値管理プロパティ内にゼロ以外の値を含む結果セット内のすべてのアイテムに対して無条件の昇格が行われます。昇格値は、インデックス内の各一致アイテムのプロパティの数値と同じです。管理プロパティの昇格では、指定された管理プロパティが 1 つ以上の特定の語句に一致するすべてのアイテムに対して条件付きの昇格が行われます。一致はクエリ評価中に実行されます。ManagedPropertyBoostComponent.BoostValue プロパティで、一致条件と昇格値を指定します。

表 5 は、ランキング プロファイルに関連するインターフェイスを示しています。

表 5. ランキング プロファイル関連のインターフェイス

インターフェイス

説明

RankProfile

ランキング プロファイルを指定します。

RankProfileCollection

既存のランキング プロファイルに対するアクセスを可能にします。新しいランキング プロファイルを作成する場合は、RankProfileCollection.Create メソッドを使用します。

FullTextIndex

フルテキスト インデックスを使用すると、いくつかの管理プロパティに対して同時にクエリを実行できます。

RankProfile.GetFullTextIndexRanks メソッドを使用して、1 つ以上のフルテキスト インデックスをランキング プロファイルにマップできます。

FullTextIndexMapping

1 つの管理プロパティをフルテキスト インデックスにマップします。

ImportanceLevel プロパティでは、フルテキスト インデックス内でのこの管理プロパティの相対的な重要度を定義します。これは、フルテキスト インデックスがランキング プロファイルに関連付けられている場合に、コンテキスト昇格の評価で使用されます。詳細については、「重要度レベルとドリリング」を参照してください。

ManagedProperty

管理プロパティは、クエリ結果で検索または取得可能なメタデータです。

RankProfile.GetManagedPropertyBoosts メソッドを使用して、管理プロパティの昇格の設定をランキング プロファイルに関連付けることができます。

RankProfile.GetQualityComponents メソッドを使用して、品質ランキング (静的ランキング) の 1 つ以上の管理プロパティをランキング プロファイルに関連付けることができます。

QualityComponent

品質ランキングに対して 1 つ以上の管理プロパティを関連付けます。

関連付けは、RankProfile.GetQualityComponents メソッドを使用して管理します。

ManagedPropertyBoostComponent

管理プロパティの昇格の設定をランキング プロファイルに関連付けます。

関連付けは、RankProfile.GetManagedPropertyBoosts メソッドを使用して管理します。

FullTextIndexRankComponent

1 つ以上のフルテキスト インデックスをランキング プロファイルに関連付けます。

関連付けは、RankProfile.GetFullTextIndexRanks メソッドを使用して管理します。詳細については、「重要度レベルとドリリング」を参照してください。

重要度レベルとドリリング

管理プロパティの重要度レベルを、フルテキスト インデックスのマッピングの一部として指定します。クエリ評価では、以下の 2 つの方法で重要度レベルを使用します。

  • フルテキスト インデックス内の管理プロパティに対して相対的な重要度を定義するために使用します。これは、フルテキスト インデックスをランキング プロファイルに関連付けるときに、コンテキスト昇格に影響します。

  • フルテキスト インデックス内の管理プロパティに対してドリル レベルを定義するために使用します。ドリリングによって、クエリ検索語句がインデックス内の非常に多くのアイテムと一致したときに、最も関連性の高いアイテムが最初に返されるようになります。

注意

重要度レベルは、1 から 7 までの値です。FullTextIndexRankComponent インターフェイスで公開されるメソッド内を除き、整数として指定されます。これらのメソッドには、重要度レベルを FullTextIndexImportanceLevel 列挙とし指定します。

コンテキスト昇格は、以下のように複数の重み付けパラメーターに依存します。

  • 管理プロパティをフルテキスト インデックスに関連付けるとき、各管理プロパティに重要度レベルを指定します。重要度レベルは、フルテキスト インデックス内の各管理プロパティの相対的な重要度を表します。FullTextIndexMappingCollection インターフェイスの Create メソッドを使用して、重要度レベルが関連付けられた FullTextIndexMapping インターフェイス を作成します。GetFullTextIndexMappings メソッドを使用して、ManagedProperty インターフェイスからコレクションを取得します。

  • フルテキスト インデックスをランキング プロファイルに関連付けるとき、各重要度レベルの相対的な重みを指定します。FullTextIndexRankCollection インターフェイスを使用して、重みが関連付けられた FullTextIndexRankComponent オブジェクトを作成します。GetFullTextIndexRanks メソッドを使用して、RankProfile からコレクションを取得します。GetImportanceLevelWeight メソッドと SetImportanceLevelWeight メソッドを使用して、さまざまな重要度レベルに対して関連性の重みを指定します。

  • フルテキスト インデックスをランキング プロファイルに関連付けるとき、FullTextIndexRankComponent インターフェイスを使用して、相対的なコンテキスト昇格重み付けも指定します。これにより、他の関連性昇格パラメーターと比較した、コンテキスト昇格の相対的な重要度が指定されます。重みは、ContextWeight プロパティを使用して指定します。重みは正規化され、通常、0 から 100 までの値が使用されます。

