Content Rotator コンポーネント

Content Rotator コンポーネントは ContentRotator オブジェクトを作成します。このオブジェクトは、Web ページ上の HTML コンテンツ文字列を自動的に交換します。ユーザーが Web ページを要求するたびに、ContentRotator オブジェクトはコンテンツ スケジュール ファイルに指定された情報に基づいて、新しい HTML コンテンツ文字列を表示します。

コンテンツ文字列には HTML タグを使用できるため、テキスト、イメージ、ハイパーリンクなど、HTML で表現できるコンテンツはすべて表示できます。たとえば、Content Rotator コンポーネントを使用して、引用やハイパーリンクを日替わりで表示したり、Web ページが開かれるたびに本文と背景の色を変更したりできます。

Content Rotator コンポーネントは、次のファイルを使用します。

ファイル名 説明
controt.dll Content Rotator コンポーネントです。
コンテンツ スケジュール ファイル Web コンテンツの表示スケジュールとファイル情報が入ったテキスト ファイルです。このファイルは、Web サーバーの仮想パス上に置く必要があります。
構文

Set oVar = Server.CreateObject( "MSWC.ContentRotator" )

 

パラメータ
  • oVar
    Server.CreateObject を呼び出して作成する ContentRotator オブジェクトの名前を指定します。
メソッド
ChooseContent コンテンツ文字列を取得し、表示します。
GetAllContent コンテンツ スケジュール ファイルのすべてのコンテンツ文字列を取得し、表示します。
解説

ContentRotator オブジェクトは、乱数ジェネレータを使用して、重み付けされたコンテンツ文字列の中から表示する文字列を選択するため、同じ文字列が繰り返し表示される場合があります。特に繰り返しが発生しやすいのは、コンテンツ スケジュール ファイル内のエントリが少ない場合、またはほかのエントリに比べ、特定のエントリの重み付けが著しく大きい場合です。

次の例は、ユーザーが Web ページを表示するたびに、異なるワンポイント メッセージを表示します。

  <% Set Tip = Server.CreateObject("MSWC.ContentRotator") %>
<% = Tip.ChooseContent("/Tips/Content.txt") %>