Ad Rotator コンポーネント

Ad Rotator コンポーネントは、Ad Rotator オブジェクトを作成します。このオブジェクトは、Web ページ上の広告イメージを自動的に交換します。ユーザーが Web ページを開いたり、Web ページを読み込み直すたびに、Ad Rotator コンポーネントは、ロテータ スケジュール ファイルに指定された情報に基づき、新しい広告を表示します。

各広告をクリックしたユーザー数を記録できます。それには、ロテータ スケジュール ファイルの URL パラメータを設定して、ユーザーをリダイレクト ファイルに送ります。このパラメータを指定すると、広告主の URL へのジャンプはすべて Web サーバーの利用状況のログに記録されます。

ファイル名
adrot.dll Ad Rotator コンポーネントです。
ロテータ スケジュール ファイル 広告の表示スケジュールとファイル情報が設定されたテキスト ファイルです。このファイルは、Web サーバーの仮想パスで利用できるようにする必要があります。
リダイレクト ファイル リダイレクトを実装する省略可能なファイルです。このファイルによって、Ad Rotator コンポーネントは、各広告をクリックしたユーザー数を記録できるようになります。
構文

Set AdRotator = Server.CreateObject( "MSWC.AdRotator" )

パラメータ
  • AdRotator
    Server.CreateObject を呼び出して作成する AdRotator オブジェクトの名前を指定します。
プロパティ
Border 広告を囲む枠のサイズを指定します。
Clickable 広告がハイパーリンクかどうかを指定します。
TargetFrame 広告を表示するフレームの名前を指定します。
メソッド
GetAdvertisement データ ファイルから次に予定されている広告の指定を取得し、HTML 形式で返します。

次の例は、ユーザーが Web ページを表示するたびに、異なる広告を表示します。

  <%  Set ad = Server.CreateObject("MSWC.AdRotator") %>

<%= ad.GetAdvertisement("/ads/adrot.txt") %>
 

次の HTML は、GetAdvertisement メソッドにより生成され、ページ出力に追加されて、ロテータ スケジュール ファイルの次の広告を表示します。

  <A HREF="https://www.msn.com/isapi/adredir.asp?URL=https://www.company.com/">

<IMG SRC="http://msnnt3web/ads/homepage/chlogolg.gif"
ALT="Check out the new Technology Center"
WIDTH=440 HEIGHT=60 BORDER=1></A>