注意

既定のランキング プロファイル (default) には、既定のフルテキスト インデックス (content) のフルテキスト インデックス ランク コンポーネントがあります。新しく作成されたランキング プロファイルには、フルテキスト インデックスのランク コンポーネントとして既定のフルテキスト インデックスが含まれます。新しく作成されたフルテキスト インデックスのランク コンポーネントは 2 番目の FullTextIndexRankComponent オブジェクトとしてランキング プロファイルに追加されます。フルテキスト インデックスのランク コンポーネントを新しいものと置換する場合は、既定のフルテキスト インデックスのランク コンポーネントを削除してから、新規に作成する必要があります。

クエリの評価中、クエリ検索語句がインデックス内の非常に多くのアイテムと一致した場合に、クエリ一致ではドリリングを使用する場合があります。ドリリングは、プロパティ数を減らしてフルテキスト インデックス内でクエリを実行することにより、検索クエリの結果を絞り込みます。ドリリングはストップ ワードしきい値と重要度レベルに基づいて構成され、しきい値に達したときに最も関連性の高いアイテムが最初に返されるようにします。

ドリリングは、フルテキスト インデックスに対するクエリでストップ ワードしきい値に到達したときに、最も関連性の高いアイテムが最初に返されるようにします。ドリリングでは、対象のフルテキスト インデックス内でクエリを実行するプロパティの数 (ドリル レベル) を限定することによって、結果セットを自動的にドリル ダウンすることができます。フルテキスト インデックスで定義されている各管理プロパティには、重要度レベルが関連付けられています。重要度レベルが高くなると、そのレベルへドリリングしたとき、管理プロパティが一致範囲に含まれます。

同一のアイテム セットを持つ小規模なインデックスがある場合は、ドリル レベルの設定を既定の設定から変更できます。小規模なインデックスでは、ドリリングのパフォーマンス上の影響が制限されます。低いレベル (本文など) で管理プロパティに対する正しいランク値を得られるようにするには、フルテキスト インデックス内のすべての管理プロパティに対してドリル レベル 1 を使用できます。

4 つのドリル レベルを使用できます。重要度レベルは、表 6 で指定されているように、ドリル レベルにマップされます。

表 6. 重要度レベルとドリル レベルの関係

重要度レベル

ドリル レベル

1 と 2

ドリル レベル 1 に含まれます。

3 と 4

ドリル レベル 1 と 2 に含まれます。

5 と 6

ドリル レベル 1、2、および 3 に含まれます。

7

すべてのドリル レベルに含まれます。

ドリル レベル 1 のみを使用する場合は、重要度レベル 1 と 2 を使用して、管理プロパティのさまざまなコンテキスト昇格を実現できます。

注意

必要以上に多くのドリル レベル値を使用しないでください。フルテキスト インデックスで使用するレベルが多すぎると、不要な大規模なインデックス ファイル構造が作成されます。

ストップ ワードしきい値の設定の詳細については、「RankProfile インターフェイス」を参照してください。ドリリングのしくみについては、Microsoft TechNet の「動的ランクをチューニングする (FAST Search Server 2010 for SharePoint)」を参照してください。

クエリ絞り込み

クエリ絞り込みでは、クエリ結果に対して算出された収集済みの統計上のデータを使用して、クエリ結果を絞り込むことができます。これは、一般的には、作成日時のような、インデックスを付けられたアイテムに関連するメタデータと、アイテムに含まれる作成者と個人名に使用されます。絞り込みオプションを使用することにより、ある期間中に作成されたアイテムのみを表示したり、1 人の特定の人物のみを参照するアイテムを表示したりするようにクエリを絞り込むことができます。

FAST Search Server 2010 for SharePoint では、2 種類のクエリ絞り込みをサポートします。

  • 深い絞り込み  クエリ絞り込みは、検索クエリのすべての結果の管理プロパティ統計の集計に基づいています。インデクサーは、クエリの一致プロセスで使用される収集データを作成します。この種類のクエリ絞り込みを使用する利点は、絞り込みオプションが、クエリに一致するすべてのアイテムを反映するということです。これは、通常、推奨モードですが、多くの深い絞り込み条件を定義すると、クエリ一致コンポーネントのメモリ使用状況に大きく影響します。

    深い絞り込み用のインデックス データ構造を準備するが、クエリ評価用の機能はまだ有効にしたくない場合は、RefinementType プロパティを LatentRefinement に設定することを検討します。このオプションを使用すると、深い絞り込みで必要なデータ構造がメイン メモリーに読み込まれないため、クエリ評価に対するパフォーマンス上の影響はありません。設定を後から DeepRefinementEnabled に変更して、機能を有効にできます。その場合、変更はすぐに有効になります (アイテムのインデックスを再作成する必要はありません)。

  • 浅い絞り込み  クエリ絞り込みは、検索クエリの上位 50 の結果の管理プロパティ統計の収集に基づいています。絞り込み結果データは、結果の処理中に作成されます。絞り込みが上位の一致結果に限定されるため、隠れたクエリ結果を見つけられないことがあります。しかし、この絞り込みオプションはインデックス作成プロセスに影響しないため、有効にした直後に適用できます。

