SETF 関数

Microsoft Office Visio 2003 SDK ドキュメント

SETF 関数

セルの数式を設定します。

SETF( GETREF(cell), formula)

SETF(GETREF(cell ), "formula")

SETF(GETREF(cell ), """formula""")

SETF("cell ",formula)

SETF("cell ","formula")

SETF("cell ","""formula""")

備考

関数が実行されたときに、formula の結果が cell の新しい数式になります。formula を引用符で囲むと、cell に書き込まれる式にも引用符が付きます。cell に文字列を設定するには、formula の前後を 3 つの引用符で囲みます。

循環処理を避けるために、ターゲット セルは、GETREF() による参照を使用して指定するか、または文字列として指定する必要があります。Microsoft Office Visio では、図形を別の図面に移動したときに参照が調整されるので、GETREF を使用することをお勧めします。

GETREF を使用せずに cell を指定したり、文字列として指定しなかった場合は、関数はエラーを返します。またセルの数式は変更されません。formula に構文エラーがある場合も、関数はエラーを返し、cell の数式は変更されません。

例 1

SETF( GETREF(Scratch.A1), 1.5 in * 6 + 1 ft)

Scratch.A1 の数式を 21 インチに設定します。

例 2

SETF( GETREF(Scratch.A1), "1.5 in * 6 + 1 ft")

Scratch.A1 の数式を、式 1.5 in*6+1 ft に設定します。

例 3

SETF( GETREF(Scratch.A1), """Say """"ahh""""""")

Scratch.A1 の数式を、文字列 "Say ""ahh""" に設定します。これは "Say "ahh"" と表示されます。