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Slide オブジェクト

Slide オブジェクト

         

複数のオブジェクト
Slide
複数のオブジェクト

スライドを表します。Slides コレクションには、プレゼンテーションのすべての Slide オブジェクトが含まれます。

メモ   単一のスライドへの参照を取得しようとした場合に、SlideRange オブジェクトを設定する必要はありません。単一のスライドは、どのようにスライドの参照を取得するかにより、Slide オブジェクトまたは 1 つのスライドだけを含む SlideRange コレクションとして表すことができます。たとえば、Add メソッドを使用して、スライドへの参照を作成し、取得すると、スライドは Slide オブジェクトで表されます。また、Duplicate メソッドを使用してスライドへの参照を作成し、取得すると、スライドは単一のスライドを含む SlideRange コレクションで表されます。Slide オブジェクトに適用されるすべてのプロパティとメソッドは、単一のスライドを含む SlideRange コレクションにも適用されるため、スライドが Slide オブジェクトまたは SlideRange コレクションのどちらで表されるかに関係なく、取得されたスライドを同じように処理できます。

使い方

次の方法について説明します。

  • 名前、インデックス番号、またはスライド ID 番号で指定したスライドを取得する
  • 選択部分のスライドを取得する
  • プレゼンテーション ウィンドウまたはスライド ショー ウィンドウに現在表示されていないスライドを取得する
  • 新しいスライドを作成する

名前、インデックス番号、またはスライド ID 番号で指定したスライドを取得する

単一の Slide オブジェクトを取得するには、Slides(index) プロパティまたは Slides.FindBySlideID(index) プロパティを使用します。Slides(index) プロパティを使用する場合、引数 index には、スライド名またはインデックス番号を指定し、Slides.FindBySlideID(index) プロパティを使用する場合、引数 index には、スライド ID 番号を指定します。次の使用例は、作業中のプレゼンテーションのスライド 1 にレイアウトを設定します。

  ActivePresentation.Slides(1).Layout = ppLayoutTitle

次の使用例は、ID 番号 265 のスライドにレイアウトを設定します。

  ActivePresentation.Slides.FindBySlideID(265).Layout = ppLayoutTitle

選択部分のスライドを取得する

単一の Slide オブジェクトを取得するには、Selection.SlideRange(index) プロパティを使用します。引数 index には、選択部分のスライド名またはインデックス番号を指定します。次の使用例は、現在アクティブなウィンドウ内で選択しているスライドの 1 つ目のスライドにタイトル レイアウトを設定します。

  ActiveWindow.Selection.SlideRange(1).Layout = ppLayoutTitle

選択したスライドが 1 つしかない場合は、Selection.SlideRange を使用してそのスライドを含む SlideRange コレクションを取得できます。次の使用例は、現在アクティブなウィンドウの現在選択している 1 つのスライドのレイアウトを設定します。

  ActiveWindow.Selection.SlideRange.Layout = ppLayoutTitle

プレゼンテーション ウィンドウまたはスライド ショー ウィンドウに現在表示されているスライドを取得する

ウィンドウまたはスライド ショー ウィンドウ表示モードで現在表示されているスライドを取得するには、Slide プロパティを使用します。次の使用例は、プレゼンテーション ウィンドウ 2 に現在表示されているスライドをクリップボードにコピーします。

  Windows(2).View.Slide.Copy

新しいスライドを作成する

新しいスライドを作成し、それをプレゼンテーションに追加するには、Add メソッドを使用します。次の使用例は、タイトル スライドを作業中のプレゼンテーションの先頭に追加します。

  ActivePresentation.Slides.Add 1, ppLayoutTitleOnly