    浅い絞り込みは、クエリ処理ノードに対してパフォーマンス上の重要な影響があり、クエリ パフォーマンスを低下させます。

クエリ絞り込みオプションの数は、インデックス スキーマとクエリ時間の両方で指定できます。クエリ時間オプションの詳細については、「ff394639(v=office.14).md」を参照してください。

ヒントヒント

Datetime 管理プロパティの場合、スキーマ プロパティを使用する代わりに、クエリ時の絞り込み条件のビン分割を管理すると便利です。これにより、日付境界でのビン分割をより簡単に指定できるようになります。詳細については、「ff394639(v=office.14).md」を参照してください。

表 7 は、クエリ絞り込みに関連するインターフェイスを示しています。

表 7. クエリ絞り込み関連のインターフェイス

インターフェイス

説明

RefinerConfiguration

クエリ絞り込みを指定します。

ManagedProperty

管理プロパティは、クエリ結果で検索または取得可能なメタデータです。

ManagedProperty.RefinementEnabled プロパティを True に設定して、クエリ絞り込みと管理プロパティを関連付けることができます。これにより、管理プロパティに対して関連付けられた RefinerConfiguration オブジェクトが有効になります。

ManagedProperty.GetRefinerConfiguration メソッドと ManagedProperty.SetRefinerConfiguration メソッドを使用して、RefinerConfiguration を変更できます。

注意

Integer 型の管理プロパティについては、管理プロパティに負の数が含まれている可能性がある場合はクエリ絞り込みを有効にしないでください。絞り込み bin (値範囲) に負の数が含まれていると、この値範囲を掘り下げることができません。

スキーマ モデルの更新

スキーマ モデル内のクラス インスタンスを変更する場合は、変更を実際のインデックスに適用するインターフェイスによって公開される Update メソッドを使用する必要があります。

Update メソッドは、変更を管理サーバーのデータベースに書き込みます。更新メカニズムは非同期で、インデックスに変更が反映されるまで、次のようにある程度時間がかかる可能性があります。

  • スキーマの変更がインデックス サーバーに展開されるまで、30 から 60 秒の遅延があります。これにより、複数のスキーマが変更されてから単一のインデックスが更新されます。

    注意

    クロールされたプロパティ関連のインターフェイスは、インデックス サーバーに影響しません。遅延は、これらのインターフェイスを更新するときは当てはまりません。

  • インデックスの再作成が実行される前は、一部のスキーマ変更は影響しません。新規アイテムまたは更新されたアイテムの割合に基づいて、変動間隔で影響します。

  • 関連付けられたアイテムが更新される前は、一部のスキーマ変更は影響しません。クロールされたプロパティ マッピングに対して重要な変更を実行する場合、コンテンツの再フル クロールを強制的に実行することを検討する必要があります。

表 8. スキーマ更新および検索インデックスへの影響

スキーマ更新のインデックスへの影響

スキーマ更新の種類

再クロールは必要ありません。設定の変更は直ちに反映されます。

  • RankProfile オブジェクト、FullTextIndexRankComponent オブジェクト、ManagedPropertyBoostComponent オブジェクト、または QualityComponent オブジェクトの設定を追加、削除、または変更します

  • ManagedProperty オブジェクト、FullTextIndex オブジェクト、FullTextIndexMapping オブジェクト、または RefinerConfiguration オブジェクトを削除します

  • RefinementType=DeepRefinementDisabled が指定された RefinerConfiguration オブジェクトを追加します

  • RefinerConfiguration オブジェクトを削除します

  • RefinerConfiguration オブジェクトを変更します。ただし RefinementType の DeepRefinementDisabled から DeepRefinementEnabled への変更は除きます

  • 以下の機能の 1 つの無効にして、ManagedProperty オブジェクトを変更します

    • Queryable=False

    • RefinementEnabled=False

    • SortableType=Disabled

    • SummaryType=Disabled

再クロールは必要ありません。ただし、アイテムが再クロールされるまで、設定の変更はインデックスに反映されません。

  • ManagedProperty、FullTextIndex、または FullTextIndexMapping を追加します

  • RefinementType=DeepRefinementEnabled または RefinementType=ShallowRefinement が指定された RefinerConfiguration を追加します

  • ManagedProperty オブジェクトのすべての設定を変更します。ただしこの表の他の行に表示されている設定の変更は除きます

  • FullTextIndex オブジェクトまたは FullTextIndexMapping オブジェクトの設定を変更します

  • Category オブジェクト、CrawledProperty オブジェクト、または CrawledPropertyMapping オブジェクトの設定を追加、削除、または変更します

すべてのアイテムの再クロールとインデックスの再作成が必要です。

ManagedProperty プロパティの SubstringEnabled の設定を変更します。詳細については、「サブ文字列検索の有効化」を参照してください。

