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解説

指定したコレクションからエレメントやコレクションを読み出す。indexによって動作が変わる。

構文

element = object**.item(index [,** subindex])

パラメータ	解説
index	読み出すエレメントやコレクションを指定する数字や文字列。このパラメータが数字の場合には、メソッドは指定した位置のコレクションからエレメントを返す。この場合、最初のエレメントが位置0となり、次が1となる。このパラメータが文字列の場合には、このメソッドはエレメントのコレクションを返す。指定した文字列は、それぞれのエレメントのnameあるいはidプロパティの値と一致する。
subindex	オプション。読み出すエレメントの位置を指定する数値。このパラメータはindexが文字列の場合に使用される。メソッドは、その文字列と同じnameまたはidを持つ全てのエレメントのコレクションを作る文字列を使用する。このコレクションからsubindexで指定した位置のエレメントを読み出す。

戻り値

成功した場合には、エレメントオブジェクトまたはエレメントオブジェクトのコレクションを返す。そうでない場合にはnullを返す。

例

次のJScript例は、ドキュメントの中からそれぞれのエレメントを読み出すためにitemメソッドを使っている。この場合は、メソッドのパラメータに数字を指定しているため、エレメントをドキュメントの中で出現する順番で読み出すことになる。

var coll = document.all;
if (coll!=null) {
for (i=0; i<coll.length; i++)
alert(coll.item(i).tagName);
}

次のJScript例は、ドキュメントの中でidが"Sample"というエレメントを全て集めたコレクションを読み出すためにitemメソッドを使っている。そして、itemメソッドはその後に"Sample"コレクションの中からそれぞれのエレメントを読み出している。

var coll = document.all.item("Sample");
If (coll != null) {
for (i=0; i<coll.length; i++) {
alert(coll.item(i).tagName);
}
}

次のJScript例は、前の例と似ているが、個々のエレメントを読み出すためにitemメソッドのsubindexパラメータを使っている。

var coll = document.all.item("Sample")
if (coll!=null) {
for (i=0; i<coll.length; i++)
alert(document.all.item("Sample",i).tagName);
}

適用

all, anchors, applets, areas, cells, elements, embeds, filters, forms, frames, images, imports, links, options, plugins, rows, scripts, styleSheets

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