テスト コンピューターでのテストの実行またはデータの収集の設定

Visual Studio 2012 を使用してテストを実行できます。また、テストの実行時にデータおよび診断を収集することもできます。収集するデータと診断を指定するには、テストの設定を使用します。テスト コンピューターでの実行方法に影響を与える診断データ アダプターを選択することもできます。たとえば、テストの実行中にデスクトップのビデオ記録を作成したり、Web サーバーに関するシステム情報の収集を行ったりすることができます。またはシステムにボトルネックを付加するため、低速なネットワークをエミュレートすることがあります。

複数のコンピューターでのテスト、またはデータと診断の収集をリモートで実行するには、テスト コントローラーとテスト エージェントを使用する必要があります。テスト コントローラーはサービスとして動作し、実行するテスト エージェントにテストを割り当てます。また、テスト コントローラーは、収集する必要があるデータまたは診断をテスト エージェントに通知することもできます。Visual Studio、または Team Foundation Serverのテスト コントローラーを登録する場合、を使用して Microsoft Test Managerを使用してコントローラーとエージェントの管理、テスト コントローラーとテスト エージェントを管理できます。

分散アプリケーションではテストの実行またはデータの収集に、使用する各コンピューターのロールを定義します。たとえば、Web サーバー、データベース サーバー、およびデスクトップ クライアントで構成されるアプリケーションがある場合、それぞれに 1 つのロールを定義します。デスクトップ クライアントは、ローカルでテストを実行してデータを収集し、他のロールはそのロールが割り当てられたコンピューターで必要などのデータでも収集できます。また、同じロールに複数のコンピューターが再配置できます。

Microsoft Test Managerを使用すると、このロール セット用の 環境を 作成します。環境は、各コンピューターに再配置ロールを持つコンピューターのコレクションです。

このトピックの以下のセクションでは、実行するテストの種類、および環境を使用するかどうかに基づいて、テストの実行方法とデータの収集方法の詳細を説明します。

• 手動テスト

• 自動テスト

• 環境

手動テスト

環境に含まれていないローカル コンピューターでは、手動テストを実行することをお勧めします。手動テストでは、次の方法でデータを収集したり、テスト コンピューターに影響を与えたりできます。

• 既定のテストの設定を使用して、ローカル コンピューターでデータを収集する。

• 収集するデータを指定して、ローカル コンピューターでデータを収集する。

• アプリケーションのローカル層とリモート層でデータを収集する。

これらの状況で使用するテストの設定と環境を設定する方法の詳細については、「Microsoft テスト マネージャーでのテスト設定の指定」を参照してください。

自動テスト

Microsoft Test Manager を使用するか、Visual Studio 2012を使用してテストを実行できます。

Microsoft Test Managerを使用して自動テストを実行する場合、テスト計画からテストを実行するロール セットを含むラボ環境を使用する必要があります。Team Foundation Serverのチーム プロジェクトに登録されているテスト コントローラーを作成する必要があります。ただし、Microsoft Test Manager は、環境内の各マシンにテスト エージェントを設定します。

Visual Studio を使用して自動テストを実行する場合は、ローカル コンピューターで自動テストを実行してデータをローカルに収集するテストの設定を使用できます。多階層アプリケーションの特定の部分でデータを収集したり、テスト コンピューターに影響を与えたりする場合は、テスト コントローラーとテスト エージェントを選択し、テストの設定で使用するロールを追加できます。Team Foundation Serverのテスト コントローラーを登録する必要があります。ただし、テストを開始するか、テスト データを収集する予定の各マシンにテスト エージェントを設定する必要があります。

次の図は、テスト対象のアプリケーションの各ロールに関してコンピューターにインストールされるテスト コントローラーおよびテスト エージェントと、テスト エージェントが実行できるタスクを示しています。テスト コントローラーは、自身に登録されたテスト エージェントを管理します。

重要
Microsoft Test Managerを使用して環境の一部としてテスト コントローラーを使用するには、次の図に示すように Team Foundation Serverとして登録する必要があります。ただし、Visual Studio からテスト コントローラーを使用する場合は、Team Foundation Serverのテスト コントローラーを登録しないでください。

注意
テストのセットアップで必要な場合は、テスト エージェントとテスト コントローラーを複数のドメインにインストールできます。

環境

テストを行うために Microsoft Test Manager を使用してテストを実行するラボ環境を作成します。2 種類の環境があります: 標準および SCVMM の環境。標準的な環境は、物理コンピューターまたは仮想マシンを使用して仮想マシンは、仮想化のフレームワークで実行できます。SCVMM の環境は、System Center Virtual Machine Manager で (SCVMM) 管理される仮想マシンのみ使用されます。

Microsoft Test Manager が両方の種類の環境を設定するために使用できます。ケースでは、SCVMM の環境、環境、ライブラリに格納された環境を停止または開始し、それらの複数のコピーを作成します。

いずれの場合も、各コンピューターに環境内のロールを再配置。たとえば、一般的な役割を [Web サーバー] と [デスクトップ クライアント] です。テストのワークフローによってロール名が各コンピューターに配置するソフトウェアとテストを決定するために使用されます。

Test Manager は、ソフトウェアを展開し、テストを実行し、テスト結果を収集するようにテスト コントローラーを使用する各コンピューターにテスト エージェントが挿入されます。

詳細については、「ラボ環境の作成」を参照してください。

タスク

テストを実行してデータを収集するようにコンピューターを設定するには、次のトピックを参照してください。

参照

概念

アプリケーションのテスト

Microsoft テスト マネージャーでのテストの実行