[設定] ページ (プロジェクト デザイナー)
プロジェクト デザイナーの [設定] ページでは、プロジェクトのアプリケーション設定を指定します。アプリケーション設定を使用することにより、アプリケーションのプロパティ設定やその他の情報を動的に格納し、取得できます。また、これを使用すると、クライアント コンピューターでカスタム アプリケーションとユーザー設定を保守できます。詳細については、「アプリケーション設定」を参照してください。
[設定] ページを表示するには、ソリューション エクスプローラーでプロジェクト ノードを選択し、[プロジェクト] メニューの [プロパティ] をクリックします。プロジェクト デザイナーが表示されたら、[設定] タブをクリックします。
ヘッダー バー
[設定] ページの上部のヘッダー バーには、以下のコントロールがあります。
[同期]
アプリケーションが実行時 (またはデバッグ時) に使用するユーザー スコープ設定を、デザイン時に定義された既定値に復元します。データの復元は、実行時に生成されたアプリケーション固有のファイルを、ディスク (プロジェクト データではなく) から削除することで行われます。[Web 設定の読み込み]
[ログイン] ダイアログ ボックスが表示され、認証されたユーザーまたは匿名ユーザーの設定を読み込むことができます。詳細については、「[ログイン] ダイアログ ボックス (プロジェクト デザイナー - [設定] ページ)」を参照してください。このボタンは、[サービス] ページでクライアント アプリケーション サービスを有効にして、[Web 設定サービスの場所] を指定した場合にのみ使用できます。Web 設定サービスの詳細については、「クライアント アプリケーション サービス」を参照してください。[コードの表示]
Visual Basic プロジェクトでは、Settings.vb ファイルのコードを表示できます。このファイルは MySettings クラスを定義し、特定のイベントを My.Settings オブジェクトで処理できるようにします。My.Settings オブジェクトを使用したアプリケーション設定へのアクセスの詳細については、「アプリケーション設定へのアクセス」を参照してください。Visual C# プロジェクトでは、Settings.cs ファイルのコードを表示できます。このファイルは Settings クラスを定義し、特定のイベントを Settings オブジェクトで処理できるようにします。Visual Basic 以外の言語でユーザー設定を保持するには、このラッパー クラスの Save メソッドを明示的に呼び出す必要があります。これは、通常、メイン フォームの Closing イベント ハンドラーで行います。Save メソッドの呼び出しの例については、「アプリケーション設定」を参照してください。
アプリケーション設定へのアクセスの詳細については、「Windows フォームのアプリケーション設定」を参照してください。
[アクセス修飾子]
Visual Studio によって Settings.Designer.cs または Settings.Designer.vb に生成される Properties.Settings ヘルパー クラス (C# の場合) または My.Settings ヘルパー クラス (Visual Basic の場合) のアクセス レベルを指定します。Visual C# のプロジェクトでは、アクセス修飾子として [Internal] または [Public] を指定できます。
Visual Basic のプロジェクトでは、アクセス修飾子として [Friend] または [Public] を指定できます。
既定の設定は、[Internal] (C# の場合) または [Friend] (Visual Basic の場合) です。Visual Studio でヘルパー クラスをInternal または Friend として生成すると、実行可能 (.exe) アプリケーションは、クラス ライブラリ (.dll ファイル) に追加されたリソースと設定にアクセスできなくなります。DLL からリソースと設定を共有する必要がある場合は、アクセス修飾子を [Public] に設定します。
Properties.Settings ヘルパー クラス (C# の場合) または My.Settings ヘルパー クラス (Visual Basic の場合) の詳細については、「アプリケーション設定」を参照してください。
設定グリッド
設定グリッドでは、アプリケーション設定を構成できます。このグリッドには、次の列があります。
[名前]
このフィールドには、アプリケーション設定の名前を入力します。[型]
ドロップダウン リストを使用して、設定の種類を選択します。ドロップダウン リストには、[String]、[(接続文字列)]、[System.Drawing.Font] など、最もよく使用される型が表示されます。他の型を選択するには、リストの最後にある [参照] をクリックし、[種類の選択] ダイアログ ボックスで型を選択します。このダイアログ ボックスで型を選択すると、その型が、ドロップダウン リストの一般的な型に追加されます (現在のソリューションでのみ有効)。スコープ
[アプリケーション] または [ユーザー] を選択します。接続文字列などのアプリケーション スコープ設定はアプリケーションに関連付けられ、実行時にユーザーが変更できません。
システム フォントなどのユーザー スコープの設定は、ユーザー設定として使用され、実行時にユーザーが変更できます。
値
アプリケーション設定に関連付けるデータまたは値です。たとえば、設定がフォントの場合は、その値として [Verdana, 9.75pt, style=Bold] などを指定できます。