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コレクションからオブジェクトを取得する

Microsoft Excel Visual Basic のリファレンス

コレクションからオブジェクトを取得する

たとえば、コレクションからオブジェクトを返す Item プロパティを使います。次の使用例は、Workbook オブジェクトのブック 1 を表す変数 firstBook を設定します。

Set FirstBook = Workbooks.Item(1)
		

Item プロパティおよび、Item メソッドは、多くのコレクションの既定のプロパティとメソッドとなっているため、既定の Item というキーワードを省略し、ステートメントをより簡潔に記述することができます。

Set FirstBook = Workbooks(1)
		

特定のコレクションの詳細については、そのコレクションのオンライン ヘルプまたは Item プロパティおよび、Item メソッドを参照してください。

名前付きオブジェクト

ほとんどの Item プロパティでは整数値を指定できますが、オブジェクト名で指定する方が便利な場合があります。このような場合は、プロパティを使用する前にオブジェクトに名前を付ける必要があります。通常、名前を付けるときはオブジェクトの Name プロパティを設定します。次の使用例は、作業中のブックに名前付きのワークシートを作成して、そのワークシートを名前で参照します。

ActiveWorkbook.Worksheets.Add.Name = "新しいシート"
With Worksheets("新しいシート")
    .Range("A5:A10").Formula = "=RAND()"
End With
		

定義済みのインデックス値

いくつかのコレクションには定義済みのインデックス値が含まれていて、この値を使用してオブジェクトを取得できます。定義済みインデックス値は、それぞれ定数で表すことができます。たとえば、Borders コレクションに対して XlBordersIndex クラスの定数を指定した Item プロパティを使用して、単一の境界線を取得できます。

次の使用例は、シート 1 のセル範囲 A1:G1 までの下の境界線を二重線に設定します。

Worksheets("Sheet1").Range("A1:A1"). _
    Borders.Item(xlEdgeBottom).LineStyle = xlDouble