特殊文字
検索処理でメタキャラクタに一致させるとき、特殊な処理が必要になるメタキャラクタが多数あります。まず、これらの特殊文字を "エスケープ" する (特殊文字の前に円記号 (\) を付ける) 必要があります。次の表は、これらの特殊文字とその意味を示しています。
特殊文字 | 解説 |
---|---|
$ | 入力文字列の末尾に一致します。RegExp オブジェクトの Multiline プロパティが設定されている場合、'$' は '\n' または '\r' の直前の位置にも一致します。"$" 文字自身に一致させるには、'\$' を使用します。 |
( ) | サブ式の開始と終了を表します。サブ式は、後で使用できるように記憶することができます。かっこに一致させるには、'\(' および '\)' を使用します。 |
* | 直前のサブ式の 0 回以上の繰り返しに一致します。"*" 文字に一致させるには、'\*' を使用します。 |
+ | 直前のサブ式の 1 回以上の繰り返しに一致します。"+" 文字に一致させるには、'\+' を使用します。 |
. | 改行文字 "\n" 以外の任意の 1 文字に一致します。"." 文字に一致させるには、"\." を使用します。 |
[ | 角かっこ式の開始を表します。"[" に一致させるには、'\[' を使用します。 |
? | 直前のサブ式の 0 回または 1 回の繰り返しに一致するか、または修飾子が最小一致であることを示します。"?" 文字に一致させるには、'\?' を使用します。 |
\ | 次に続く文字が、特殊文字、リテラル、後方参照、8 進エスケープのいずれかであることを示します。たとえば、'n' は 1 文字 "n" に一致し、'\n' は改行文字に一致します。また、'\\' は "\" に一致し、'\(' は "(" に一致します。 |
^ | 入力文字列の先頭に一致します。ただし、角かっこ表現の中で使用された場合は、文字セットの否定を示します。"^" 文字に一致させるには、'\^' を使用します。 |
{ | 修飾子の式の開始を示します。"{" に一致させるには、'\{' を使用します。 |
| | 2 つの項目から選択します。"|" に一致させるには、'\|' を使用します。 |