複合パスの作成
複合パスは 2 つ以上のサブパスで構成されるパスです。各サブパスにはそれぞれ始点と終点があります。たとえば、ベーグルやドーナツ形のシェイプ (専門用語ではトーラス) を描画する場合、2 つの円を入れ子の形で描画し、両者を結合して複合パスを作成します。得られたシェイプを塗りつぶすと、2 つの円の間の領域は不透明になり、中央の領域は透明になります。
多くの場合、複合パスは、[前面マイナス背面] や [除算] などのパス演算を実行した結果として得られます。同様に、テキストをパスに変換した場合も、内側に穴 (文字 "e" の内側にある穴など) がある文字の複合パスが得られます。複合パス内のサブパスは重なり合うとは限りません。たとえば、重なり合わない 4 つの正方形で構成される複合パスを作成できます。
複合パスを作成するには
2 つ以上のパスまたはオブジェクトを選択します。
[オブジェクト] メニューの [複合パス] をポイントし、[作成] をクリックします (または Ctrl キーを押しながら 8 キーを押します)。
次の図では、3 つのオブジェクト (四角形 2 つと星形 1 つ) を選択し (1)、これらを結合して、単一の複合パスを作成しています (2)。
複合パスは常に、最背面のオブジェクト (この例では青色の四角形) の属性を継承します
もう一つの複合パスの作成例
複合パスを元のパスに変換するには
複合パスを選択します。
[オブジェクト] メニューで [複合パス] をポイントし、[解除] をクリックします (または、Ctrl キー、Shift キー、8 キーを同時に押します)。
関連項目
タスク
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