サブ文字列検索の有効化

中国語、日本語、および韓国語の検索を向上させるために、サブ文字列検索を有効にすることができます。詳細については、「インデックス スキーマを計画する (FAST Search Server 2010 for SharePoint)」を参照してください。

ManagedProperty プロパティの SubstringEnabled の設定を変更する場合は、すべてのアイテムのインデックスが自動的に再作成されてから、インデックス内の設定が変更されます。

このプロパティを変更するには、管理サーバーにある構成ファイル %FASTSEARCH%\components\admin-services\web.config で、AllowIndexPurgeOnSchemaUpdate フラグを yes に設定する必要があります。

注意

設定が変更されてから、すべてのコンテンツを再クロールする必要があります。これは、正しいトークン化処理を実行するために必要です。

インデックス スキーマ オブジェクト モデル インターフェイスの概要

以下のセクションでは、インデックス スキーマ オブジェクト モデルと、その主要なインターフェイスおよびそのプロパティについて説明します。

このオブジェクト モデルには、次の主要インターフェイスがあります。

  • CrawledProperty   インデックス スキーマ内の 1 つのクロールされたプロパティを表します。

  • Category   クロールされたプロパティの大まかな分類を表します。

  • ManagedProperty   インデックス スキーマ内の 1 つの管理プロパティを表します。

  • FullTextIndex   インデックス スキーマ内の 1 つのフルテキスト インデックスを表します。

  • FullTextIndexMapping  1 つの管理プロパティのフルテキスト インデックスへのマッピングを表します。

  • RankProfile   クエリ結果の関連性ランキングを実行する方法を定義します。

  • FullTextIndexRankComponent  ランキング プロファイルの特定のフルテキスト インデックスに関連付けられる近接昇格およびコンテキスト昇格重み付けパラメーターの設定を表します。

  • ManagedPropertyBoostComponent  管理プロパティの値の一致に基づくインデックス付きアイテムのランク昇格を有効にします。

  • QualityComponent  数値管理プロパティの値に基づくインデックス付きアイテムの静的ランク昇格を有効にします。

  • RefinerConfiguration   管理プロパティに関連付けられるクエリ絞り込み条件の設定を表します。

完全なリファレンス ドキュメントについては、「Microsoft.SharePoint.Search.Extended.Administration.Schema」を参照してください。

CrawledProperty インターフェイス

CrawledProperty は、表 9 で示されているように、インデックス スキーマ内の 1 つのクロールされたプロパティを表します。

表 9. CrawledProperty インターフェイスの主要プロパティ

プロパティ

説明

Name

クロールされたプロパティの名前、通常、ソース コンテンツ リポジトリからのハードコードされた名前を指定します。

CategoryName

クロールされたプロパティのカテゴリの名前を指定します。

IsMappedToContents

クロールされたプロパティのコンテンツを既定のフルテキスト インデックスにマップするかどうかを指定します。詳細については、「FullTextIndex インターフェイス」を参照してください。

IsMultiValued

このプロパティは使用されず、無視されます。クロールされたすべてのプロパティは、コンテンツ ソースからの複数値データをサポートします。

注意

複数値のクロールされたプロパティを管理プロパティにマップするとき、管理プロパティの MergeCrawledProperties が True に設定されるようにする必要があります。そうしないと、クロールされたプロパティの最初の値のみが管理プロパティにマップされます。

IsNameEnum

クロールされたプロパティの名前が (文字列ではなく) 列挙であるかどうかを指定します。

Propset

クロールされたプロパティの Propset は GUID です。GUID は、クロールされたプロパティが属するプロパティ セットを識別する 128 ビットの整数です。次に例を示します。

fafcebdf-cdea-4c29-b0b1-d47aba446d44

通常、インデックス コネクタの同じインスタンスからのクロールされたプロパティは、同じ Propset 値です。

VariantType

整数として表されるプロパティのバリアント型。これはプロパティのデータ型を示します。

Category インターフェイス

Category は、表 10 で説明されているように、コンテンツからのメタデータを抽出するときに使用する IFilter とコンテンツ ソースに基づく、クロールされたプロパティの大まかな分類を示します。

表 10. Category インターフェイスの主要プロパティ

プロパティ

説明

Name

クロールされたプロパティのカテゴリの名前を指定します。

DiscoverNewProperties

カテゴリで、新しくクロースされたプロパティが自動的に検出されるかどうかを指定します。

MapToContents

このカテゴリ内のクロールされたプロパティのコンテンツを既定のフルテキスト インデックスにマップするかどうかを指定します。詳細については、「フルテキスト インデックス」を参照してください。

True に設定されている場合は、クロールされた各プロパティに MapToContents が設定されていても、クロールされたすべてのプロパティは既定のフルテキスト インデックスにマップされます。

False に設定されている場合は、MapToContents が True に設定されているクロールされたプロパティのみが既定のフルテキスト インデックスにマップされます。

