Microsoft Office アプリケーションを他の Office アプリケーションから制御する方法
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Microsoft Office アプリケーションを他の Office アプリケーションから制御する方法
他の Microsoft Office アプリケーションにあるオブジェクトを使用するには、次の操作を行ってください。
[ツール] メニューの [参照設定] ダイアログ ボックスで、他のアプリケーションのタイプ ライブラリへの参照を設定します。設定が終了すると、オブジェクト ブラウザにオブジェクト、プロパティ、メソッドが表示されるようになり、コンパイル時に構文がチェックされます。状況依存のヘルプも参照してください。
他のアプリケーションに含まれるオブジェクトを参照するためのオブジェクト変数を、特定の型として宣言します。各型には、そのオブジェクトを含むアプリケーションの名前を必ず指定します。たとえば、次のステートメントでは、Word ドキュメントと Microsoft Excel ブックを参照する変数を宣言しています。
Dim appWD As Word.Application, wbXL As Excel.Workbook
メモ コードを事前バインディングにする場合は、必ず上記の手順に従ってください。
- 次の例のように、他のアプリケーションの対象オブジェクトの OLE プログラム ID と共に、CreateObject 関数を使用します。アプリケーションを表示する場合は、Visible プロパティを True に設定します。
Dim appWD As Word.Application
Set appWD = CreateObject("Word.Application")
appWd.Visible = True
- 変数で参照されているオブジェクトにプロパティおよびメソッドを適用します。たとえば、次の例は、新しい Word ドキュメントを作成します。
Dim appWD As Word.Application
Set appWD = CreateObject("Word.Application.8")
appWD.Documents.Add
- 他のアプリケーションでの操作が終了したら、次の例のように Quit メソッドでアプリケーションを終了します。
appWd.Quit