Style オブジェクト

Microsoft Word Visual Basic リファレンス

Style オブジェクト

複数のオブジェクト
Style
複数のオブジェクト

1 つの組み込みスタイルまたはユーザー定義スタイルを表します。Style オブジェクトには、Style オブジェクトのプロパティとしてスタイル属性 (フォント、フォント スタイル、段落間隔など) が含まれます。Style オブジェクトは Styles コレクションのメンバーです。Styles コレクションには、指定された文書のすべてのスタイルが含まれます。

使い方

Styles(index) を使用して 1 つの Style オブジェクトを取得します。index には、スタイル名、WdBuiltinStyle クラスの定数、またはインデックス番号を指定します。スタイル名は全角、半角やスペースが正確に一致している必要があります。大文字と小文字は区別されません。次の使用例は、作業中の文書の "Color" という名前のユーザー定義スタイルのフォント名を変更します。

ActiveDocument.Styles("Color").Font.Name = "Arial"
		

次の使用例は、組み込みの [見出し 1] スタイルを太字にしないように設定します。

ActiveDocument.Styles(wdStyleHeading1).Font.Bold = False
		

スタイルのインデックス番号は、コード順に並べられたスタイル名の一覧でのスタイルの位置を表します。Styles(1) はこの一覧の最初のスタイルです。次の使用例は、Styles コレクションの最初のスタイルの基本スタイルとスタイル名を表示します。

MsgBox "基本スタイル = " _
    & ActiveDocument.Styles(1).BaseStyle & vbCr _
    & "スタイル名 = " & ActiveDocument.Styles(1).NameLocal
		

指定範囲、段落、または複数の段落にスタイルを適用するには、Style プロパティにユーザー定義スタイルまたは組み込みスタイルのスタイル名を設定します。次の使用例は、作業中の最初の 4 つの段落に [標準] スタイルを適用します。

Set myRange = ActiveDocument.Range( _
    Start:=ActiveDocument.Paragraphs(1).Range.Start, _
    End:=ActiveDocument.Paragraphs(4).Range.End)
myRange.Style = wdStyleNormal
		

次の使用例は、選択範囲の最初の段落に [見出し 1] スタイルを適用します。

Selection.Paragraphs(1).Style = wdStyleHeading1
		

次の使用例は、"Bolded" という名前の文字スタイルを作成し、選択範囲に適用します。

Set myStyle = ActiveDocument.Styles.Add(Name:="Bolded", _
    Type:=wdStyleTypeCharacter)
myStyle.Font.Bold = True
Selection.Range.Style = "Bolded"
		

解説

OrganizerCopy メソッドを使用して、文書とテンプレート間でスタイルをコピーします。UpdateStyles メソッドを使用して、添付されたテンプレートのスタイル定義と一致するように、作業中の文書のスタイルを更新します。OpenAsDocument メソッドを使用して、テンプレート スタイルを変更できるように、テンプレートを文書として開きます。