CreateCrawledProperty メソッドを使用して、Category インターフェイスからクロールされたプロパティを作成できます。

ManagedProperty インターフェイス

ManagedProperty は、インデックス スキーマ内の 1 つの管理プロパティを表します。管理プロパティは、クエリ絞り込み設定用の RefinerConfiguration オブジェクトに関連付けることができます。管理プロパティは、ランキング クエリ用の 1 つ以上のフルテキスト インデックスに関連付けられます。表 11 は、ManagedProperty インターフェイスの主要プロパティを示しています。

表 11. ManagedProperty インターフェイスの主要プロパティ

プロパティ

説明

Name

管理プロパティの名前を指定します。

Type

管理プロパティのデータ型を指定します。次のデータ型がサポートされています。

  • Text  テキスト検索用の UTF-8 テキスト データ型。

  • Integer  64 ビット符号付き整数。

  • Decimal  固定小数点符号付き 10 進数データ型。小数点以下の桁数を設定することができます。

  • Float  64 ビット浮動小数点データ型。

  • Datetime  日時データ型。このデータ型は、検索インデックスでは数値として表され、Integer データ型と同様に並べ替えとクエリ絞り込みをサポートします。

  • Boolean  ブール データ型。有効な値は True と False です。

DecimalPlaces

decimal データ型の小数点以下の桁数。

既定値: 3

DeleteDisallowed

管理プロパティをインデックス スキーマから削除できるかどうかを指定します。

IsMapped

代替アクセス マッピング (AAM) をサポートするために管理プロパティをマップするかどうかを指定します。

既定値: False

MappingDisallowed

クロールされたプロパティを管理プロパティにマップできるかどうかを指定します。

MaxIndexSize

1 つのアイテム内の管理プロパティからのデータで、検索インデックスに追加するデータの最大量を KB 単位で指定します。

既定値: 1024

MaxResultSize

ドキュメントの概要に格納できるデータの最大量を KB 単位で指定します。

既定値: 64

MergeCrawledProperties

管理プロパティにマップされるすべてのクロールされたプロパティのコンテンツを格納するかどうかを指定します。この設定を無効にすると、最初の空でないクロールされたプロパティの値が、管理プロパティのコンテンツとして使用されます。

複数値のクロールされたプロパティからすべての値を格納するには、このプロパティを True に設定する必要があります。False に設定すると、複数値のクロールされたプロパティから最初の値だけが管理プロパティにマップされます。

Queryable

クエリを実行するときに管理プロパティを単一のプロパティとして扱うかどうかを指定します。

注意

Queryable プロパティが False に設定されている場合でも、管理プロパティはフルテキスト インデックスに格納できます。

RefinementEnabled

この管理プロパティに対してクエリ絞り込みを有効にするかどうかを指定します。

既定値を持つ RefinerConfiguration オブジェクトを作成する場合は、このプロパティを True に設定します。

RefinerConfiguration は、GetRefinerConfiguration メソッドと SetRefinerConfiguration メソッドを使用して変更できます。

注意

クエリ絞り込みを使用する場合は、Queryable プロパティも True に設定する必要があります。

SortableType

管理プロパティのフルテキスト並べ替えの設定を指定します。

  • SortableDisabled  フルテキスト並べ替えはサポートされません。

  • SortableEnabled  フルテキスト並べ替えは、検索インデックスで有効化およびアクティブ化されます。

  • LatentRefinement  フルテキスト並べ替えは検索インデックスで有効になりますが、アクティブ化されません。つまり、インデックスは、この管理プロパティに基づいた並べ替えのために準備されますが、サポートするインデックス構造はメイン メモリに読み込まれません。SortableType は、アイテムのインデックスを作成し直さなくても後で Enabled に設定できます。詳細については、Microsoft TechNet の「インデックス スキーマを計画する (FAST Search Server 2010 for SharePoint)」を参照してください。

StemmingEnabled

この管理プロパティでステミングがサポートされるかどうかを指定します。

SubstringEnabled

この管理プロパティでサブ文字列検索をサポートするかどうかを指定します。

詳細については、Microsoft の TechNetで「インデックス スキーマを計画する (FAST Search Server 2010 for SharePoint)」を参照してください。TechNet.

SummaryType

この管理プロパティのドキュメントの概要タイプ。これは、クエリ結果内の一致アイテムに対して管理プロパティのコンテンツが返される方法を定義します。

  • Disabled  ドキュメントの概要はこの管理プロパティではサポートされません。

  • Static  ドキュメントの概要は、管理プロパティのテキスト表現です。

  • Dynamic  ドキュメントの概要は、管理プロパティの検索語句を強調表示する要約です。

    この概要タイプでは、SetResultFallBack メソッドを使用してフォールバック管理プロパティを指定することもできます。検索語句が強調表示される要約をクエリに対して作成できない場合、このフォールバック管理プロパティに関連付けられているドキュメントの概要がクエリ結果に返されます。

ManagedPropertyCollection インターフェイスの Create メソッドを使用して、管理プロパティを作成できます。

CrawledPropertyMapping インターフェイスを使用して、クロールされたプロパティ セットを管理プロパティにマップできます。マッピングを管理プロパティに関連付ける場合は、SetCrawledPropertyMappings メソッドを使用します。

