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Schedule+ からのアップグレード

Office XP リソース キット/メッセージング/Outlook 2002 へのアップグレード

Outlook 2002 にアップグレードしてスケジュール機能を使用すれば、Microsoft Schedule+ アプリケーションの基本機能と同様の機能を引き続き利用できます。さらに、改良された機能も活用できます。

Outlook 2002 には、Schedule+ 7.x と Schedule+ 1.0 のすべての機能が含まれています。その中には、予定、イベント、連絡先、および仕事が含まれます。加えて、Outlook には Schedule+ では利用できない次の機能も含まれています。

  • 履歴およびメモの各アイテムと統合された電子メール機能
  • 予定表、連絡先、および仕事の情報の追加ビュー
  • 詳細なカスタム ビュー機能
  • 仕事の依頼

ユーザー インターフェイスやその他の機能に違いはありますが、Outlook でも Schedule+ と同じ方法で予定表、連絡先、および仕事情報を処理できます。Schedule+ ユーザーと空き時間情報を自由にやり取りすることもできます (Outlook 2002 と Schedule+ 1.0 で情報を共有する場合、Outlook で Schedule+ 1.0 データを読んで変換するために Schedule+ 7.x が使用されます)。しかし、Outlook 2002 の電子メールなどの機能を使用しながら、Schedule+ を通常使用する予定表ツールとして継続して使用することはできません。

Schedule+ のデータ ファイルのインポート

Schedule+ から Outlook 2002 にアップグレードする場合は、Outlook 2002 をインストールしてから、Schedule+ のデータ ファイルをインポートします (Schedule+ はコンピュータから削除されません)。

   Outlook は、Schedule+ 7.x アプリケーションを使用して、Schedule+ 1.0 の CAL ファイルをインポートします。コンピュータに Schedule+ 7.x がインストールされていない場合、Schedule+ 1.0 の CAL ファイルをインポートするためのオプションは表示されません。

Schedule+ 7.x の SCD ファイルまたは Schedule+ 1.0 の CAL ファイルをインポートするには
  1. Outlook で [ファイル] メニューの [インポートとエクスポート] を選択し、[ほかのアプリケーションまたはファイルからのインポート] をクリックします。

  2. [インポートするファイルの種類を選択してください] ボックスから [Schedule+ 7.0] または [Schedule+ 1.0] を選択します。

  3. [インポートするファイル] ボックスから SCD または CAL ファイルの名前を入力するか、[参照] をクリックしてファイルを検索します。

    このダイアログ ボックスには、データ ファイルのエントリが Outlook の [予定表]、[連絡先]、または [仕事] の各フォルダに既に入力済みのエントリと重複する場合にどう処理するかを指定するためのオプションも含まれています。

  4. Outlook フォルダのエントリを Schedule+ のエントリで置き換えるには、[重複した場合、インポートするアイテムと置き換える] を選択します。

    –  または  –

    重複するエントリをインポートするには、[重複してもインポートする] を選択します。

    –  または  –

    重複するエントリをインポートしない場合は、[重複するアイテムはインポートしない] を選択します。

  5. 必要に応じて、スケジュール ファイルのパスワードを入力します。

  6. [以下の操作を実行します] ボックスで、インポートするアイテムと宛先フォルダを選択します。

    アイテムの種類に応じて宛先フォルダを変更するには、[フォルダの変更] をクリックします。Schedule+ のフィールドを Outlook にインポートする方法を変更するには、[フィールドの一致] をクリックします。

既定では、Schedule+ の情報は次の Outlook フォルダにインポートされます。

  • 予定とイベントは [予定表] フォルダにインポートされます。
  • 連絡先データは [連絡先] フォルダにインポートされます。
  • 仕事データは [仕事] フォルダにインポートされます。

インポート プロセス中に Schedule+ のデータが修正されたり削除されたりすることはありません。Outlook のインストール後は、いつでも [ファイル] メニューの [インポートとエクスポート] を使用して、スケジュール ファイルをインポートできます。

   Outlook には、Schedule+ 7.x の Covey Seven Habits ツールは含まれていません。さらに、オブジェクト モデルが大きく異なっているので、Outlook では Schedule+ 7.x のオートメーション (旧称 OLE オートメーション) のインターフェイスを認識できません。

関連情報

Outlook 2002 は、Office XP の他の部分とは別にインストールできます。段階的に Outlook を導入する方法については、「Office の前または後にインストールする」を参照してください。