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/Zc:auto (変数の型の推測)

/Zc:auto[-] コンパイラ オプションは、変数を宣言するために auto キーワードを使用する方法をコンパイラに伝えます。 既定のオプション /Zc:auto を指定すると、コンパイラは宣言された変数の型を初期化式から推測します。 /Zc:auto- を指定すると、コンパイラは変数を自動ストレージ クラスに割り当てます。

/Zc:auto[-]

解説

C++ 基準は、auto キーワードの元の意味と改定された意味を定義します。 Visual C++ 2010 より前までは、キーワードは自動ストレージ クラスで変数を宣言していました。つまりローカルの有効期間のある変数です。 Visual C++ 2010 からは、キーワードは宣言の初期化式から変数の種類を推測します。/Zc:auto[-] コンパイラ オプションを使って、auto キーワードの元の意味または改定された意味を使うようコンパイラに伝えます。

auto キーワードの使用が現在のコンパイラ オプションと矛盾している場合、コンパイラは適切な診断メッセージを発行します。 詳細については、「auto キーワード」を参照してください。 Visual C++ の準拠の問題の詳細については、「非標準動作」を参照してください。

このコンパイラ オプションを Visual Studio で使用するには

  1. プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。 詳細については、「プロジェクトのプロパティの操作」を参照してください。

  2. [構成プロパティ] ノードをクリックします。

  3. [C/C++] ノードをクリックします。

  4. [コマンド ライン] ノードをクリックします。

  5. /Zc:auto または /Zc:auto-[追加オプション] ペインに追加します。

参照

関連項目

/Zc (準拠)

auto キーワード