GRAVITY 関数

Microsoft Office Visio 2003 SDK ドキュメント

GRAVITY 関数

指定された図形を回転するときに、テキストの上下が逆にならないようにテキスト ブロックの正確な回転角度を計算しします。

GRAVITY(angle,limit1,limit2)

angle 図形の角度を指定します。

limit1 オプションです。既定の制限角度は 90°です。

limit2 オプションです。既定の制限角度は 270°です。

備考

通常、GRAVITY 関数は [TxtAngle] セルで使用します。

anglelimit1limit2 に指定した角度の範囲内にある場合、戻り値は 180°になります。それ以外の範囲にある場合、戻り値は 0°になります。

すべての引数は、関数によって自動的に 0 ~ 360°の範囲に正規化されます。引数に単位を指定しないと、ラジアンが使用されます。

例 1

GRAVITY(Angle)

角度が 90 ~ 270°の範囲であれば 180°を返し、そうでない場合は 0°を返します。

例 2

GRAVITY(2)

2 ラジアンは 90 ~ 270°の範囲に含まれるため、180°を返します。

例 3

GRAVITY(100 deg, 110 deg, 290 deg)

0°を返します。

例 4

GRAVITY(100 deg, 290 deg, 110 deg)

0°を返します。