IAMVideoControl インターフェイス

IAMVideoControl インターフェイスによって、水平方向および垂直方向へのピクチャのフリッピング、外部トリガ (ユーザーが押すカメラのボタンなど) のキャプチャを可能にするためのストリームの設定、ソフトウェアでの外部トリガのシミュレーション、利用可能なフレーム レートのリストの取得を行うことができる。

フィルタによるビデオ イメージの制御またはフレーム レートの一覧の取得が必要な場合に、このインターフェイスを実装する。

また、フリッピングおよび外部トリガのキャプチャが可能なハードウェア上でアプリケーションを実行する場合にこのインターフェイスを使う。

IAMVideoControl インターフェイスは、IUnknown から継承されるメソッドに加え、以下のメソッドを公開する。

メソッド 説明
GetCaps 使用するハードウェアの能力を取得する。
SetMode 操作のビデオ制御モードを設定する。
GetMode 操作のビデオ制御モードを取得する。
GetCurrentActualFrameRate デバイスがストリーミングしている実際のフレーム レートを取得する。このメソッドは、USB (Universal Serial Bus)、IEEE 1394 シリアル通信規格対応カメラなど、利用可能な帯域幅によって最大フレーム レートが制限されるデバイスと共に使う。このメソッドは、ビデオ ストリーミング中でのみ使用できる。
GetMaxAvailableFrameRate USB、IEEE 1394 対応カメラ デバイスなど、利用可能な帯域幅によって最大フレーム レートが制限される接続のバス帯域幅の使用率に基づいて、現在利用可能な最大フレーム レートを取得する。
GetFrameRateList 利用可能なフレーム レートのリストを取得する。

注意

Windows Driver Model (WDM) デバイスでは、WDM ドライバが PROPSETID_VIDCAP_VIDEOCONTROL プロパティをサポートするのであれば、WDM ビデオ キャプチャ フィルタ が自動的にこのインターフェイスを公開する。詳細は、Windows DDK のドキュメントを参照すること。