オブジェクトの種類
Microsoft Expression Design でファイルを作成するときには、さまざまな種類のオブジェクトを描画および編集する作業が中心になります。単純なオブジェクトには、パス、楕円、テキスト、ビットマップ イメージがあります。また、単純なオブジェクトから作成する、構造化されたオブジェクトもあります。クローン、パス内またはパス上のテキスト、クリッピング グループ、およびワープ グループです。
パス オブジェクト パスは、Expression Design の基本的な構成要素です。さまざまなストロークおよび塗りつぶしを適用でき、それらを使用して新しいブラシ ストロークを作成できます。パスを作成するには、[ペイントブラシ] ツール、[ペン] ツール、[楕円] ツール、[線] ツールなどのさまざまなツールを使用します。
詳細については、次のトピックを参照してください。
四角形オブジェクト Expression Design では、[四角形] ツールで四角形または正方形を描画するときに、角の丸みを設定できます。
詳細については、「四角形ツールの使用」を参照してください。
多角形オブジェクト [多角形] ツールでは、標準的な形状の多角形 (三角形、六角形など) や星形を作成できます。これらのオブジェクトに対しては、[プロパティ] パネルで、[回転角度] などの特別な設定を指定できます。
詳細については、「多角形ツールの使用」を参照してください。
テキスト テキスト オブジェクトには、1 つまたは複数のテキスト文字が含まれています。各文字には、それぞれ別個のストロークや塗りつぶしの属性を設定できますが、変換 (拡大縮小や回転など) を適用すると、テキスト ブロック全体に反映されます。テキストからパス オブジェクトに変換したり、パスに沿って配置したりできます。また、パス内に配置することもできます (この場合、パスは、テキスト列を囲むフレームになります)。
詳細については、「テキストからパスへの変換」、「パス上にテキストを表示する」および「パスにテキストを追加する」を参照してください。
クローン クローンは、すべてのパス オブジェクトから作成できます。元のパス (マスター) のシェイプを変更すると、クローンも変更されます。ただし、各クローンには、変換や [プロパティ] パネルの属性をそれぞれ別個に適用できます。クローンを使用すると、同じシェイプの複数のインスタンスを作成して、別の場所に配置できます。
ビットマップ イメージ ビットマップ イメージは、ピクセルで構成された四角形のグリッドです (ただし、透明度を適用して、四角形ではない外観にすることもできます)。Expression Design では、ビットマップはレイヤー上の個々のオブジェクトとして扱われます。Expression Design では、TIFF や JPEG ファイルなどのイメージをインポートできます。また、これらのファイルを最初から描画することもできます。イメージのオート トレースを実行して、イメージをパス オブジェクトに変換することもできます。詳細については、「ビットマップ イメージからパスへの変換」を参照してください。
クリッピング マスク クリッピング マスク グループとは、オブジェクトを "クリッピング マスク"** を使用してグループ化したものです。クリッピング マスクとは、他のグラフィック オブジェクトを切り抜くために使用するパスのことで、そのパスの境界内のオブジェクトだけが表示されるようになります。クリッピング マスク グループの詳細については、「クリッピング マスクの作成」を参照してください。
ワープ グループ 1 つまたは複数のグラフィック オブジェクト (パス、テキスト、楕円、クローン) をグループ化してワープ グループを作成し、非線形のワープ (変形) を実行できます。ワープ グループ内の各オブジェクトはその後も編集可能です。ワープ グループの詳細については、「オブジェクトのワープ」を参照してください。
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