Range.Cells プロパティ (Excel)

指定した範囲のセルを表すRangeオブジェクトを返します。

注:

複数のプラットフォーム間で Office エクスペリエンスを拡張するソリューションを開発することに関心がありますか? 新しい Office アドイン モデルを参照してください。 Office アドインは、VSTO アドインやソリューションに比べてフットプリントが小さく、HTML5、JavaScript、CSS3、XML などのほぼすべてのWeb プログラミング テクノロジーを使用して構築できます。

構文

.セル

expressionRange オブジェクトを表す変数です。

注釈

戻り値は、単一のセルで構成される Range です。そしてそれにより、2 つのパラメーターを含む Item のバージョンを使用し、単一のセルで For Each ループを繰り返すことができます。

Range の既定のメンバーではパラメーターを使用して Item プロパティの呼び出しを転送するため、Item の明示的な呼び出しの代わりに、セル キーワードの後に続けて行および列のインデックスを指定できます。

オブジェクト修飾子を指定せずにセル を使用するのと、ActiveSheet.Cells を使用するのは同じです。

この例では、アクティブなブックの Sheet1 上のセル B2:D6 に斜体のフォント スタイルを設定します。

With Worksheets("Sheet1").Range("B2:Z100") 
   .Range(.Cells(1, 1), .Cells(5, 3)).Font.Italic = True
End With

この例では、myRangeという名前のデータ列をスキャンします。 セルの値が 1 つ上のセルの値と同じ場合は、その例は重複するデータを含むセルのアドレスを表示します。

Set r = Range("myRange") 
For n = 2 To r.Rows.Count 
    If r.Cells(n-1, 1) = r.Cells(n, 1) Then 
        MsgBox "Duplicate data in " & r.Cells(n, 1).Address 
    End If 
Next

この例では、セル により アイテム メンバーの動作が変化するしくみを説明します。

Public Sub PrintRangeAdresses
   Dim columnsRange As Excel.Range
   Set columnsRange = ThisWorkBook.Worksheets("exampleSheet").Range("B2:Z100").Columns
   
   Debug.Print columnsRange.Item(2).Address         'Prints "$C$2:$C$100" 
   Debug.Print columnsRange.Cells.Item(2).Address   'Prints "$C$2" 
   Debug.Print columnsRange.Cells.Item(2,1).Address 'Prints "$B$3"   
End Sub

この例では、セル により Enumeration の動作が変化するしくみを説明します。

Public Sub PrintAllRangeAdresses
   Dim columnsRange As Excel.Range
   Set columnsRange = ThisWorkBook.Worksheets("exampleSheet").Range("B2:C3").Columns
   
   Dim columnRange As Excel.Range
   For Each columnRange In columnsRange
      Debug.Print columnRange.Address   'Prints "$B$2:$B$3", "$C$2:$C$3"
   Next
   
   Dim cell As Excel.Range
   For Each cell In columnsRange.Cells
      Debug.Print cell.Address          'Prints "$B$2", "$C$2", "$B$3", "$C$3"
   Next  
End Sub

サポートとフィードバック

Office VBA またはこの説明書に関するご質問やフィードバックがありますか? サポートの受け方およびフィードバックをお寄せいただく方法のガイダンスについては、Office VBA のサポートおよびフィードバックを参照してください。