RUNADDON 関数

Microsoft Office Visio 2003 SDK ドキュメント

RUNADDON 関数

Microsoft Visual Basic for Applications (VBA) プロジェクトのアドオンまたはマクロを実行します。

RUNADDON("string")

string VBA プロジェクト内の Addons コレクションまたはマクロ内のアドオンの名前です。

備考

RUNADDON 関数呼び出しを含む図面のプロジェクト (または参照されていれば他のプロジェクト) に string という名のマクロ (または、引数を持たないプロシージャ) がなければ、Microsoft Office Visio は、string という名のアドオンを実行します。 string という名前のアドオンが見つからない場合、何も実行されず、エラーは報告されません。TraceFlags プロパティを使用すると、Visio が実行しようとするプロシージャとアドオンを監視することができます。

標準モジュール内でプロシージャを呼び出す場合、複数のモジュールが同じ名前のプロシージャを持つことができるため、文字列 (string) の前にプロシージャを含むモジュール名を付けることを推奨します (たとえば、moduleName.procName)。

RUNADDON 関数呼び出しを含む図面のプロジェクト以外のプロジェクト内でプロシージャを呼び出すには、構文 projName.modName.procName を使用します。その際、自分の VBA プロジェクト内で明示的に projName への参照を設定しておく必要があります。

メモ Visio 2002 以降、RUNADDON 関数は任意の VBA コードを含む文字列を実行できなくなりました。従来 RUNADDON 関数に渡されていたコードは、RUNADDON 関数から呼び出される図面の VBA プロジェクト内のプロシージャへ移動することができます。

Visio のコードの実行に関する詳細については、この『シェイプシート リファレンス』の「Visio 2003 でのセキュリティ設定およびコードの実行について」を参照してください。

以前のバージョンの Visio では、この関数は _RUNADDON に相当します。Visio 4.0 以降のバージョンでは、どちらのスタイルも使用できます。

例 1

RUNADDON("Calendar.exe")

Calendar.exe というアドオンを起動します。

例 2

RUNADDON("Array Shapes")

Array Shapes という名の (VSL 実装) アドオンを起動します。

例 3

RUNADDON("ThisDocument.ReportStatistics")

この関数呼び出しを含む図面プロジェクト内の ThisDocument モジュール内で ReportStatistics マクロを呼び出します。

メモ ThisDocument モジュール内でマクロを起動するには文字列の前に「ThisDocument」を付ける必要があります。

例 4

RUNADDON("ModuleName.ReportStatistics")

この関数呼び出しを含む図面プロジェクト内の ModuleName 内で ReportStatistics マクロを呼び出します。