アウトラインおよび塗りつぶしステート

アウトラインおよび塗りつぶしステート

テクスチャが適用されていないプリミティブは、マテリアルによって指定される色、または頂点に指定された色があれば、そのいずれかでレンダリングされる。プリミティブを塗りつぶす方法は、D3DFILLMODE 列挙型で定義される値を D3DRS_FILLMODE レンダリング ステートに指定して選択できる。

アプリケーションでディザリングを有効にするには、第 1 引数として D3DRS_DITHERENABLE 列挙値を IDirect3DDevice9::SetRenderState に渡す必要がある。ディザリングを有効にするには第 2 引数を TRUE に設定し、無効にするには FALSE に設定する。

線の最後のピクセルを描画すると周囲のプリミティブと重なり、見た目が悪くなることがある。これは、D3DRS_LASTPIXEL 列挙値を使って制御できる。ただし、この設定を変更するときは注意が必要である。場合によっては、最後のピクセルを描画しないようにするとプリミティブ間に隙間が生じ、見苦しくなることがある。

オブジェクトのアウトラインを描画するには、適切な線の描画パターンを設定する。デフォルトの線描画ステートでは、実線が描かれる。詳細については、「Direct3D Extentions (D3DX) ライン描画」レンダリング ステートを参照すること。