VBScript を使用した簡単なページの例

簡単なページの例

Microsoft® Internet Explorer (以下 Internet Explorer) を使用すると、次の HTML のコードで記述されたページを表示できます。ページ上のボタンをクリックすると、Microsoft Visual Basic® Scripting Edition (以下 VBScript) の動作を体験できます。

<HTML>
<HEAD><TITLE>A Simple First Page</TITLE>
<SCRIPT LANGUAGE="VBScript">
<!--
Sub Button1_OnClick
   MsgBox "おや ? 不思議 !"
End Sub
-->
</SCRIPT>
</HEAD>
<BODY>
<H3>A Simple First Page</H3><HR>
<FORM><INPUT NAME="Button1" TYPE="BUTTON" VALUE="ここをクリックしてください。"></FORM>
</BODY>
</HTML>

Internet Explorer でこのページを読み込んだとき、Internet Explorer は <SCRIPT> タグを見つけると、VBScript のコードを保存します。ボタンをクリックした場合、Internet Explorer は、ボタンと保存した VBScript のコードを関連付けて、プロシージャを実行します。

<SCRIPT> タグ内の Sub プロシージャは、"イベント プロシージャ" です。プロシージャ名には、ボタン名 Button1 (<INPUT> タグ内の NAME 属性からの値) とイベント名 OnClick の 2 つの要素があることに注意してください。この 2 つの要素は、アンダースコア (_) で 1 つに結び付けられています。ボタンをクリックするたびに Internet Explorer が正しいイベント プロシージャ Button1_OnClick を検索し、実行します。

Internet Explorer defines the events available for form controls in the Internet Explorer Scripting Object Model documentation, which can be found on the Microsoft®Microsoft® Web site (https://www.microsoft.com).

また、ページ内で、コントロールとプロシージャを組み合わせて使用することも可能です。「VBScript とフォーム」では、ページ内のコントロール間での簡単な相互作用の例を示しています。

コードをイベントと結び付ける別の方法

前の方法が最も簡単で一般的ですが、別の 2 とおりの方法で VBScript のコードをイベントに結び付けることができます。Internet Explorer は、コントロールを定義したタグ内に短いコードを追加できます。たとえば、次に示す <INPUT> タグの例は、ボタンをクリックした場合、上のコードの例と同じ動作をします。

<INPUT NAME="Button1" TYPE="BUTTON"
   VALUE="ここをクリックしてください。" OnClick='MsgBox "おや ? 不思議 !"'>

この例では、関数がシングル クォーテーション (') で囲まれた関数自身を呼び出し、さらにダブル クォーテーション (") で囲まれた MsgBox 関数の文字列を呼び出すことに注意してください。また、コロン (:) でステートメントを区切れば、複数のステートメントを記述できます。

指定したコントロールに特定のイベントのみを適用するために <SCRIPT> タグを記述することもできます。

<SCRIPT LANGUAGE="VBScript" EVENT="OnClick" FOR="Button1">
<!--
   MsgBox "おや ? 不思議 !"
-->
</SCRIPT>

このとき、<SCRIPT> タグには既にイベントとタグが指定されているので、Sub ステートメントと End Sub ステートメントは使用できません。