XMMATRIX 構造体

16 バイト境界にアライメントされて 4 つのハードウェア ベクトル レジスタにマッピングされる 4×4 行列を記述します。

C++ でのプログラミング時に XMMATRIX を使用する際に使用できるコンストラクターや演算子などの追加機能の一覧については、「XMMATRIX の拡張機能」を参照してください。

注意

同等の D3DDECLTYPED3DFORMAT、および DXGI_FORMAT オブジェクトについては、「XNA Math ライブラリの型の同等性」を参照してください。

構文

typedef struct _XMMATRIX {    union {        XMVECTOR r[4];        struct {            FLOAT _11;            FLOAT _12;            FLOAT _13;            FLOAT _14;            FLOAT _21;            FLOAT _22;            FLOAT _23;            FLOAT _24;            FLOAT _31;            FLOAT _32;            FLOAT _33;            FLOAT _34;            FLOAT _41;            FLOAT _42;            FLOAT _43;            FLOAT _44;        };        FLOAT m[4][4];    };} XMMATRIX;

メンバー

  • r
    行列の行を表す、4 つのベクトルの配列

  • _11
    行列の要素

  • _12
    行列の要素

  • _13
    行列の要素

  • _14
    行列の要素

  • _21
    行列の要素

  • _22
    行列の要素

  • _23
    行列の要素

  • _24
    行列の要素

  • _31
    行列の要素

  • _32
    行列の要素

  • _33
    行列の要素

  • _34
    行列の要素

  • _41
    行列の要素

  • _42
    行列の要素

  • _43
    行列の要素

  • _44
    行列の要素

  • m
    行列を表す 4×4 配列

解説 

xnamath.h ヘッダー ファイル内では、XMMATRIX オブジェクトへのエイリアスが使用されます (具体的には CXMMATRIX)。このヘッダーは、このエイリアスを使用することで、各種のコンパイラの最適なインライン呼び出し規則に準拠します。XNA Math を使用するほとんどのプロジェクトでは、このエイリアスを XMMATRIX への正確なエイリアスとして扱うだけで十分です。

例:

typedef const XMMATRIX CXMMATRIX;

プロジェクトで、各種プラットフォームの呼び出し規則の扱われ方に関する詳細な情報が必要な場合は、「ライブラリの内部構造」を参照してください。

要件

ヘッダー: xnamath.h で宣言されています。

関連項目

XMMATRIX の拡張機能
XMFLOAT4X4