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作業項目クエリからの Excel レポートの作成

カスタム レポートを Excel で生成する最も簡単な方法の 1 つは、単純なリストのクエリから開始することです。 状態グラフとトレンド グラフの両方を生成できます。 また、レポートが作成された後、ピボットテーブルを使用してフィールドを追加またはフィルター処理することにより、データをさらに操作できます。

こうしたレポートを生成できるのは、レポート作成サービスが構成されているオンプレミスの TFS で作業している場合のみです。

単純なリストのクエリから生成された状態レポートの例を次に示します。

Excel の状態の円グラフ レポート

要件

  • 配置を Reporting Services と統合する必要があります。 オンプレミスの TFS アプリケーション層サーバーにレポート作成サービスのサポートが構成されていない場合、次のリンクに記されている手順を実行してこの機能を追加できます: チーム プロジェクトへのレポートの追加

  • TfsWarehouseDataReader セキュリティ ロールのメンバーである必要があります。 メンバーになるには、「Visual Studio ALM 用データ ウェアハウスのデータベースへのアクセスの許可」を参照してください。

  • Excel のバージョンが Office 2007、Office 2010、または Office 2013 と互換性があります。 Excel がない場合は、今すぐインストールします。

  • Visual Studio、または Visual Studio 用のチーム エクスプローラー プラグインが必要です。こちらのダウンロード サイトからインストールできます。 チーム エクスプローラーは無料で、Windows OS が必須です。

    Excel 用の Team Foundation アドインを取得するには、チーム エクスプローラーをインストールする必要があります。

単純なリストのクエリからの Excel レポートの作成

Visual Studio 用の チーム エクスプローラー プラグインから作業する場合、以下の手順を使用します。

  1. レポートに含める作業項目が入っている単純なリストのクエリを作成するか、開きます。

    レポートのベースにするフィールドを選択し、それらをフィルター条件に含めるか、列オプションとして含めます。 レポート不可フィールドの場合は、「Q: どのフィールドがレポート不可ですか。」を参照してください。

  2. クエリ結果ビューから、Excel 形式のレポートを作成します。

    Microsoft Excel でのレポートの作成

  3. 生成するレポートのチェック ボックスをオンにします。

    展開されたノード、[新しい作業項目レポート] ダイアログ ボックス

    Excel によるレポートの生成が完了するまで待ちます。 この手順は、レポートの数やデータの量に応じて、数分かかることがあります。

    各ワークシートにレポートが表示されます。 最初のワークシートには、各レポートへのハイパーリンクが提供されます。 円グラフには状態レポートが表示され、面グラフにはトレンド グラフが表示されます。

  4. レポートを表示するには、タブを選択します。たとえば、状態別に作業項目の配分を表示する場合は、[状態] タブを選択します。

    グラフ タイプおよびフィルターを変更できます。 詳細については、「ピボットテーブルや他のビジネス インテリジェンス ツールを使ってデータを分析する」を参照してください。

Excel を使用してクエリ ベースのレポートを生成する

Team Web Access、または Visual Studio 用 チーム エクスプローラー プラグインから作業する場合には、以下の手順を使用します。

  1. Office Excel ブックを開いて、[新しいレポート] を選択します。

    新しいレポート (チーム メニューの選択)

    [チーム] メニューが表示されない場合、チーム エクスプローラーをインストールして、Excel に対する Team Foundation アドインを取得する必要があります。 このトピックで既に示されている要件をご覧ください。

  2. チーム プロジェクトに接続し、クエリを選択します。

    必要なサーバーが表示されない場合、今すぐ追加します。

  3. 生成するレポートを選択します (前の手順の手順 3 と 4)。

Q & A

Q: どのフィールドがレポート不可ですか。

A: レポート不可フィールドは、クエリ フィールド条件に、または列オプションとして含めることはできますが、レポートの生成には使用されません。

  • [説明] フィールド、[履歴] フィールド、およびその他の HTML データ型フィールド。 これらのフィールドは、ピボットテーブルに追加されることも、レポートの生成に使用されることもありません。 Excel では、これらのフィールドに関するレポートの生成をサポートしていません。

  • [次の値を含む][語を含む][次の値を含まない]、または [語を含まない] のいずれかの演算子を指定するフィルター条件を持つフィールドは、ピボットテーブルに追加されません。 Excel は、これらの演算子をサポートしていません。

Q: Visual Studio Online で作業中にレポートを作成できますか。

A: Excel レポートは作成できませんが、クエリ ベースのグラフは作成できます。

Q: レポートを更新して最新のデータを表示するにはどうすればよいですか。

A: いつでも、[データ] タブで [最新の情報に更新] を選択すると、ブックでピボットテーブルのデータを更新できます。 詳細については、「ピボットテーブルのデータを更新する」を参照してください。

Q: これらのレポートをプロジェクト ポータルにアップロードできますか。

A: できます。 「ドキュメントおよびドキュメント ライブラリの管理」を参照してください。

参照

概念

タスクをサポートするための Team Foundation クライアントの選択