Pick サンプル

Pick サンプル

説明

Pick サンプルでは、ピッキングを実装する方法を示す。ピッキングとは、メッシュ内のどの三角形がレイに当たるかを見つけることである。ここでは、レイはマウス座標で指定する。

パス

ソース ファイル : (SDK ルート)\Samples\C++\Direct3D\Pick

実行可能ファイル : (SDK ルート)\Samples\C++\Direct3D\Bin

ユーザーズ ガイド

次の表は、実装されているキーを示している。メニュー コマンドを使って同じ操作を行うことができる。

キー 動作
Enter シーンを開始および停止する。
Space キー シーンを少しずつ進める。
F2 新しいレンダリング デバイスまたはディスプレイ モードを選択するようユーザーに指示する。
Alt+Enter フルスクリーン モードとウィンドウ モードを切り替える。
Esc アプリケーションを終了する。

マウスを使ってメッシュ内の任意のスポットをピックすると、その三角形が表示される。

プログラミング上の注意

マウスをクリックすると、カーソルのスクリーン座標が読み取られる。これらの座標は、射影行列およびビュー行列によって変換されて、視点からスクリーン上のクリックした位置を通ってシーンに達するレイに変わる。このレイは、ロードされたモデルの各三角形と共に IntersectTriangle に渡され、どの三角形がレイに当たるかが決定される。当たる三角形のテクスチャ座標も決定される。

このサンプルでは、ヘルパー関数などのプログラミング要素から構成される共通の Microsoft® DirectX® コードを使っている。このコードは DirectX ソフトウェア開発キット (SDK) の他のサンプルと共有されている。サンプル フレームワークのヘッダーは (SDK ルート)\Samples\C++\Common\Include、ソース コードは (SDK ルート)\Samples\C++\Common\Src にある。