エラー メッセージ (Visual Basic)

アプリケーションが Visual Basic 環境内で動作しているとき、またはスタンドアロンの実行可能コードとして動作しているときに、エラー メッセージが生成される場合があります。 一部のエラー メッセージは、デザイン時またはコンパイル時に発生する場合もあります。

エラーのトラブルシューティングのために使用できるリソースについては、「Visual Basic プログラマのための追加リソース」を参照してください。

ランタイム エラー

Visual Basic の実行時エラーは、アプリケーションがシステムで処理できない動作を実行しようとした場合に発生します。

Visual Basic がスローするエラーは、Exception オブジェクトです。 Visual Basic では、Throw ステートメントを使用することで、Exception オブジェクトを含む任意のデータ型のカスタム エラーを生成できます。 キャッチされた例外の番号とメッセージをプログラムで表示して、エラーを識別できます。 エラーがキャッチされない場合、プログラムは終了します。

ランタイム エラーは、コードでトラップして調べることができます。 エラーを生成するコードを Try ブロックで囲むことによって、スローされたエラーを対応する Catch ブロックでキャッチできます。

実行時にエラーをトラップし、コードで対処する方法については、「Visual Basic での例外およびエラー処理」を参照してください。

コンパイル時のエラー

Visual Basic のコンパイラ エラーは、コンパイラがコード内に問題を検出したときに発生します。 コード エディターでは、エラーの原因となったコードの下に波線が表示され、そのコードの上でマウスを停止させると、エラー メッセージが表示されます。 メッセージは、[タスク一覧] にも表示されます。

[スマート コンパイル自動修正] 機能は、一部のエラーの修正方法を提示します。この方法を利用してエラーを修正できます。 エラーが起きたとき、波線の右側の下に四角形の記号が表示される場合は、マウスを波線の上に置くか、[タスク一覧] に表示されたエラー メッセージをダブルクリックすると、記号がスマート タグ パネルに変わります。 スマート タグ パネルをクリックするか、マウス ポインターを置くと [エラー修正のオプション] ヘルパー ウィンドウが開き、エラーに関する説明とエラーの対処方法のセットが表示されます。 詳細については、「方法: 自動修正でコンパイラ エラーを修正する (Visual Basic)」を参照してください。

Visual Basic コンパイラにはランタイム エラーを起こす可能性のあるコードに関する警告のセットが含まれています。 この情報を使用して、バグの少ない適切かつ高速なコードを作成できます。 たとえば、ユーザーが、割り当てが行われていないオブジェクト変数のメンバーを呼び出そうとしたり、戻り値を設定せずに関数から戻ろうとしたり、または例外をキャッチするロジックにエラーがある Try ブロックを実行しようとしたりすると、コンパイラは警告を表示します。 警告の表示と非表示など、警告の詳細については、「Visual Basic での警告の構成」を参照してください。

関連項目