FullTextIndexMappingCollection インターフェイスを使用して、管理プロパティを 1 つ以上のフルテキスト インデックスにマップできます。このインターフェイスにアクセスする場合は、GetFullTextIndexMappings メソッドを使用します。

FullTextIndex インターフェイス

FullTextIndex は、インデックス スキーマ内の 1 つのフルテキスト インデックスを表します。

FullTextIndexCollection インターフェイスを使用して既存のフルテキスト インデックスにアクセスできます。新しいフルテキスト インデックスを作成する場合は、FullTextIndexCollection.Create メソッドを使用します。

表 12 は、FullTextIndex インターフェイスの主要プロパティを示しています。

表 12. FullTextIndex インターフェイスの主要プロパティ

プロパティ

説明

Name

フルテキスト インデックスの名前を指定します。

IsDefault

このフルテキスト インデックスがクエリの既定のインデックスであるかどうかを指定します。

StemmingEnabled

ステミングをサポートするかどうかを指定します。

DeleteDisallowed

管理プロパティを削除できるかどうかを示すブール値。設定した場合、必須の管理プロパティになります。

注意

フルテキスト インデックスを削除し、名前は同じで設定が異なるフルテキスト インデックスを再作成しないでください。再作成されるフルテキスト インデックスには、削除される前にそのフルテキスト インデックス内でインデックスが作成されたすべてのアイテムが最初に含まれます。フルテキスト インデックスに含まれなくなったアイテムは、更新または削除されるまでクエリ結果に表示されます。

FullTextIndexMapping インターフェイス

FullTextIndexMapping は、1 つの管理プロパティフルテキスト インデックスに関連付けます。

このインターフェイスのプロパティは読み取り専用です。FullTextIndexMappingCollection インターフェイスの Create メソッドを使用して、管理プロパティを 1 つ以上のフルテキスト インデックスにマップできます。このインターフェイスにアクセスする場合は、ManagedProperty インターフェイスの GetFullTextIndexMappings メソッドを使用します。

表 13 は、FullTextIndexMapping インターフェイスの主要プロパティを示しています。

表 13. FullTextIndexMapping インターフェイスの主要プロパティ

プロパティ

説明

FullTextIndex

このマッピングのフルテキスト インデックスの名前を指定します。

ImportanceLevel

このマッピングの重要度レベルを取得します。重要度レベルは、1 から 7 までの整数値です。

詳細については、「重要度レベルとドリリング」を参照してください。

ManagedProperty

このマッピングの管理プロパティの名前を指定します。

RankProfile インターフェイス

RankProfile は、所定のランキング プロファイルの設定を表し、クエリ結果の関連性ランキングを実行する方法を定義します。

表 14 は、RankProfile インターフェイスの主要プロパティを示しています。

表 14. RankProfile インターフェイスの主要プロパティ

プロパティ

説明

Name

ランキング プロファイルの名前を指定します。

IsDefault

これが既定のランキング プロファイルかどうかを指定するブール値。

ランキング プロファイルを既定として指定する場合は、makeDefault メソッドを使用します。

StopWordThreshold

ドリリングは、ストップ ワードしきい値と連携して、フルテキスト インデックスに対するクエリでストップ ワードしきい値に到達したときに最も関連性の高いアイテムが確実に最初に返されるようにします。ドリリングでは、対象のフルテキスト インデックス内でクエリを実行するプロパティの数 (ドリル レベル) を限定することによって、結果セットを自動的にドリル ダウンすることができます。

StopWordThreshold の値は、10,000,000 個のアイテムの参照インデックス サイズを基準とします。StopWordThreshold が 10,000,000 の場合、ランク付けは、インデックス内のすべてのアイテムに対して実行されます。既定値は、2,000,000 です。この場合、検索語がインデックス内の 20% を超えるアイテムで見つかると、ドリリングが実行されます (StopWordThreshold は 10,000,000 で割ります)。

既定値: 2,000,000

PositionStopWordThreshold

指定したクエリのランク スコアの近接構成要素に検索語句が関与するかどうかを制御します。

D が特定の検索ノードで検索語句に一致するアイテムの数で、O が D 個のアイテムで見つかったその検索語句の合計数で、X が PositionStopWordThreshold 値とすると、(D + O) が X よりも小さい検索語句は、この検索ノードで近接昇格を計算するときに必ず考慮されます。

(D + O) が X よりも大きい検索語句の場合、その語句の位置情報はこの検索ノードでは取得されません。したがって、その検索語句は、この検索ノードで近接昇格を計算するときに考慮されません。

