サンドボックス ソリューションの展開
サンドボックス ソリューションは、完全信頼ソリューションとほとんど同様に動作します。主な違いは、展開方法と、オブジェクト モデルに対するアクセスの程度です。サンドボックス ソリューションは、ファーム管理者によって、フロントエンド Web サーバー上のリソースをあまり使用しないように構成することもできます。
サンドボックス ソリューションの展開
サンドボックス ソリューションは、ソリューション ギャラリーを使用してサイト コレクション管理者によって展開されます。このギャラリーには、サイト コレクションのすべてのサンドボックス ソリューションが格納されます。ソリューション ギャラリーは、現在のリソースの使用状況、過去 2 週間の平均使用量、および各サンドボックス ソリューションの状況も示します。
サンドボックス ソリューションを展開する
SharePoint サイト コレクションの中で、ソリューションをアクセス可能にするページに移動します。
[サイトの操作] をクリックし、[サイトの設定] をクリックします。
[サイトの設定] ページで、見出し [ギャラリー] にある [ソリューション] をクリックします。
Server リボンの [ソリューション] タブで、[ソリューションのアップロード] をクリックします。
[ソリューションのアップロード] ダイアログ ボックスで、[参照] ボタンをクリックし、サンドボックス ソリューション パッケージ (.wsp ファイル) を選択します。[開く] をクリックします。
[ソリューションのアクティブ化] ダイアログ ボックスで、[アクティブ化] ボタンをクリックしてソリューションをアクティブ化します。
注意
サンドボックス ソリューション パッケージに、サイト コレクション レベルを対象とするフィーチャーが含まれる場合、そのフィーチャーは自動的にアクティブ化されます。サイト レベルを対象とするフィーチャーは、https://servername/site/subsite/_layouts/managefeatures.aspx の [サイト機能の管理] ページでアクティブ化する必要があります。オブジェクト モデルを通じてサンドボックス ソリューション パッケージを追加する場合は、サイト コレクションおよびサイトを対象とする両方のフィーチャーとも、https://servername/site/subsite/_layouts/managefeatures.aspx の [サイト機能の管理] ページでアクティブ化する必要があります。
サンドボックス ソリューションのコード アクセス セキュリティ ポリシー
サンドボックス ソリューションのコード アクセス セキュリティ (CAS) ポリシーは、既定の CAS ポリシーによって異なります。CAS ポリシーは、%ProgramFiles%\Common Files\Microsoft Shared\web server extensions\14\CONFIG\ ディレクトリ内にあり、wss_usercode.config という名前です。サンドボックス ソリューションには、以下の権限が付与されています。
CAS ポリシーの詳細については、「ASP.NET でコード アクセス セキュリティを使用する」および「セキュリティ ガイドライン : .NET Framework 2.0」を参照してください。
変更履歴
日付 |
説明 |
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2010 年 5 月 |
初版 |