Visual Studio ALM 用 MSF for Agile Software Development

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チームは、図に示す作業項目の種類 (WIT: Work Item Type)、レポート、およびダッシュボードを使用してプロジェクトを計画し、その進行状況を追跡、表示、および報告できます。 アジャイルの基本原則と価値に基づくこれらの成果物は、チーム プロジェクトを作成するときに、MSF (Microsoft Solutions Framework) for Agile Software Development プロセス テンプレートを使用して作成されます。

TFS 2013 アジャイル プロセス テンプレート成果物

最新バージョンの TFS (Team Foundation Server) をインストールまたはアップグレードすると、最新バージョンのアジャイル プロセス テンプレートが、自動的に TFS にアップロードされます。 プロセス テンプレートのダウンロードとアップロードには、プロセス テンプレート マネージャーを使用します。

チームは、WIT、レポート、およびダッシュボードに加え、一連の作業項目クエリを使用できます。これにより、情報の追跡や、進行状況の分析、さらに意志決定がサポートされます。

作業項目の種類を使用した作業の計画および追跡

チームは機能と要件をユーザー ストーリーとしてキャプチャして、プロジェクトを計画します。 また、バグ、タスク、および懸案事項の WIT を使用して、バグ、作業、および処理を妨げる懸案事項を追跡します。 ポートフォリオ管理をサポートするには、チーム全体のユーザー ストーリーのロールアップを表示する機能を作成します。 これらの WIT の使い方の詳細については、「アジャイル プロセス テンプレートの作業項目の種類とワークフロー」を参照してください

Agile 7.0 の作業項目の種類

作業項目は、作業の定義、割り当て、優先度、および状態を保存するために使用する TFS データベース レコードです。 作業項目の種類は、種類ごとにフィールド、ワークフロー、およびフォームのテンプレートを定義します。 作業項目は、相互にリンクすることで、依存関係、作業のロールアップ、レポートを追跡できます。

作業項目クエリを使用した作業項目の一覧表示

アジャイル テンプレートに用意されている共有の作業項目クエリを使用して、現在のスプリントまたはプロダクト バックログの作業項目を一覧表示できます。

アジャイル作業項目クエリ

クエリは作業項目ページから開き、クエリ エディターを使用してさまざまなフィルター条件を適用できます。 また、クエリをチーム クエリとして追加すると、そのクエリがチーム ホーム ページに表示されます。

ヒント

新しいイテレーションが最新になったときに、[現在のイテレーション] フォルダーに一覧表示されたクエリは自動的に更新されません。現在のイテレーションは、スプリント スケジュールに割り当てた日付に基づきます。各クエリのイテレーション パスを手動で更新し、現在のイテレーションに対応するイテレーション パスを参照する必要があります。

チーム エクスプローラーで、Excel の作業項目クエリを開いて、一括編集を実行できます。 また、プロジェクト ポータルからトリアージ ブックや懸案事項ブックを開いてバグに優先度を設定し、懸案事項を確認することもできます。

レポートを使用した進行状況の監視

アジャイル プロセス テンプレートには、次のレポートが用意されています。 これらのレポートを効果的に利用するには、ビルド プロセスの定義、作業項目のリンク、ステータスまたは残存作業の更新など、チームが特定のアクティビティを実行する必要があります。

ビルド レポート

プロジェクト管理レポート

テストおよびバグ レポート

これらのレポートにアクセスするには、チーム プロジェクト コレクションを SQL Server Analysis Services および Reporting Services で構成する必要があります。

ダッシュボードを使用した進行状況の表示

ダッシュボードには、プロジェクト データが表示され、調査作業をサポートします。ダッシュボードは、チームが共通のタスクをすばやく実行するのに役立ちます。 次のダッシュボードでは、Analysis Services キューブに組み込まれた作業項目とレポートを一覧表示する Team Web Access パーツの表示がサポートされています。

ダッシュボードを使用するには、チーム プロジェクトがプロジェクト ポータルを構成し、そのプロジェクト ポータルで SharePoint サイトを指定する必要があります。