既定値: 20,000,000

QualityWeight

品質ランク構成要素の関連性係数を指定します。

重みは正規化され、通常、0 から 100 までの値として使用されます。

AuthorityWeight

影響力ランク構成要素の関連性係数。

重みは正規化され、通常、0 から 100 までの値として使用されます。

QueryAuthorityWeight

クエリの影響力ランク構成要素の関連性係数。

重みは正規化され、通常、0 から 100 までの値として使用されます。

FreshnessWeight

鮮度ランク構成要素の関連性係数。

重みは正規化され、通常、0 から 100 までの値として使用されます。

FreshnessResolution

鮮度昇格を計算するときの分解能。分解能を hour に設定すると、タイムスタンプが同じ時間内に記録されたアイテムは、同じ鮮度ランク昇格を得ます。

有効な値は以下のとおりです。

  • Second

  • Minute

  • Hour

  • Day

  • Year

RankModelName

高度な設定オプション。default と名づけられた既定のランク モデルを使用します。

FullTextIndexRankComponent オブジェクトのコレクションである FullTextIndexRankCollection インターフェイスを使用して、1 つ以上のフルテキスト インデックスをランキング プロファイルに関連付けることができます。マッピングは、GetFullTextIndexRanks メソッドを使用して管理します。

ManagedPropertyBoostComponent オブジェクトのコレクションである ManagedPropertyBoostCollection インターフェイスを使用して、1 つ以上の管理プロパティの昇格設定をランキング プロファイルに関連付けることができます。マッピングは、GetManagedPropertyBoosts メソッドを使用して管理します。

QualityComponent オブジェクトのコレクションである QualityComponentCollection インターフェイスを使用して、品質ランキング (静的ランキング) の 1 つ以上の管理プロパティをランキング プロファイルに関連付けることができます。マッピングは、GetQualityComponents メソッドを使用して管理します。

FullTextIndexRankComponent インターフェイス

FullTextIndexRankComponent は、ランキング プロファイルの特定のフルテキスト インデックスに関連付けられる近接昇格、コンテキスト昇格、および重要度レベル重み付けパラメーターの設定を表します。ランキングの概念の詳細については、「ランキング プロファイル」を参照してください。

表 15 は、FullTextIndexRankComponent インターフェイスの主要プロパティを示しています。

表 15. FullTextIndexRankComponent インターフェイスの主要プロパティ

プロパティ

説明

ProximityWeight

関連するランキング プロファイルのこのフルテキスト インデックスに関連付けられる近接昇格構成要素の関連性係数を指定します。値によって、他の昇格構成要素と比較した、この構成要素の相対的な重みを定義します。

重みは正規化され、通常、0 から 100 までの値として使用されます。

ContextWeight

関連するランキング プロファイルのこのフルテキスト インデックスに関連付けられるコンテキスト昇格構成要素の関連性係数。値によって、他の昇格構成要素と比較した、この構成要素の相対的な重みを定義します。

重みは正規化され、通常、0 から 100 までの値として使用されます。

FullTextIndexReference

関連性係数が適用されるフルテキスト インデックスを指定します。

さまざまな重要度レベルに対する関連性の重みは、GetImportanceLevelWeight メソッドと SetImportanceLevelWeight メソッドを使用して管理します。これは、この重要度レベルに関連付けられるコンテキスト昇格構成要素の関連性係数を表します。重みは正規化され、通常、0 から 100 までの値として使用されます。詳細については、「重要度レベルとドリリング」を参照してください。

ManagedPropertyBoostComponent インターフェイス

ManagedPropertyBoostComponent は、管理プロパティとの単語一致に基づいてインデックス付きアイテムのランク昇格を有効にします。一致する値を持つ検索可能な管理プロパティを、追加のランク ポイントの入力として使用できます。詳細については、「ランキング プロファイル」を参照してください。

表 16 は、ManagedPropertyBoostComponent インターフェイスの主要プロパティを示しています。

表 16. ManagedPropertyBoostComponent インターフェイスの主要プロパティ

プロパティ

説明

ManagedPropertyName

昇格値の影響を受ける管理プロパティの名前を指定します。

BoostValue

指定した管理プロパティに適用される 1 つ以上の連結昇格値を指定します。昇格値の形式は次のようになります。

<boost term>, <boost amount>

次に例を示します。

Microsoft, 200

この設定例では、ManagedPropertyName で指定した管理プロパティで、トークン "Microsoft" を含んでいる結果セット内のアイテムに対して、昇格値 200 をそのランクに追加します。

同じ管理プロパティに複数の昇格値を指定できます。次に例を示します。

doc, 2000, docx, 3000

この設定例では、ManagedPropertyName で指定した管理プロパティで "doc" または "docx" を含んでいるアイテムを昇格します。昇格値は、"doc" の場合は 2000 で、"docx" の場合は 3000 です。

QualityComponent インターフェイス

QualityComponent は、管理プロパティの数値に基づくインデックス付きアイテムの品質 (静的) ランク昇格を有効にします。

表 17 は、QualityComponent インターフェイスの主要プロパティを示しています。

表 17. QualityComponent インターフェイスの主要プロパティ

プロパティ

説明

ManagedPropertyReference

品質昇格を表す管理プロパティの名前を指定します。

Weight

この管理プロパティに関連する品質昇格値の関連性係数を指定します。値によって、他の品質昇格構成要素と比較した、この構成要素の相対的な重みを定義します。

重みは正規化され、通常、0 から 100 までの値が使用されます。

RefinerConfiguration インターフェイス

RefinerConfiguration は、管理プロパティに関連付けられるクエリ絞り込み条件の設定を表します。詳細については、「クエリ絞り込み」を参照してください。

