[データベース オブジェクトの選択] ダイアログ ボックス (モデルの更新ウィザード)

[データベース オブジェクトの選択] ダイアログ ボックスは、モデルの更新ウィザードの一部です。 モデルの更新ウィザードを起動するには、Entity Data Model デザイナー画面で空の領域を右クリックするか、[モデル ブラウザー] ウィンドウの任意の場所を右クリックし、[データベースからモデルを更新] を選択します。 [データベース オブジェクトの選択] ダイアログ ボックスには、[追加][更新]、および [削除] の 3 つのタブがあります。 このトピックでは、これらの各タブの機能の概要を説明します。 モデルの更新ウィザードが .edmx ファイルに加える変更の詳細については、「モデルの更新ウィザードによる .edmx ファイルに対する変更」を参照してください。

タブ 説明

[追加]

現在のストレージ モデルには表されないデータベース オブジェクトのツリー ビューが表示されます。 追加するオブジェクトを選択すると、モデルの更新ウィザードによって、概念モデル、ストレージ モデル、およびマッピングが変更されます。

EntityEntitySet、および NavigationProperty の名前に単数形と複数形に関する英語のルールを適用しない場合は、[生成されたオブジェクトの名前を複数化または単数化する] チェックボックスをオフにします。 このチェックボックスをオンにすると、新しく追加された項目について以下のように処理されます。

  • EntityType 名がすべて単数形になります。

  • EntitySet 名がすべて複数形になります。

  • NavigationProperty が返すエンティティが最大で 1 つの場合、名前は単数形になります。

  • NavigationProperty が返すエンティティが複数の場合、名前は複数形になります。

    Cc716689.note(ja-jp,VS.100).gif注 :
    Entity Data Model ウィザードは PluralizationService を作成し、それを EntityModelSchemaGenerator に渡して、単数形と複数形の英語のルールを適用します。

データベースの外部キー列に対応するエンティティ型のプロパティを生成しない場合は、[モデルに外部キー列を含める] チェックボックスをオフにします。 概念モデルの外部キーの操作については、「Defining and Managing Relationships」および「ReferentialConstraint Element (CSDL)」を参照してください。

Cc716689.note(ja-jp,VS.100).gif注 :
データベース テーブルに外部キーが 1 つだけ含まれている場合 (純粋結合テーブルと呼ばれます)、対応するエンティティ型は生成されず、外部キーに対応する関連するエンティティ型のプロパティも生成されません。代わりに、純粋結合テーブルがリンクする 2 つのエンティティ型の間に多対多のアソシエーションが生成されます。

[更新]

データベースとストレージ モデルの両方に存在するすべてのオブジェクトのツリー ビューが表示されます。 ここに表示されるすべての項目の定義はストレージ モデルで上書きされます。

[削除]

このタブには、ストレージ モデルには存在していても、データベースには存在しないすべてのオブジェクトのツリー ビューが表示されます。 ここに表示されるすべての項目はストレージ モデルから削除されます。

Cc716689.note(ja-jp,VS.100).gif注 :
オブジェクトを更新および削除すると、ストレージ モデルだけが変更されます。概念モデルとマッピングには、手動で変更を加える必要があります。概念モデルの手動による定義については、「Defining a Conceptual Model」を参照してください。

参照

処理手順

方法: データベースの変更時に .edmx ファイルを更新する (Entity Data Model ツール)

その他のリソース

モデルの更新ウィザード (Entity Data Model ツール)