注意

Integer 型の管理プロパティについては、管理プロパティに負の数が含まれている可能性がある場合はクエリ絞り込みを有効にしないでください。絞り込み bin (値範囲) に負の数が含まれていると、この値範囲を掘り下げることができません。

表 18 は、RefinerConfiguration インターフェイスの主要プロパティを示しています。

表 18.RefinerConfiguration インターフェイスの主要プロパティ

プロパティ

説明

RefinementType

この絞り込み条件に対して有効なクエリ絞り込みのタイプを指定します。

  • DeepRefinementEnabled  詳細な絞り込みが有効になります。

    クエリ絞り込みは、検索クエリのすべての結果に関して集計された管理プロパティの統計に基づいて行われます。

  • DeepRefinementDisabled  浅い絞り込みが有効になります。

    クエリ絞り込みは、検索クエリの上位ランクのヒットに関して集計された管理プロパティの統計に基づいて行われます。

  • LatentRefinement  詳細な絞り込みデータはインデックス ファイル構造に含まれますが、有効化されません。つまり、インデックスは、この管理プロパティに基づいて詳細な絞り込みのために準備されますが、サポートするインデックス構造はメイン メモリに読み込まれません。RefinementType は、アイテムのインデックスを作成し直さなくても後で DeepRefinementEnabled に変更できます。

既定値: DeepRefinementEnabled

Algorithm

数値絞り込み条件の離散化アルゴリズムを指定します。

  • Equalfrequency  さまざまな絞り込み bin の値範囲に異なる幅を指定できます。幅は、ほぼ同数の観察結果が各絞り込み bin に分類されるように計算されます。

  • Equalwidth  各絞り込み bin の値の範囲は同じです。幅は静的で、動的に計算されません。

  • Rangedivision  各絞り込み bin の値の範囲は同じであると見なされます。幅は動的に計算され、同じである必要はありません。

既定値: equalfrequency

Anchoring

文字列の絞り込み修飾子の照合モードを指定します。ドリルダウン クエリと参照される管理プロパティの実際のコンテンツを関連付ける方法、および照合の完全性の基準を説明します。

参照されるプロパティが複数値プロパティの場合、基準はそのプロパティ内の各文字列に適用されます。

  • Auto  境界一致が管理プロパティに対して有効になっている場合は Complete と同じ。有効になっていない場合は、None と同じ。

  • None  絞り込み修飾子は、アンカーされません。つまり、ドリルダウン クエリは、絞り込み修飾子の用語を含んでいるアイテムに一致しますが、一致する管理プロパティには、その用語の前後に別の用語が含まれている可能性があります。

  • Complete  絞り込み修飾子は、インデックス フィールドの先頭と末尾にアンカーされます。つまり、絞り込み修飾子と、一致するアイテムの管理プロパティは完全に一致します。

  • Prefix  絞り込み修飾子は、管理プロパティの先頭にアンカーされます。つまり、一致する管理プロパティは、絞り込み修飾子の用語で始まります。

  • Suffix  絞り込み修飾子は、管理プロパティの末尾にアンカーされます。つまり、一致する管理プロパティは、絞り込み修飾子の用語で終わります。

既定値: Auto

CutoffMaxBuckets

1 つのインデックス列で計算される絞り込み bin の数に対する制限を指定します。

各列では、(最も頻度が高い) 最適値が返されます。

これにより、クエリ照合ノードとクエリ処理ノードの間のネットワーク トラフィックに上限が設定されるので、多数の bin を使用して文字列絞り込み条件が返されるときの検索パフォーマンスを向上するために使用することをお勧めします。

既定値: 1000

DefaultValue

この絞り込み条件に関連付けられている管理プロパティに対して値がないアイテムに使用される既定値を指定します。

既定値: None

Divisor

ユーザーに表示する前に絞り込み値を小さくするために使用します。たとえば、実際の値がバイト単位で、換算単位が KB の場合、Divisor=1024 を使用します。

既定値: 1

Intervals

生成する絞り込み bin の最大数を指定します。

既定値: 4

Resolution

返される絞り込み bin の分解能。これは、数値絞り込み条件にのみ適用できます。たとえば、100 の境界すべてに合せるには、resolution="100" を使用します。

注意

Datetime 絞り込み条件でこのプロパティを使用する場合は、値は 100 ナノ秒の増分を表します。

既定値: 1

関連項目

参照

Microsoft.SharePoint.Search.Extended.Administration.Schema

概念

サード パーティ IFilter を使用するように FAST Search Server for SharePoint を設定する

カスタム プロパティ抽出器の作成

その他の技術情報

インデックス スキーマを計画する (FAST Search Server 2010 for SharePoint)

インデックス スキーマを管理する (FAST Search Server 2010 for SharePoint)

関連性を調整する (FAST Search Server 2010 for SharePoint)

インデックス スキーマに関するコマンドレット (FAST Search Server 2010 for SharePoint)